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JP1 Version 10 JP1/Base 運用ガイド


jbssetacl

〈このページの構成〉

機能

JP1ユーザーの操作権限を個別に登録します。

形式

jbssetacl [-h 論理ホスト名]
          [-s 認証サーバ名]
           -f 定義ファイル名
          [-no]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1base/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合,指定した論理ホストに設定されているプライマリー認証サーバに登録します。

-s 認証サーバ名

JP1ユーザーの操作権限を登録したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。

-f 定義ファイル

JP1ユーザーの操作権限を記述した定義ファイルのファイル名を指定します。定義ファイルの形式は,ユーザー権限レベルファイル(JP1_UserLevel)の形式と同じです。定義ファイルは任意の名称および任意の場所に格納できます。ユーザー権限レベルファイルの形式については,「16. 定義ファイル」の「ユーザー権限レベルファイル」を参照してください。

-no

このオプションを指定すると,指定したJP1ユーザーに対してすでに操作権限が設定されていた場合,エラーを返し,そのJP1ユーザーの操作権限は登録されません。

注意事項

-hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストに対して操作権限を登録します。

戻り値

0

正常終了

2

引数誤り

4

メモリーなどシステムリソースが不足した

8

認証サーバが未起動または応答しない

16

認証サーバ側の処理でエラーが生じた

32

通信機能の初期化中にエラーが生じた

64

ファイルフォーマットエラー

128

内部処理で矛盾を生じた(C++例外)

255

そのほかのエラー