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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド


付録D.1 セントラルコンソールを使用する上での制限値一覧

セントラルコンソールを使用する上でのJP1/IM - Managerの制限値,JP1/IM - Viewの制限値について,次に示します。なお,WWWページ版のJP1/IM - Viewは,JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Console)の機能の一つであるため,JP1/IM - Managerの制限値として説明しています。

〈この項の構成〉

(1) JP1/IM - Managerの制限値一覧

JP1/IM - Manager,およびWWWページ版のJP1/IM - Viewの制限値を次の表に示します。

表D‒1 JP1/IM - Managerの制限値一覧

項目

制限値

1台のJP1/IM - Managerに接続できるJP1/IM - Viewの数

64台

1台のPCで起動できるWWWページ版JP1/IM - Viewの数

1

1台のJP1/IM - Managerが管理できるホストの数(システム構成上,JP1/IM - Manager直下に配置できるJP1/Base。IPv4ホスト,IPv6ホストまたはIPv4・IPv6ホストによらない。)

1,024台

マネージャー上のJP1/Baseのイベントサーバ設定ファイル(conf)の通信タイプに「close」を指定した場合

100台(UNIXの場合),62台(Windowsの場合)

マネージャー上のJP1/Baseのイベントサーバ設定ファイル(conf)の通信タイプに「close」以外を指定した場合

ただし,これらの台数は最大構成です。システム構成およびネットワークトラフィックによって,管理できるホストの数が制限されます。

1台のJP1/IM - Managerからコマンドを実行できるホストの数

1,024台

管理対象ホストに06-51以前のJP1/Baseを含む場合,システム構成上,JP1/IM - Manager直下に配置できる06-51以前のJP1/Baseは60台までです。

また,同時にコマンド実行できるホストの数は,Windowsの場合60台,UNIXの場合1プロセスで使用できるファイルディスクリプタ数※1−10台までです(JP1/IM - Manager直下に配置した06-51以前のJP1/Baseは,コマンド実行していなくても,同時にコマンド実行しているものとして計算する)。

イベントバッファー(イベントDBから抽出したイベントをバッファリングできる数)

2,000件

WWWページ版のJP1/IM - Viewのスクロールバッファー(画面に表示できるイベントの数)

1,000件

WWWページ版のJP1/IM - Viewの画面更新時に取得できるイベントの数

200件

WWWページ版のJP1/IM - Viewでイベント検索時に取得できるイベントの数

1,000件

イベント取得フィルターの最大長※2

(適用するイベント取得フィルター(通過条件,除外条件の合計)と,有効な共通除外条件群の合計のサイズ)

60キロバイト

除外条件群または有効な共通除外条件群を設定していない場合

64キロバイト

除外条件群または有効な共通除外条件群を設定している場合

ユーザーフィルターの最大長※2

1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)

重要イベントフィルターの最大長※2

64キロバイト

表示フィルターの最大長※2

各JP1ユーザーにつき1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)※3

イベント検索※2

64キロバイト(06-51以降のJP1/Baseへの接続時。06-00のJP1/Baseへの接続時は4キロバイト)※3

ユーザーフィルターの個数

128個

各フィルターに設定できる条件群(通過条件群,除外条件群それぞれ)の数

  • イベント取得フィルター:1フィルターにつき30個

  • ユーザーフィルター:1フィルターにつき30個

  • 重要イベントフィルター:30個

  • 表示フィルター:1フィルターにつき5個

  • イベント検索:5個

WWWページ版のJP1/IM - Viewのフィルター画面※4で属性値を複数指定できる項目の入力フィールドに入力できる最大長

30,000バイト

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数

50個

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルター名の最大長

50バイト

イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数

30個

イベント取得フィルター一覧格納ファイルの最大サイズ

1メガバイト

自動アクションの先行入力コマンド数

65,535

自動アクションのコマンド実行先ホストのJP1/Baseが06-71以降の場合

64

自動アクションのコマンド実行先ホストのJP1/Baseが06-51以前の場合

自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ

09-00以降の形式を使用している場合:制限なし

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目に制限値があります。

  • アクション名:1〜50バイト

  • コメント:1,040バイト

  • イベント条件:4,096バイト

  • ユーザー名:31バイト

  • 実行ホスト名|ホストグループ名:255バイト

  • 業務グループ名|監視グループ名:2,048バイト

  • アクション:4,096バイト

  • 環境変数ファイル名:255バイト

  • 自動アクション定義ファイルのファイルサイズ:22メガバイト(23,068,672バイト)

08-50以前の形式を使用している場合:5,706バイト

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

  • 実行先ホスト名の長さ:255バイト

重大度変更定義ファイルのファイルサイズ

17メガバイト(17,825,792バイト)

実行先グループ名の長さ

30バイト

イベントガイド情報ファイルのファイルサイズ

1メガバイト

イベントガイドメッセージファイルのファイルサイズ

1メガバイト

イベントガイド情報ファイルに定義できるイベントガイド情報の総数

1,000件

イベントガイドメッセージの置き換え文字(変数)処理とHTMLエンコーディング処理後のイベントガイドメッセージの長さ

196,608文字※5

イベントガイド情報ファイルに指定できるイベントガイドメッセージファイル名の長さ

1,024文字※5

イベントガイド情報に定義できる比較条件の件数

100件

相関イベント発行定義ファイルに定義できる相関イベント発行条件数

1,000件

1件の相関イベント発行条件に定義できる相関の対象範囲の絞り込み条件数

1件

1件の相関イベント発行条件に定義できるイベント条件数

10件

相関イベント発行条件のタイムアウト時間

1〜86,400秒(24時間)

