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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス


jcachange

〈このページの構成〉

機能

自動アクション定義ファイルを再読み込みする,または自動アクション機能を休止するコマンドです。

オプションを省略した場合,自動アクション定義ファイルを再読み込みします。自動アクション定義ファイルの内容を変更したあとに,変更したアクション定義を有効にするために,このコマンドで再読み込みをします。

自動アクション定義ファイル中の無効なアクション定義は読み飛ばし,処理を続行します。

自動アクション定義ファイルに無効なアクション定義があった場合,KAVB5104-Wのメッセージが出力されます。変更した自動アクション定義ファイルを再読み込みする場合は,このコマンドを実行する前にjcamakeaコマンドを実行して自動アクション定義ファイルに誤りがないことを確認してください。

KAVB5104-Wのメッセージが出力された場合は,自動アクション定義ファイルの内容を見直してください。

読み込んだ自動アクション定義ファイルに有効なアクション定義がない場合,KAVB4053-Iのメッセージが出力され,自動アクション機能を休止します。

再読み込みした自動アクション定義パラメーターのサイズが最大長を超えていた場合,該当する行番号の自動アクション定義パラメーターは無視されます。自動アクション定義パラメーターのサイズについては,「自動アクション定義ファイル(actdef.conf」(2. 定義ファイル)を参照してください。

形式

jcachange [-n] [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Consoleパス\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1cons/bin/

引数

-n

自動アクション機能を休止します。アクション定義に一致するイベントを受信しても,アクションは実行されません。

自動アクション機能を再開するには,オプションを省略してjcachangeコマンドを実行するか,JP1/IM - Managerを再起動します。

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに対応するアクション定義を再読み込み,または休止します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。

戻り値

0

正常終了

1

引数不正

2

パイプ関連エラー

4

自動アクション機能からの応答がない

5

自動アクション定義ファイルの再読み込み,自動アクション機能の一時停止失敗

-13

引数指定値不正

-102

ファイル入出力エラー

その他の値

システムエラー