11.2.1 監視ツリーの検討
監視ツリーは,システム管理者が必要とする視点によりリソースをグループ化して,ツリー形式で表示することにより,システムを監視します。
監視ツリーは,自動生成機能と編集機能を使って簡易に生成することができます。
監視ツリーを自動生成するとき,[自動生成−構成選択]画面で目的別のテンプレートを選択してください。テンプレートとして次の監視ツリーモデルが用意されています。
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業務指向の監視ツリー
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サーバ指向の監視ツリー
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システム構成ツリー
詳細は,次の説明を参照してください。
- 監視ツリーについて
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監視ツリーの機能について
参照先:「4.2 監視ツリー」
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監視ツリーの自動生成について
参照先:「4.3 監視ツリーの自動生成」
- 参考
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監視ノードにJP1資源グループを設定することによって,次のような運用ができます。
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監視対象(監視ノード)を,JP1ユーザーごとに絞り込んだ形で表示・監視する。
例えば,jp1adminはシステム全体を監視,jp1opeはシステムの一部だけを監視,といった運用ができるようになります。
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表示される監視ノードに対する操作を,目的に合わせて細かく制御する。
例えば,ある監視ノードに対しては対処操作(状態変更)ができるが,ある監視ノードに対しては参照しかできない,といった運用ができるようになります。
監視ノードに対するJP1資源グループの設定の詳細については,「4.4.3 監視ツリーの監視範囲設定」を参照してください。
なお,JP1/Base(認証サーバ)に登録するJP1ユーザーの設定(JP1資源グループの設定)も,セントラルスコープの設定に合わせて設定する必要があります。設定の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の,ユーザー管理機能の設定の章を参照してください。
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- 〈この項の構成〉
(1) 注意事項
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Cosminexusのシステム環境を監視するため,業務指向またはサーバ指向の監視ツリーを自動生成した場合,Cosminexus環境下で動作するHiRDBなどのDB情報が取得できません。Cosminexusの論理サーバの一つとしてデータベースを監視したい場合は,ユーザー自身が手動で監視ツリーに追加する必要があります。
HiRDBを例に,監視ツリーへのDB情報の追加例を次に示します。
図11‒19 監視ツリーへのDB情報の追加例 HiRDB 07-02以降の場合は,セントラルスコープで提供するシステム監視オブジェクトを利用して追加してください。ほかのデータベース使用時には汎用監視オブジェクトを作成し,監視するのに必要な条件定義をしてください。
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JP1/IM - Central Information Masterと連携し,監視ツリー(システム構成ツリー)を自動生成する場合,次の設定が必要です。
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JP1/IM - Central Information Masterホストの指定(自動生成を行うJP1/IM - Managerと同一ホストの場合は不要)
なお,監視ツリーの自動生成に対応するJP1/IM - Central Information Masterのバージョンは07-51以降です。
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別ホスト上にあるJP1/IM - Central Information Masterと連携し,監視ツリー(システム構成ツリー)を自動生成する場合,次のことに留意する必要があります。
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JP1/IM - Central Information Masterの管理範囲
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自動生成を行うJP1/IM - Managerの監視範囲(JP1/Baseの構成管理,イベント転送に依存)
自動生成を行うJP1/IM - Manager,JP1/IM - Central Information Masterが別ホスト上にある場合,次の図に示すように,JP1/IM - Central Information Masterの管理範囲と自動生成を行うJP1/IM - Managerの監視範囲にずれが生じることがあります。
図で示すと次のようになります。
図11‒20 JP1/IM - Central Information Masterの管理範囲と自動生成を行うJP1/IM - Managerの監視範囲のずれ この場合,次のように対策を考えてください。
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自動生成した監視ツリーから自動生成を行ったJP1/IM - Manager監視対象外の監視ノードを削除する。
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自動生成を行ったJP1/IM - Managerの監視範囲を広げる(監視対象外ホストからも自動生成を行ったJP1/IM - ManagerホストにJP1イベントが転送されるよう設定を変更する)。
JP1イベントの転送設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベントサービスの環境設定の章を参照してください。
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