Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド


10.4.1 Windowsの場合

〈この項の構成〉

(1) プロセスの状態を確認する

Windowsのタスクマネージャを使用して,プロセスの動作状態を確認してください。正常に動作している場合に表示されるプロセスを次に示します。

(a) JP1/IM - Manager

JP1/IM - Managerのプロセスを次に示します。なお,表内の括弧( )内の数値は同時に実行するプロセス数です。

表10‒15 JP1/IM - Managerのプロセス(Windows)

親プロセス名

機能

子プロセス名

機能

jco_spmd.exe

(1)

JP1/IM - Managerのプロセス管理

jcamain.exe

(1)

アクション実行サービス

(プロセス管理表示名:jcamain)

evtcon.exe

(1)

イベントコンソールサービス

(プロセス管理表示名:evtcon)

evflow.exe

(1)

イベント基盤サービス

(プロセス管理表示名:evflow)

jcsmain.exe

(1)

セントラルスコープサービス※2

(プロセス管理表示名:jcsmain)

jcfmain.exe

(1)

IM構成管理サービス※2

(プロセス管理表示名:jcfmain)

evgen.exe

(2)※1※3

相関イベント発行サービス※2

(プロセス管理表示名:evgen)

jco_service.exe

(1)

JP1/IM - ManagerのWindowsサービス制御

−

−

jcfmain.exe

(1)

JP1/IM - ManagerのIM構成管理

−

IM構成管理サービス

jcfallogtrap.exe

(0〜157)※4

ログ収集プロセス

pdservice.exe

IMデータベース

−

Windowsのサービス制御

pdprcd.exe

プロセスサーバプロセス。

pdprcd.exe

(1)

IMデータベース

−

プロセスサーバプロセス。

pdrsvre.exe

(3)

後処理プロセス。プロセス異常終了時の後始末処理。

pdmlgd.exe

(1)

メッセージログサーバプロセス。メッセージ出力を制御する。

pdrdmd.exe

(1)

システムマネージャプロセス。ユニット起動・停止の制御および接続ユーザーを管理する。

pdstsd.exe

(1)

ステータスサーバプロセス。ユニット用ステータスファイルの入出力を制御する。

pdscdd.exe

(1)

スケジューラープロセス。シングルサーバプロセスへのトランザクションの割り付けを行う。

pdtrnd.exe

(1)

トランザクションサーバプロセス。トランザクションを制御する。

pdtrnrvd.exe

(1〜128)※5

トランザクション回復プロセス。トランザクションの決着・回復を制御する。

pdlogd.exe

(1)

ログサーバプロセス。システムログ取得およびログ関連プロセスを制御する。

pd_buf_dfw.exe

(1)

デファードライトプロセス。DB格納ディスクへのバックグラウンドライトを制御する。

pdlogswd.exe

(1)

ログスワッパプロセス。システムログ関連ファイルの割り当て,解放,I/Oの管理,およびシンクポイントダンプを取得する。

pdsds.exe

(10〜128)※6

シングルサーバプロセス。SQLを処理する。

pdsha.exe

(1)

IMデータベース

−

クラスタ用の組み込みHiRDBのサービス

(凡例)

−:なし

注※1 最大で2,通常は1です。内訳は次のとおりです。

  • 相関イベント発行サービスのプロセス本体

  • イベントサービスと接続する際に一時的に生成されるプロセス。次の場合に生成される。

    ・相関イベント発行サービス起動時

    ・イベント取得フィルター更新時

注※2 デフォルトでは動作しません。

注※3 統合監視DBを使用しない場合のサービスです。

注※4 開始時は0個,リモート監視の監視ファイル数に応じて,最大157個起動します。

注※5 開始時は1個,pdsds.exeプロセスが異常終了するたびに一時的に増加します。

注※6 開始時は10個,IMデータベースへのアクセス要求数に応じて,最大32個起動します。

クラスタシステムで運用する場合,物理ホストおよび論理ホストごとに,上記のプロセスを実行します。同時に実行するプロセス数は,実行している物理ホストおよび論理ホストの数に,上記のプロセス数を掛けた数になります。

