6.6.7 エージェント構成とリモート監視構成の違い
エージェント構成のログファイルトラップおよびイベントログトラップと,リモート監視構成のログファイルトラップ(リモート監視ログファイルトラップ)およびイベントログトラップ(リモート監視イベントログトラップ)には,次の違いがあります。
機能 |
オプションまたはパラメーター |
エージェント構成 |
リモート監視構成 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
最小値 |
最大値 |
省略した場合 |
最小値 |
最大値 |
省略した場合 |
||
ログファイルトラップ起動オプション |
ファイル監視間隔(-tオプション)(秒) |
1 |
86,400 |
10 |
60 |
86,400 |
300 |
先頭からの読み込み指定(-hオプション) |
指定できる |
指定できない |
|||||
表示コマンド名(UNIX限定)(-nオプション) |
|||||||
登録先イベントサーバ名(-sオプション) |
|||||||
ログファイル名(個) |
1 |
|
− |
1 |
32 |
− |
|
ログファイルトラップ動作定義ファイル |
open-retry-interval(秒) |
1 |
600 |
1 |
3 |
600 |
3 |
hold-count(件) |
0 |
1,000 |
100 |
0 |
100 |
100 |
|
FILETYPE |
SEQ|SEQ2|WRAP1|WRAP2|HTRACE |
SEQ|SEQ2|WRAP2 |
|||||
RECTYPE |
VAR {'\n'|'1行の終了文字'|'1行の終了記号'}|FIX レコード長 |
VAR '\n'で固定する |
|||||
HEADSIZE |
指定できる |
指定できない |
|||||
upd-output-event |
指定できる※ |
指定できない |
|||||
ログファイルトラップ起動オプション |
正規表現のタイプ(-Rオプション) |
指定できない(共通定義情報で指定する) |
拡張正規表現固定で指定できる |
||||
イベントログトラップ動作定義ファイル |
server |
指定できる |
物理ホストの場合は物理に,論理ホストの場合は論理に接続する |
||||
trap-interval(秒) |
1 |
180 |
10 |
60 |
86,400 |
300 |
|
jp1event-send |
指定できる |
指定できない |
エージェント構成のホスト名には,hostsファイルやDNSに登録してあるホスト名,jp1hostsまたはjp1hosts2に定義しているホスト名を指定してください。リモート監視構成では,jp1hostsまたはjp1hsts2の設定は参照されません。hostsファイルやDNSに登録してあるホスト名を指定してください。
リモート監視構成からエージェント構成に監視構成を変更したい場合は,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「2.3 リモート監視構成からエージェント構成に監視構成を変更する場合の注意事項」を参照してください。
エージェント構成での各機能の詳細については,監視対象にインストールされているJP1/Baseのバージョンに対応するマニュアルを参照してください。