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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス


5.4 「システム構成ツリー」の監視ツリーモデル

監視ツリーを自動生成するときに,「システム構成ツリー」テンプレートを選択した場合に生成される監視ツリーのモデルを次に示します。

「システム構成ツリー」テンプレートを選択した場合に生成される監視ツリーのモデル

図5‒5 監視ツリー(システム構成ツリー)のモデル

[図データ]

システム構成ツリーの構成は,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーの構成に依存します。なお,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーから監視ツリー(システム構成ツリー)を生成する際には,JP1イベントを発行しないプロセスや発行するJP1イベントが不明なプロセスの監視オブジェクトは生成されません。

また,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーで定義が完了していない個所があった場合,その個所も生成されません。例えば,JP1/IM - Central Information Master側で仮想ホストだけ定義して,物理ホストとのマッピングをしていなかった場合,監視グループとなる個所(仮想ホスト<仮想ホスト名>)も含めて生成されません。

JP1/IM - Central Information Master連携時に生成するシステム監視オブジェクトを次に示します。

表5‒1 JP1/IM - Central Information Master連携時に生成するシステム監視オブジェクト

JP1/IM - Central Information Master側の定義

JP1/IM - Central Scope側の定義

ノード名

種別

生成するシステム監視オブジェクト

プロセス

Cosminexus※1

web-server

<プロセス名>監視(Cosminexus)

j2ee-server

<プロセス名>監視(Cosminexus)

naming-service

<プロセス名>監視(Cosminexus)

smart-agent

<プロセス名>監視(Cosminexus)

performance-tracer

<プロセス名>監視(Cosminexus)

transaction-context-service

<プロセス名>監視(Cosminexus)

component-transaction-monitor

<プロセス名>監視(Cosminexus)

HiRDB

FES

BES

MGR

<プロセス名>監視(HiRDB)

DS

SDS

<プロセス名>監視(HiRDB)

others

others

物理ホスト※2

<物理ホスト名>監視(System Manager)

(凡例)

−:該当なし,または作成されない

注※1 JP1/IM - Central Information Masterが作成するシステムツリーではOTSを管理しないため,OTS監視用の監視オブジェクトは生成されません(業務指向ツリー,サーバ指向ツリーの場合は生成されます)。

注※2 BladeSymphonyの物理ホストにOSがインストールされていない場合,ホスト名が特定できないため,監視できないことがあります。その場合,OSをインストールし,ホスト名が確定したあとで自動生成を再実行するか,手動でシステム監視オブジェクトを追加する必要があります。