表中で,親プロセスがjco_spmd.exeであるプロセスはプロセス管理が制御していて,jco_spmd_statusコマンドでプロセスの状態を確認できます。

正常に動作している場合の表示例を次に示します。

  • 表示例

    c:\>jco_spmd_status

    KAVB3690-I JP1_CONS の状態通知処理を開始します

    稼働中のプロセスを表示します

    プロセス名称 プロセスID

    evflow 3672

    jcamain 4088

    evtcon 4236

    jcsmain※1 4668

    jcfmain※2 4950

    evgen※3 5624

    KAVB3691-I プロセスは全て起動しています

    注※1 jcsmainは,セントラルスコープの機能を有効にした場合だけ表示されます。

    注※2 jcfmainは,IM構成管理の機能を有効にした場合だけ表示されます。

    注※3 evgenは相関イベント発行サービスを有効にした場合だけ表示されます。

(b) JP1/IM - View

JP1/IM - Viewのプロセスを次に示します。なお,表内の括弧( )内の数値は同時に実行するプロセス数です。

表10‒16 JP1/IM - Viewのプロセス

親プロセス名

機能

子プロセス名

機能

jcoview.exe

(3+3※1+3※2)

JP1/IM - Viewのプロセス管理

jcoview_evt.exe

(3+3※1)

スレッドダンプ出力イベントの送信

java.exe

(3+3※1+3※2)

JP1/IM - Viewの画面制御

jcfview.exe

(3)

JP1/IM - IM構成管理・ビューアーのプロセス管理

jcfview_evt.exe

(3)

スレッドダンプ出力イベントの送信

java.exe

(3+3※1+3※2)

JP1/IM - IM構成管理・ビューアーの画面制御

注※1 JP1/IM - View(JP1/IM - Central Information Master連携部分)が起動している場合に加算されます。

注※2 JP1/IM - View(JP1/IM - Rule Operation連携部分)が起動している場合に加算されます。

(c) JP1/IM - IM構成管理・ビューアー

JP1/IM - IM構成管理・ビューアーのプロセスを次に示します。なお,表内の括弧( )内の数値は同時に実行するプロセス数です。

表10‒17 JP1/IM - IM構成管理・ビューアーのプロセス

親プロセス名

機能

子プロセス名

機能

jcfview.exe

(3)

JP1/IM - IM構成管理・ビューアーの画面制御

jcfview_evt.exe

(3)

スレッドダンプ出力イベントの送信

java.exe

(3)

JP1/IM - IM構成管理・ビューアーの画面制御

一つのマシンからログインして起動できるJP1/IM - IM構成管理・ビューアーの数は三つまでです。JP1/IM - IM構成管理・ビューアーを一つ起動するごとに,一つのプロセスが起動します。

(2) JP1/IM用スレッドダンプを出力する

(a) JP1/IM - View

次の手順に従いダンプファイルを出力してください。

  1. タスク マネージャを開く。

  2. [アプリケーション]ページ上でJP1/IM - Viewを選択し,ポップアップメニューから[手前に表示]を選択する。

    これによって操作不能になったJP1/IM - Viewかどうかを特定します。操作不能なJP1/IM - Viewを特定できた場合,次に進みます。

  3. ポップアップメニューから[プロセスを表示]を選択する。

    [プロセス]ページに切り替わります。JP1/IM - Viewのjava.exeが選択された状態で表示されるため,これによってプロセスID(PID)※を特定します。

    注※ PID項目がない場合はメニューの[表示]−[列の選択]を選択し,[列の選択]画面で[PID(プロセスID)]チェックボックスをチェックしてください。

  4. 特定できたプロセスIDを引数にして,jcothreaddmpコマンドを実行する。

jcothreaddmpコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcothreaddmp(Windows限定)」(1. コマンド)を参照してください。

