Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド


5.9.2 統合監視DBの内容をCSV出力する

ここでは統合監視DBの内容をCSV出力する手順について説明します。CSV形式で出力できる情報や,CSVの出力形式については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」の「3.12.2 統合監視DBのイベント情報を保管(イベントレポート出力)」を参照してください。

CSV出力する手順は次のとおりです。

  1. jcoevtreportコマンドにCSV出力するJP1イベントの属性を指定する。

    • 出力範囲

      jcoevtreportコマンドに出力対象始点日オプション(-s)と出力対象終点日オプション(-e)を指定することで,出力範囲の指定ができます。

      また,jcoevtreportコマンドにフィルタリングオプション(-f)を指定することで,システム管理者が指定した条件に一致するJP1イベントだけをCSV形式にして出力できます。

      さらに,jcoevtreportコマンドに保存出力オプション(-save)を指定することで,統合監視DBに登録しているJP1イベントの情報を保存出力できます。システム管理者は,定期的に保存出力することで,すべてのJP1イベントの情報を保存できます。

    • 出力内容

      jcoevtreportコマンドに出力項目オプション(-k)を指定することで,CSV形式にして出力するJP1イベントの固有情報を絞り込むことができます。

      また,jcoevtreportコマンドに保守情報出力オプション(-sys)を指定することで,統合監視DBに登録しているJP1イベントの保守情報をCSV形式にして出力できます。保守情報出力は,統合監視DBで障害が発生した場合の資料採取が目的であるため,出力項目の指定やフィルタリングができません。

    • 出力先

      jcoevtreportコマンドは,アプリケーションで扱いやすいようにファイルを分割しながらJP1イベントの情報をCSV形式にして出力します。jcoevtreportコマンドの-oオプションを指定することで,出力先ファイルの名称を変更できます。出力先ファイルの名称は,「出力ファイル名_通し番号.csv」です。

    jcoevtreportコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcoevtreport(1. コマンド)を参照してください。

  2. jcoevtreportコマンドを実行して,統合監視DBに登録しているJP1イベントの情報を,CSV出力する。