4.9.2 [設定ファイル]ページ
[プロファイル表示/編集]画面の[設定ファイル]ページは,IM構成管理サーバ上に保存した設定ファイルや定義ファイルを表示します。また,排他編集権を取得することで,設定ファイルや定義ファイルを編集できます。排他編集権は,[プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域で,JP1製品名(JP1/Base)またはリモート監視のプロファイル(リモート監視)をクリックして,[編集]メニューから[排他編集設定]を選択すると取得できます。
[設定ファイル]ページには,IM構成管理サーバで管理されている設定ファイルや定義ファイルの一覧をツリー表示するツリー表示領域と,ツリーに表示される設定ファイルや定義ファイルの詳細情報を表示するノード情報表示領域があります。
[設定ファイル]ページの表示例を次に示します。
- ツリー表示領域
-
IM構成管理サーバで管理されている設定ファイルや定義ファイルをツリー表示します。ツリー表示領域に表示する項目を次に示します。
表4‒29 ツリー表示領域の項目([設定ファイル]ページ) 表示項目
説明
+
下位にファイルがあるときに表示します。
+を選択すると,設定名の下にツリーを展開します。
-
下位にファイルがあるときに表示します。
-を選択すると,展開したツリーを閉じます。
ホスト名を示すアイコンです。
製品名を示すアイコンです。
または
設定名を示すアイコンです。配下にファイルがあるときは,を表示し,+または-を横に表示します。
配下にファイルがないときは,を表示します。
ファイル名を示すアイコンです。
- ノード情報表示領域
-
[設定ファイル]ページのノード情報表示領域には,ツリー表示領域で選択した設定ファイルや定義ファイルに対応した[設定ファイル]を表示します。
[設定ファイル]に表示する項目を示します。
表示項目 |
説明 |
---|---|
設定内容 |
ツリー表示領域で選択した設定ファイルの情報を表示します。[設定内容]に表示される項目については,「4.9.1 [有効設定情報]ページ」を参照してください。 |
状態 |
ツリー表示領域で選択した設定ファイルの「収集状態」と「収集日時」,または「反映状態」と「反映日時」を表示します。
|
設定内容の保存/反映 |
|
ツリー表示領域で,ログファイルトラップ情報の各項目を選択した場合,[設定ファイル]ページが異なります。エージェントがWindowsのときの[設定ファイル]ページの表示例を次に示します。
[設定ファイル]に表示する項目に次の項目が追加されます。
表示項目 |
説明 |
---|---|
起動オプション |
|
設定内容の保存/反映 |
反映方法に次の項目が追加されます。
|
起動ロケールのプルダウンメニューの選択肢を次に示します。
起動ロケールに表示される名称 |
文字コード |
LANGの値 |
エージェントホストのOS |
デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
SJIS/ja_JP.SJIS |
シフトJISコード |
ja_JP.SJIS |
HP-UX |
○ |
SJIS/japanese |
japanese |
− |
||
EUC/ja_JP.eucJP |
EUCコード |
ja_JP.eucJP |
− |
|
EUC/japanese.euc |
japanese.euc |
− |
||
UTF-8/ja_JP.utf8 |
UTF-8 |
ja_JP.utf8 |
− |
|
C |
英語 |
C |
− |
|
EUC/ja |
EUCコード |
ja |
Solaris |
○ |
EUC/japanese |
japanese |
− |
||
EUC/ja_JP.eucJP |
ja_JP.eucJP |
− |
||
SJIS/ja_JP.PCK |
シフトJISコード |
ja_JP.PCK |
− |
|
UTF-8/ja_JP.UTF-8 |
UTF-8 |
ja_JP.UTF-8 |
− |
|
C |
英語 |
C |
− |
|
SJIS/Ja_JP |
シフトJISコード |
Ja_JP |
AIX |
○ |
SJIS/Ja_JP.IBM-932 |
Ja_JP.IBM-932 |
− |
||
EUC/ja_JP |
EUCコード |
ja_JP |
− |
|
EUC/ja_JP.IBM-eucJP |
ja_JP.IBM-eucJP |
− |
||
UTF-8/JA_JP |
UTF-8 |
JA_JP |
− |
|
UTF-8/JA_JP.UTF-8 |
UTF-8 |
JA_JP.UTF-8 |
