2.2.5 監視対象ホストの日時を変更したときに必要な作業
監視対象ホストの日時を変更した場合の影響,およびその変更によって必要となる作業について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) エージェント構成の監視対象ホストの日時を変更する場合
エージェント構成の監視対象ホストの日時を変更する場合,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のシステムの日時変更時に必要な作業に従って時刻変更してください。
(2) リモート監視構成の監視対象ホストの日時を過去に戻す場合
テストなどでリモート監視構成の監視対象ホストの時刻を意図的に未来の日時へ変更したような場合に,リモート監視構成の監視対象ホストの日時を元に戻すときは,監視対象ホストで未来の日時のイベントログを削除する必要があります。
次に示す手順で戻してください。なお,リモート監視構成の監視対象ホストのOSがUNIXである場合は,次に示す手順は必要ありません。
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日時を戻すリモート監視構成の監視対象ホストで,稼働中のリモート監視イベントログトラップがある場合は,停止する。
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リモート監視構成の監視対象ホストの日時を変更する。
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リモート監視構成の監視対象ホストのイベントログに,リモート監視構成の監視対象ホストの現在日時より未来の日時のイベントログが存在しないか確認する。未来の日時のイベントログが存在する場合は,該当するイベントログを削除する。
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停止したリモート監視イベントログトラップを再度起動する。
なお,JP1/IM - Managerが動作しているマシンと監視対象ホストの日時が監視間隔以上に異なっている場合,リモート監視イベントログトラップによる監視ができません。監視対象ホストの日時を変更する場合は,JP1/IM - Managerが動作しているマシンの日時も確認してください。
(3) リモート監視構成の監視対象ホストの日時を進める場合
時刻が遅れているなどの理由で,リモート構成の監視対象ホストの日時を進める場合,手順は必要ありません。