付録A.1 ファイルおよびディレクトリ一覧(Windowsの場合)
表中のBase_Pathは,マニュアル本文中で使用している「インストール先フォルダ」です。なお,Base_Pathは,初期設定では次のフォルダとなります。
- x86環境の場合:
-
システムドライブ\Program Files\Hitachi\jp1base
- x64環境の場合:
-
システムドライブ\Program Files (x86)\Hitachi\jp1base
表中のSystemDriveは,マニュアル本文中で使用している「システムドライブ」です。
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内容 |
ファイル名・フォルダ名 |
|---|---|
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コマンド格納フォルダ |
Base_Path\bin\ |
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環境設定フォルダ※1 |
Base_Path\conf\ 共有フォルダ\jp1base\conf\ |
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言語種別設定ファイル |
Base_Path\conf\jp1bs_param.conf 共有フォルダ\jp1base\conf\jp1bs_param.conf |
|
構成定義ファイル |
Base_Path\conf\route\jbs_route.conf 共有フォルダ\jp1base\conf\route\jbs_route.conf |
|
JP1/IM関数 ヘッダーファイル |
Base_Path\include\JevApi.h |
|
ログフォルダ※2 |
Base_Path\log\ 共有フォルダ\jp1base\log\ |
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プラグイン用フォルダ |
Base_Path\plugin\ |
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稼働情報格納フォルダ |
Base_Path\sys\OPI\ 共有フォルダ\jp1base\sys\OPI\ |
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readme |
Base_Path\readme.txt |
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イベントDB格納フォルダ※3 |
Base_Path\sys\event\servers\※4 共有フォルダ\jp1base\event\※4 |
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jp1hosts2情報 |
Base_Path\sys\jp1hosts2\hostdb{0|1}.bin 共有フォルダ\jp1base\sys\jp1hosts2\hostdb{0|1}.bin |
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ログおよびテンポラリーフォルダ※2 |
Base_Path\sys\tmp\event\servers\※4 |
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ツール関連フォルダ |
Base_Path\tools\ |
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統合トレースログフォルダ |
SystemDrive\Program Files\Hitachi\HNTRLib2\spool\ |
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IT Report Utility(システム情報採取ツール)関連フォルダ |
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転送抑止状態管理フォルダ |
Base_Path\conf\event\servers\default\suppress※4 |
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エージェントごとの転送抑止情報フォルダ |
Base_Path\conf\event\servers\default\suppress\エージェントのホスト名※4 |
注※1 定義ファイルについては,「付録A.1(1) 定義ファイル一覧(Windowsの場合)」を参照してください。
注※2 ログファイルについては,「付録A.1(2) ログファイル一覧(Windowsの場合)」を参照してください。
注※3 イベントDBのファイル名については,「2.3.2 イベントDBとは」を参照してください。
注※4 イベントサーバインデックスファイル(index)で別パスを指定した場合は,異なるフォルダに格納されます。
注※5 Windows Server 2003以降のサーバ系OSの場合。
(1) 定義ファイル一覧(Windowsの場合)
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機能 |
ファイル名・フォルダ名 |
|---|---|
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起動管理機能 |
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イベントサービス |
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イベント変換機能 |
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イベントサービスの定義情報の収集・配布機能 |