− |
|
C |
英語 |
C |
− |
|
UTF8/ja_JP.UTF-8 |
UTF-8コード |
ja_JP.UTF-8 |
Linux |
○ |
UTF8/ja_JP.utf8 |
ja_JP.utf8 |
− |
||
C |
英語 |
C |
− |
|
C |
英語 |
C |
その他 |
○ |
設定ファイルや定義ファイルごとの項目が編集できるのかできないのか,編集した項目が反映される操作について示します。
項番 |
プロファイル名 |
設定ファイル名 |
設定ファイルの項目名 |
編集可否 |
反映操作 |
有効設定情報の項目名 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
イベント転送情報 |
JP1/Base転送設定ファイル |
to-upperまたはto イベントサーバ名 |
○ |
リロード |
転送先(ホスト名) |
2 |
イベントフィルター |
− |
条件文 |
|||
3 |
ログファイルトラップ情報 |
JP1/Baseログファイルトラップ起動定義ファイル |
− |
× |
− |
動作定義ファイル名(フルパス)[-f] |
4 |
追加オプション -t |
○ |
再起動 |
ファイル監視間隔(秒)[-t] |
||
5 |
追加オプション -m |
イベント化データの最大長(バイト)[-m] |
||||
6 |
追加オプション -h |
先頭からの読み込み指定[-h] |
||||
7 |
追加オプション -p |
ログデータ出力元プログラム名[-p] |
||||
8 |
追加オプション -r |
openリトライ指定[-r] |
||||
9 |
追加オプション -s |
登録先イベントサーバ名[-s] |
||||
10 |
− |
× |
− |
監視名[-a] |
||
11 |
追加オプション -u |
○ |
再起動 |
ユースオプション[-u] |
||
12 |
ロケール |
− |
||||
13 |
監視ログファイル名 |
監視対象ログファイル ファイル名(フルパス) |
||||
14 |
JP1/Baseログファイルトラップ動作定義ファイル |
MARKSTR |
○ |
リロード |
MARKSTR定義文字列 |
|
15 |
ACTDEF |
ACTDEF定義文字列 |
||||
16 |
FILETYPE |
○ |
再起動 |
ファイルタイプ |
||
17 |
RECTYPE |
レコードタイプ |
||||
18 |
HEADLINE |
ヘッダーの行数 |
||||
19 |
HEADSIZE |
ヘッダーのサイズ(バイト) |
||||
20 |
retry-times |
リトライ回数 |
||||
21 |
retry-interval |
リトライ間隔(秒) |
||||
22 |
hold-count |
JP1イベントの保留件数 |
||||
23 |
keep-event |
保留数超過指定 |
||||
24 |
open-retry-times |
openリトライ回数 |
||||
25 |
open-retry-interval |
openリトライ間隔(秒) |
||||
26 |
read-retry-times |
readリトライ継続回数 |
||||
27 |
upd-output-event |
UPDタイプJP1イベント出力※ |
||||
28 |
イベントログトラップ情報 |
JP1/Baseイベントログトラップ動作定義ファイル |
filter |
○ |
リロード |
フィルター情報 ログの種別 |
29 |
filter |
フィルター情報 条件文 |
||||
30 |
server |
× |
− |
登録先イベントサーバ名 |
||
31 |
retry-times |
○ |
リロード |
リトライ回数 |
||
32 |
retry-interval |
リトライ間隔(秒) |
||||
33 |
trap-interval |
監視間隔(秒) |
||||
34 |
matching-level |
マッチングレベル指定 |
||||
35 |
filter-check-level |
フィルターチェックレベル指定 |
||||
36 |
jp1event-send |
JP1イベント通知オプション |
||||
37 |
ローカルアクション情報 |
JP1/Baseローカルアクション実行定義ファイル |
usr |
○ |
リロード |
共通ブロック情報 JP1ユーザー名 |
38 |
var |
共通ブロック情報 環境変数ファイル名 |
||||
39 |
evt |
共通ブロック情報 イベントID発行指定 |
