JP1/Base 運用ガイド
ログファイルトラップの起動,設定の変更,動作状況の確認,設定内容の確認,および終了の手順について説明します。ログファイルトラップは次に示すファイルで設定します。
ログファイルトラップを起動する手順を説明します。
ログファイルトラップ動作定義ファイルとログ情報定義ファイル(jevlogd.conf)の設定を変更します。
jevlogstartコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogstart」を参照してください。
jevlogreloadコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogreload」を参照してください。
ログファイルトラップの動作状況を確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。引数に指定したID番号または監視名のログファイルトラップの動作状況を戻り値によって確認できます。
jevlogstat { ID番号 | -a 監視名 }
また,次のように指定すると,動作中のログファイルトラップID番号および監視名の一覧を表示できます。
jevlogstat ALL
jevlogstatコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogstat」を参照してください。
稼働しているログファイルトラップの動作定義情報を確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。画面にログファイルトラップ動作定義ファイルの形式で出力されます。
jbsgetopinfo -o logtrap [-i ID番号 | -a 監視名]
jbsgetopinfoコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsgetopinfo」を参照してください。
ログファイルトラップを終了する場合は,次のコマンドを実行します。
jevlogstop { ID番号 | -a 監視名 }
起動しているすべてのログファイルトラップを終了したい場合は,次のコマンドを実行します。
jevlogstop ALL
jevlogstopコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogstop」を参照してください。
ログファイルトラップは,システムを再起動すると停止し,自動で起動しません。システムの再起動時に,ログファイルトラップを自動で起動させたい場合は,次に示すどれかの方法を行ってください。
ログファイルトラップの言語種別を設定するには,ログファイルトラップを起動する際に,環境変数LANGを指定します。指定できる環境変数LANGについては,「2.3.5(2) 言語種別の設定」の「表2-3 環境変数LANGに指定できる値」を参照してください。
ここでは,ログファイルトラップの言語種別をUTF-8に指定する方法を説明します。
環境変数LANGにUTF-8を指定し,jevlogstartコマンドでログファイルトラップを起動することで,UTF-8で出力されたログを監視できるようになります。
#!/bin/sh LANG=ja_JP.utf8 export LANG jevlogstart -a abc /home/hitachi/abc.log
ログファイルトラップ起動定義ファイルのSTART_OPTパラメーター(ログファイルトラップ管理デーモン用),およびSTART_OPT_CLSパラメーター(論理ホスト用)に起動LANGとしてUTF-8を指定します。
START_OPT=[<起動LANG>]監視名:jevlogstartコマンドオプション START_OPT_CLS=[クラスタID][<起動LANG>]監視名:jevlogstartコマンドオプション
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