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ユーザー管理機能 |
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ヘルスチェック機能 |
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プラグインサービス |
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操作ログ出力機能 |
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プロセス管理機能 |
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通信設定 |
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ローカルアクション機能 |
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JP1/Baseの設定情報の一括収集 |
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注※1 イベントサーバインデックスファイル(index)で別パスを指定した場合は,異なるフォルダに格納されます。
注※2 これらのファイルは使用されません。
注※3 定義情報の配布機能を使用していない場合には存在しません。
(2) ログファイル一覧(Windowsの場合)
JP1/Baseが出力する初期設定のログファイルの一覧を次の表に示します。
- 注意事項
-
JP1/Baseが出力するログファイルには,製品保守の必要上出力している内部ログファイルがあります。これらは,ユーザーが参照,または変更する必要はありません。なお,システム障害が発生したときなど資料採取のために,これらのファイルをご利用元で一時保管していただくことがあります。
「ログの種類」には,JP1/Baseが出力するログの種類を記載しています。
「ファイル名・フォルダ名」には,JP1/Baseを初期設定でインストールした場合のログファイル名と,クラスタ運用の場合のログファイル名をそれぞれフルパスで記載しています。
「最大ディスク占有量」には,ログファイルが最大でどの程度ディスクを使用するのかを記載しています。ログファイルが複数ある場合は,その合計量を記載しています。
「ファイルの切り替え時期」には,JP1/Baseが出力先のログファイルを切り替えるタイミングを記載しています。ファイルがこの欄に示すサイズに達したとき,または,この欄に示す事象が起きたときに出力先が切り替わります。なお,ログファイルが一つの場合,ファイルの切り替えが発生すると同ファイルに上書きされます。ログファイルが複数あり,最大ディスク占有量に達した場合は,更新日付の古いファイルから上書きされます。
|
ログの種類 |
ファイル名・フォルダ名 |
最大ディスク占有量 |
ファイルの切り替え時期 |
|---|---|---|---|
|
プロセス管理ログ |
|
384KB |
128KB |
|
384KB |
128KB |
|
|
384KB |
128KB |
|
|
認証サーバログ |
|
2MB |
256KB |
|
2MB |
256KB |
|
|
2MB |
256KB |
|
|
2MB |
256KB |
|
|
認証サーバ設定コマンドログ |
|
2MB |
256KB |
|
128KB |
64KB |
|
|
環境設定プログラムログ |
|
128KB |
64KB |
|
論理ホスト設定プログラムログ |
|
2,000KB |
1,000KB |
|
128KB |
64KB |
|
|
SNMPトラップ変換機能ログ(定義情報) |
|
3MB |
1MB |
|
SNMPトラップ変換機能ログ(監視情報) |
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15MB |
5MB |
|
125MB※5 |
125MB※5 |
|
|
200KB※5 |
なし |
|
|
1KB |
コマンド実行時 |
|
|
125MB※5 |
125MB※5 |
|
|
200KB※5 |
なし |
|
|
1KB |
コマンド実行時 |
|
|
共通定義情報ログ |
|
128KB |
64KB |
|
jp1hosts情報コマンドログ |
|
128KB |
64KB |
|
ユーザーマッピングコマンドログ |
|
128KB |
64KB |
|
リモートコマンドログ※4 |
|
2,304KB |
768KB |
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
2,304KB |
768KB |
|
|
プラグインサービスログ |
|
2,048KB |
256KB |
|
20MB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
構成管理ログ※4 |
|
20MB |
4MB |
|
起動順序制御ログ |
|
128KB |
64KB |
|
イベントログトラップトレースログ |
|
1,024KB |
512KB |
|
イベントログトラップトラップログ |
|
4,096KB |
1,024KB |
|
ヘルスチェック機能ログ(自ホスト監視) |
|
2,048KB |
256KB |
|
ヘルスチェック機能ログ(他ホスト監視) |
|
2,048KB |
256KB |
|
ヘルスチェックコマンドログ |
|
2,048KB |
256KB |
|
ヘルスチェックAPI用ログ |
|
2,048KB |
256KB |
|
ヘルスチェック共有メモリー削除コマンドログ |
|
2,048KB |
256KB |
|
アプリケーションエラーログ |
|
5MB |
5MB |
|
操作ログ |
|
68MB※7 |
1,024KB※7※8 |
|