||||
40 |
cnt-opt |
共通ブロック情報 制御オプション文字列 |
||||
41 |
act |
アクションブロック情報 アクション名 |
||||
42 |
cnd |
アクションブロック情報 イベントフィルター条件文 |
||||
43 |
det |
アクションブロック情報 同一アクション抑止時間 |
||||
44 |
var |
アクションブロック情報 環境変数ファイル名 |
||||
45 |
cmd |
アクションブロック情報 実行コマンド |
||||
46 |
cmd-opt usrprofile |
アクションブロック情報 実行時オプション |
||||
47 |
evt |
アクションブロック情報 イベントID発行指定 |
||||
48 |
リモートログファイルトラップ情報 |
リモート監視ログファイルトラップ起動オプション |
追加オプション -t |
○ |
再起動 |
ファイル監視間隔(秒)[-t] |
49 |
追加オプション -m |
イベント化データの最大長(バイト)[-m] |
||||
50 |
追加オプション -p |
ログデータ出力元プログラム名[-p] |
||||
51 |
追加オプション -r |
openリトライ指定[-r] |
||||
52 |
− |
× |
− |
登録先イベントサーバ名 |
||
53 |
− |
監視名[-a] |
||||
54 |
− |
監視対象ホスト[-o] |
||||
55 |
− |
正規表現のタイプ |
||||
56 |
監視ログファイルのロケール |
○ |
再起動 |
− |
||
57 |
監視ログファイル名 |
監視対象ログファイル ファイル名 |
||||
58 |
フィルター |
− |
||||
59 |
リモート監視ログファイルトラップ動作定義ファイル |
retry-times |
○ |
再起動 |
イベントサービスへの接続リトライ回数 |
|
60 |
retry-interval |
イベントサービスへの接続リトライ間隔(秒) |
||||
61 |
open-retry-times |
ログファイルのopenリトライ回数 |
||||
62 |
open-retry-interval |
ログファイルのopenリトライ間隔(秒) |
||||
63 |
hold-count |
JP1イベントの保留件数 |
||||
64 |
keep-event |
保留数超過指定 |
||||
65 |
FILETYPE |
ファイルタイプ |
||||
66 |
HEADLINE |
ヘッダーの行 |
||||
67 |
MARKSTR |
○ |
リロード |
MARKSTR定義文字列 |
||
68 |
ACTDEF |
ACTDEF定義文字列 |
||||
69 |
リモートイベントログトラップ情報 |
リモート監視イベントログトラップ起動オプション |
− |
× |
− |
監視対象ホスト[-o] |
70 |
− |
登録先イベントサーバ名 |
||||
71 |
− |
正規表現のタイプ |
||||
72 |
リモート監視イベントログトラップ動作定義ファイル |
retry-times |
○ |
リロード |
リトライ回数 |
|
73 |
retry-interval |
リトライ間隔(秒) |
||||
74 |
trap-interval |
監視間隔(秒) |
||||
75 |
matching-level |
マッチングレベル指定 |
||||
76 |
filter-check-level |
フィルターチェックレベル指定 |
||||
77 |
filter |
フィルター情報 ログの種別 |
||||
78 |
filter |
フィルター情報 条件文 |
また,WMI/NetBIOS接続の場合に,ツリー表示領域でリモート監視のイベントログトラップ情報を選択したとき,[起動オプション]が異なります。
- [起動オプション]
-
事前フィルターに指定するログ種別を選択します。監視対象ホストのOSによって,起動オプションで選択したログ種別と,実際にフィルタリングされるWindowsイベントのログ種別が次のように異なります。
選択したログ種別
Windows Server 2003の場合にフィルタリングされるログ種別
Windows Server 2008の場合にフィルタリングされるログ種別
エラー,重大
エラー
エラー,重大
警告
警告
警告
情報,詳細
情報
情報,詳細
成功の監査
成功の監査
成功の監査
失敗の監査
失敗の監査
失敗の監査
ログ種別を選択していない場合は,事前フィルターを使用しません。すべてのWindowsイベントログを収集します。