12.2.5 バージョン8のJP1/Baseからのバージョンアップについて
JP1/IM - Managerを使用するには,同ホスト上にバージョン10のJP1/Baseをインストールする必要があります。マネージャー上のJP1/Baseをバージョンアップする場合,次の点に注意してください。
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バージョン8,バージョン7およびバージョン6のコマンド実行履歴ファイルがある場合は,JP1/Baseのバージョンアップ後,JP1/IMの運用開始までの間に必ずjcocmdconvコマンドを実行してください。
このコマンドを実行することで,バージョンアップ前のコマンド実行履歴をバージョン10の環境に引き継げます(引き継がなかった場合,バージョンアップ前のコマンド実行履歴が参照できなくなります)。
また,クラスタ運用時には,共有ディスクにアクセスできる状態で,実行系か待機系どちらか一方から論理ホストに対し,jcocmdconvコマンドを1回だけ実行してください。
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のjcocmdconvコマンドを説明している章
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起動順序定義ファイルは更新されません。JP1/IM - Managerまたはセントラルコンソールの定義部分は,手作業でバージョン10のJP1/IM - Managerの定義に変更してください。
なお,そのほかのJP1/Baseのバージョンアップに関する注意事項については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のインストール・アンインストール時の注意事項の説明を参照してください。