イベント設定一元管理取得コマンド用トレースログ |
|
192KB |
コマンド実行時 |
|
イベント設定一元管理配布コマンド用トレースログ |
|
192KB |
コマンド実行時 |
|
イベントサービス用トレースログ |
|
5MB※10 |
イベントサービス起動時 |
|
5MB※10 |
イベントサービス起動時 |
|
|
イベントサービス用転送エラーログ |
|
5MB※10 |
イベントサービス起動時 |
|
イベントサービス用エラーログ |
|
2,500KB※10 |
イベントサービス起動時 |
|
イベントサービスAPI用ログ |
|
5MB※11 |
1MB※11 |
|
JP1/AJS互換用ソケット通信コネクションログ |
|
2,000行※13 |
1,000行 |
|
JP1/AJS互換用JP1/SES形式イベント送受信ログ |
|
2,000行※13 |
1,000行 |
|
ログファイルトラップエラーログ |
|
数百バイト程度※14 |
ログファイルトラップ起動時 |
|
ログファイルトラップログ |
|
5MB※15 |
1MB※15 |
|
ログファイルトラップ起動実行結果ログ |
|
3MB |
1MB |
|
リモート監視ログ(ログファイルトラップ) |
|
10MB |
2MB |
|
リモート監視ログ(イベントログトラップ) |
|
10MB |
2MB |
|
インストール時のログ |
|
128KB |
インストール時 |
|
5MB |
1MB |
|
サーバ系OSのターミナルサービス環境では,次のようにログ出力先が変わります。
|
512KB |
インストール時 |
|
|
プロセス間通信トレースログ |
|
4MB |
1MB |
|
4MB |
1MB |
|
|
4MB |
1MB |
|
|
4MB |
1MB |
|
|
4MB |
1MB |
|
|
4MB |
1MB |
|
|
稼働情報採取コマンドエラーログ |
|
5MB |
1MB |
|
稼働情報API用ログ |
|
5MB |
1MB |
|
サービス管理制御ログ |
|
4MB |
1MB |
|
サービス管理制御トレースログ |
|
4MB |
1MB |
|
サービス管理制御API用ログ |
|
4MB |
1MB |
|
ローカルアクション実行履歴ログ |
|
1,024KB※16 |
256KB※16 |
|
ローカルアクションログ |
|
2,048KB |
256KB |
|
2,048KB |
256KB |
|
|
2,048KB |
256KB |
|
|
製品情報ログ |
|
5MB |
1MB |
|
JP1/Base通信基盤ログ |
|
5MB |
1MB |
|
設定情報収集コマンド個別ログ |
|
2MB |
1MB |
|
転送抑止および抑止解除の記録用ログ |
|
128KB |
64KB |
|
イベント転送抑止コマンド用トレースログ |
|
5MB |
1MB |
注※1 Windows XP ProfessionalまたはWindows Server 2003の場合。
注※2 インストール時の環境変数「%ALLUSERSPROFILE%」に設定されている値になります。
注※3 Windows Vista以降の場合。
注※4 JP1/IM - Manager用のログファイルです。
注※5 JP1/IM - Managerのjcocmddefコマンドの-recordオプションを使うことで以下の範囲で変更できます。
-
レコード数1の場合(-record 1)
DRFファイル:7KB,K01ファイル:4KB
-
レコード数20,000の場合(初期設定値)
DRFファイル:125MB,K01ファイル:200KB
-
レコード数196,600の場合(-record 196600)
DRFファイル:1.2GB,K01ファイル:2MB
注※6 jbsplugincomプロセス識別番号を示します。
注※7 ファイル数・最大ディスク占有量は,操作ログ定義ファイル(jp1bs_baselog_setup.conf)で変更できます。変更できる範囲については,「付録K.5 操作ログを出力するための設定」を参照してください。
注※8 JP1/Base起動時に,ファイルの切り替えを自動で行うか行わないかを,操作ログ定義ファイル(jp1bs_baselog_setup.conf)で指定できます。
注※9 イベントサーバインデックスファイル(index)で別パスを指定した場合は,異なるフォルダに格納されます。
注※10 ファイル数,最大ディスク占有量は,イベントサーバ設定ファイル(conf)で変更できます。変更できる範囲については,「16. 定義ファイル」の「イベントサーバ設定ファイル」を参照してください。
注※11 ファイル数・最大ディスク占有量は,API設定ファイル(api)で変更できます。変更できる範囲については,「16. 定義ファイル」の「API設定ファイル」を参照してください。
注※12 実行時の環境変数「%ALLUSERSPROFILE%」に設定されている値になります。
注※13 1行は100バイト程度です。
注※14 ログファイルトラップ起動時に作成され,正常終了時に削除されます。エラー発生時には,ログファイルトラップを終了したときにファイルがそのまま残ります。ログファイルトラップでエラーが多発すると,エラーファイルが増えていくため,不要なエラーファイルは削除する必要があります。
注※15 ファイル数・最大ディスク占有量は,ログ情報定義ファイル(jevlogd.conf)で変更できます。変更できる範囲については,「16. 定義ファイル」の「ログ情報定義ファイル」を参照してください。
注※16 ファイル数・最大ディスク占有量は,共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)で変更できます。変更できる範囲については,「16. 定義ファイル」の「共通定義設定用ファイル(ローカルアクション機能)」を参照してください。
注※17 ログの出力形式は,HNTRLib2(マルチプロセス対応トレース)です。
注※18 ログを削除する場合,ログ出力先フォルダにあるmmapフォルダも削除してください。