イベント相関タイプのしきい値に指定できる最大値

100件

1件の相関イベント発行条件に定義できる同一属性値条件数

3件

1件の相関イベント発行条件に定義できる同時相関数の数

1件

相関成立イベントの定義に使用する属性値の最大長

2,048バイト

1件の相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数

1,024組

すべての相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数

20,000組

ヘルスチェックのタイムアウト時間

216,000秒(60時間)

IEのURLに指定できる文字の長さ

2,046文字

繰り返しイベント条件一覧で定義できる条件数

1,024件

繰り返しイベント条件定義の総サイズ

10メガバイト(10,485,760バイト)

1件の繰り返しイベント条件定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり繰り返しイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 繰り返しイベント条件名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:0〜256件

  • イベント条件のオペランド:65,536バイト※6

  • 同一属性値条件:0〜3件

  • しきい値の発生監視期間:1〜60秒

  • しきい値の発生件数:1〜200件

  • 終了監視期間:1〜86,400秒

  • 抑止継続判定の[時間]:1〜86,400秒

  • 抑止継続判定の[件数]:1〜1,000,000件

JP1/IM - Managerのメール通知機能で1度に指定できるメールのあて先の最大件数

20件

ただし,最大コマンドライン長を超えて複数指定することはできません。

JP1/IM - Managerのメール通知機能でメールを送信できる各項目の最大長

  • メールアドレス:256バイト

  • メール主題:512バイト

  • メール本文:4,096バイト

  • メール本文(1行):512バイト

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる日数

1〜31日

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる基準時刻

0:00〜23:59

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる時間

1〜744時間(31日分となる時間)

重大度変更定義機能で定義できる定義数

1,000件

注※1 1プロセスで使用できるファイルディスクリプタ数はシステムによって異なります。

注※2 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。

注※3 WWWページ版のJP1/IM - Viewの制限値です。

注※4 [重要イベント定義]画面,[イベント検索条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面,および[ユーザーフィルター詳細設定]画面です。

注※5 半角文字も全角文字もすべて1文字でカウントされます。例えば「AAA」,「あああ」のどちらを指定しても3文字です。

注※6 イベント条件のオペランドのバイト数以外の制限値については,「3.4.3(2) 繰り返しイベント条件に設定できるイベントの比較属性」を参照してください。

(2) JP1/IM - Viewの制限値一覧

JP1/IM - Viewの制限値を次に示します。

表D‒2 JP1/IM - Viewの制限値一覧

項目

制限値

1台のビューアーから同時にログインできる数

3※1

スクロールバッファー(画面に表示できるイベントの数)

2,000件

画面更新時に取得できるイベントの数

200件

イベント検索時に取得できるイベントの数

2,000件

フィルターの最大長※2

  • 表示フィルター:各JP1ユーザーにつき1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)

  • イベント検索:64キロバイト(06-51以降JP1/Base接続時。06-00JP1/Base接続時は4キロバイト)

表示フィルターの個数

50個

表示フィルターのフィルター名の最大長

50バイト

各フィルターに設定できる条件群の数(通過条件群,除外条件群それぞれ)

  • イベント取得フィルター:1フィルターにつき30個

  • ユーザーフィルター:1フィルターにつき30個

  • 重要イベントフィルター:30個

  • 表示フィルター:1フィルターにつき5個

  • イベント検索:5個

フィルター画面※3で属性値を複数指定できる項目の入力フィールドに入力できる最大長

30,000バイト

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数

50個(08-00以降のJP1/IM - Central Console接続時)

イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数

30個

[コマンド実行]画面で指定できる環境変数ファイル名の長さ※4

255バイト

[コマンド実行]画面で指定できる実行ホスト名の長さ

2,048バイト

自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ

09-00以降のJP1/IM - Managerに接続している場合:

09-00以降の形式を使用しているとき:制限なし

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目に制限値があります。

  • アクション名:1〜50バイト

  • コメント:1,040バイト

  • イベント条件:4,096バイト

  • ユーザー名:31バイト

  • 実行ホスト名|ホストグループ名:255バイト

  • 業務グループ名|監視グループ名:2,048バイト

  • アクション:4,096バイト

  • 環境変数ファイル名:255バイト

08-50以前の形式を使用しているとき:5,706バイト

なお,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

  • 実行先ホスト名の長さ:255バイト

08-00〜08-50のJP1/IM - Managerに接続している場合:5,706バイト

なお,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

[ユーザー環境設定]画面で設定できる[コマンド実行]画面の実行結果表示行数

100〜10,000行

クリップボードにコピーできる文字列データのバイト長

6メガバイト

繰り返しイベント条件一覧で定義できる条件数

1,024件

繰り返しイベント条件定義の総サイズ

10メガバイト(10,485,760バイト)

1件の繰り返しイベント条件定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり繰り返しイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 繰り返しイベント条件名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:0〜256件

  • イベント条件のオペランド:65,536バイト※5

  • 同一属性値条件:0〜3件

  • しきい値の発生監視期間:1〜60秒

  • しきい値の発生件数:1〜200件

  • 終了監視期間:1〜86,400秒

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる日数

1〜31日

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる基準時刻

0:00〜23:59

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる時間

1〜744時間(31日分となる時間)

重大度変更定義機能で定義できる定義数

1,000件

注※1 ログイン数を増やすとそれに伴いメモリー所要量,ディスク占有量が増えます。

注※2 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。

注※3 [重要イベント定義]画面,[イベント検索条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面,および[ユーザーフィルター詳細設定]画面です。

注※4 全フィールドのトータルでは2,305バイト以内です(例えば条件を五つ設定した場合,五つの属性値の合計を2,305バイト以内にする必要があります)。

注※5 イベント条件のオペランドのバイト数以外の制限値については,「3.4.3(2) 繰り返しイベント条件に設定できるイベントの比較属性」を参照してください。