8.1.4 プライマリー認証サーバの設定情報をコピーする
セカンダリー認証サーバを設置する場合,プライマリー認証サーバと同じ設定で運用しなければなりません。そのため,プライマリー認証サーバの設定完了後,プライマリー認証サーバの設定情報をセカンダリー認証サーバにコピーする必要があります。プライマリー認証サーバの設定情報をセカンダリー認証サーバにコピーするための手順を次に示します。
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プライマリー認証サーバで,JP1ユーザーおよび操作権限の設定を完了する。
JP1ユーザーの設定については,「8.1.2 JP1ユーザー(標準ユーザー)を設定する」または「8.2.2 JP1ユーザー(連携ユーザー)を設定する」を参照してください。
JP1ユーザーの操作権限の設定については,「8.1.3 JP1ユーザーの操作権限を設定する」を参照してください。
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セカンダリー認証サーバを起動する。
JP1/Baseのサービスを起動し,セカンダリー認証サーバを起動してください。認証サーバが起動しているかどうかは,jbs_spmd_statusコマンドで確認できます。コマンド実行後,表示される情報の中にjbssessionmgrがあれば,認証サーバが起動しています。
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プライマリー認証サーバの設定ファイルをFTPやFDなどを使ってコピーする。
プライマリー認証サーバの設定ファイルをFTPやFDなどを使って,セカンダリー認証サーバにコピーします。コピーする設定ファイルは,JP1_AccessLevel,JP1_Group,JP1_Passwd,JP1_UserLevelです。これらのファイルは以下のフォルダに格納されています。
インストール先フォルダ\conf\user_acl\
コピー先フォルダは,自ホスト上の同じフォルダになります。また,論理ホストの場合は,以下のフォルダに格納されています。
共有フォルダ名\jp1base\conf\user_acl\
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コマンドを使って設定を反映させる。
最後に,コピーした設定情報のファイルの内容を反映させます。jbs_spmd_reloadコマンドを実行し,正常終了すれば設定が有効になります。
コマンドの詳細については,「15. コマンド」を参照してください。
- 注意事項
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プライマリー認証サーバとセカンダリー認証サーバのJP1/Baseは同じバージョンにしてください。
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セカンダリー認証サーバが起動していない場合は,自ホストを認証サーバに指定しているか確認してください。[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスの[認証サーバ]タブ内の[認証サーバの検索順序]で自ホストを指定していて,かつ,[JP1ユーザー]および[JP1資源グループ別権限レベル]が活性化されているか確認してください。活性化されていれば,JP1/Baseのサービスを起動すると同時に,認証サーバも起動されます。
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設定ファイルはテキストファイルです。異なるプラットフォーム間で転送する場合,文字コードに注意してください。FTPで転送する場合は,必ずASCII転送をしてください。
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