Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


5.2.5 システム全体をリストアする(ほかのマシンに再構築する場合)

ハードディスクが破損した場合など,同じマシン上でのリストアができないときは,バックアップしたデータを次の手順で新しいマシンにリストアしてください。

  1. 再構築用のマシンにナビゲーション プラットフォームをインストールします。

    バックアップ時のインストールディレクトリと同じディレクトリにインストールする必要があります。バックアップ時のインストールディレクトリは,バックアップデータのinstallpath.txtファイルを参照して確認してください。

  2. npdatabackupコマンド(環境退避)でバックアップしたデータを,属性を保持した状態で再構築用のマシンの任意の場所にコピーします。

  3. 手順2.でコピーしたデータに含まれるユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)を次に示すディレクトリにコピーします。

    コピー元ファイル

    バックアップデータの格納ディレクトリ\HNP\conf\ucnp_setup_user.properties

    コピー先ディレクトリ

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\conf

  4. バックアップ後にActive Directoryの認証者パスワードを変更している場合は,ユーザセットアッププロパティファイルを編集してucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.credentialsプロパティに変更後のパスワードを設定します。

  5. npsetupコマンド(セットアップ)を実行して,ナビゲーション プラットフォームをセットアップします。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npsetup

  6. バックアップ時の環境のデータベース容量が拡張されていた場合は,npextendrdareaコマンド(データベースの拡張)を実行して,データベース容量を拡張します。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npextendrdarea

  7. npstopコマンド(停止)を実行して,システムを停止します。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npstop

  8. npdatarestoreコマンド(環境復元)でナビゲーション プラットフォームのデータをリストアします。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npdatarestore

  9. 6.6 開発環境で作成したファイルの適用」の手順を応用して,バックアップしたユーザプラグインを復元します。

    6.6 開発環境で作成したファイルの適用」の手順を参照するときは,「開発環境で作成したファイル」を「バックアップしたデータ」に読み替えてください。また,必要に応じてユーザプラグインが前提とする設定ファイル,およびデータベースなどの連携システムについても,同じタイミングで復元してください。

    ポイント

    ユーザプラグインのソースファイルをナビゲーション プラットフォーム以外のシステムで管理している場合は,そのシステムからソースファイルをコピーしてください。

  10. 検索機能を使用できる設定にしている場合は,npupdatesearchdataコマンド(検索用データの更新)を実行して,最新の業務コンテンツの情報を検索用データに反映します。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npupdatesearchdata