(b) JP1/IM - Manager

ヘルスチェック機能によって,JP1/IM - Managerのイベントコンソールサービス,および相関イベント発行サービスの異常を検知した場合に,JP1/IM - Manager用のダンプファイルを出力してください。次のようにjcogencoreコマンドを実行します。

jcogencore

jcogencoreコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcogencore」(1. コマンド)を参照してください。

(3) WWWページ版のJP1/IM - Viewに関連する情報を採取する

WWWページ版のJP1/IM - Viewの使用時にトラブルが発生した場合は,この節で上げているほかの資料に加えて,次の資料を採取してください。

ビューアー側

マネージャー側

(4) 資料採取ツールを実行する

資料採取ツール(jim_log.batまたはjcoview_log.bat)を実行します。

JP1/IM - Managerで提供しているjim_log.batを実行すれば,同ホスト上のJP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewの障害調査に必要な資料を採取できます。

また,JP1/IM - Viewで提供しているjcoview_log.batを実行すれば,JP1/IM - Viewの障害調査に必要な資料を採取できます。

運用に合わせて使い分けてください。

なお,資料採取ツールで採取する資料の総容量は膨大になるため,実行する前に容量を見積もり,ご使用のマシンの空き容量を確認する必要があります。jim_log.batで採取する資料サイズについては,JP1/IM - Managerのリリースノートを参照してください。

jcoview_log.batで採取する資料サイズについては,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照してください。

次に,ツールの実行例を示します。

C:\>"C:\Program Files\Hitachi\JP1IMM\tools\jim_log.bat" -f 資料格納フォルダ

資料格納フォルダは絶対パスで指定してください。また,資料格納フォルダが空白を含むフォルダの場合,"で囲んで指定してください。

ツールを実行すると,資料格納フォルダに指定したフォルダ下にjp1_defaultフォルダができ,そこに採取した資料がコピーされます。なお,採取した資料は,圧縮ツールを使用して圧縮してください。

(5) オペレーション内容を確認する

トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示します。

(6) 画面上のエラー情報を採取する

画面にエラーが表示された場合は,その情報も採取します。次に示すハードコピーを採取してください。

(7) ユーザーダンプを採取する(Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vista限定)

Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows VistaでJP1/IM - Viewのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合,エラーダイアログボックスが表示されている状態で,次の手順でユーザーダンプを採取してください。

  1. タスクマネージャを起動する。

    タスクマネージャは次のどちらかの手順で起動できます。

    • タスクバーの空いている場所で右クリックをして「タスクマネージャ」を選択する。

    • [Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーを押してタスクマネージャを起動する。

  2. [プロセス]タブをクリックする。

  3. アプリケーションエラーで停止したJP1/IM - Viewのプロセス名を右クリックし,「ダンプファイルの生成」を選択する。

  4. ユーザーダンプの出力先パスを示すダイアログボックスが表示されるので,そこから採取する。

    注意事項

    エラーダイアログボックスを消してしまうと正常なダンプは取得されないため,ユーザーダンプを採取できなくなってしまいます。誤って採取前にエラーダイアログボックスを([OK]ボタンなどをクリックして)消してしまった場合は,現象を再現させてからユーザーダンプを採取してください。

(8) 問題レポートを採取する(Windows Server 2008※,またはWindows Vista限定)

Windows Server 2008※,またはWindows VistaでJP1/IM - Viewのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合,次の手順で問題レポートを採取してください。

注※

Windows Server 2008 R2 (x64)以降の場合は除きます。

  1. [ファイル名を指定して実行]のテキストボックスに「wercon」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。

    [問題のレポートと解決策]ダイアログボックスが開きます。

  2. 左側の領域で,[問題の履歴の表示]をクリックする。

  3. 該当する問題をダブルクリックする。

    問題レポートの詳細が表示されます。

  4. 「クリップボードにコピー」を選択する。

  5. コピーした内容を,テキストファイルにコピーして保存する。

    保存した問題レポートを,障害調査用の資料として利用してください。