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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド


12.7.4 JP1ユーザー環境の検討

JP1/IMのJP1ユーザー環境(JP1ユーザーごとの[イベントコンソール]画面表示内容など)は,GUIやプロファイル(ユーザープロファイル)を使って変更できます。変更した内容はJP1/IM - Managerで管理されます。

ここでは,JP1ユーザー環境の設定項目のうち,事前に検討してほしい項目および注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) スクロールバッファー

スクロールバッファーとは,JP1/IM - Viewがメモリー上に持つバッファーで,JP1/IM - Managerのイベントバッファーから取得したJP1イベントを格納するために使用します。

スクロールバッファーは,[イベント監視]ページ,[重要イベント]ページ,[イベント検索]ページのそれぞれに対して存在します。

JP1/IM - Viewは,スクロールバッファーに格納されたJP1イベントをもとにそれぞれのページを表示します。

スクロールバッファーの値(バッファリングするJP1イベントの件数)は,[ユーザー環境設定]画面で変更できます。10〜2,000(単位:件)の範囲で変更できます(WWWページ版のJP1/IM - Viewは10〜1,000)。

デフォルトでは500(単位:件)となっています。推奨値は,500(単位:件)です。また,WWWページ版のJP1/IM - Viewは,デフォルトでは100(単位:件)です。推奨値は,10〜100(単位:件)です。

スクロールバッファーの値を大きくし過ぎると,JP1/IM - Viewの起動時に,[イベントコンソール]画面の表示に時間が掛かる場合があります。

スクロールバッファーの設定は,セントラルコンソール・ビューアーのメモリー所要量を見積もり,マシンのリソースに余裕があることを確認した上で行ってください。なお,メモリー所要量を見積もるための計算式については,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照してください。

ユーザー環境のカスタマイズについて
  • ユーザー環境をGUIでカスタマイズする

    参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.22 [ユーザー環境設定]画面」

(2) 注意事項