JP1/Base 運用ガイド
ここでは,各ホストで必要となる通信設定の変更について説明します。
図4-7のシステム構成例の場合,各ホストで通信設定の変更が必要かどうかを次の表に示します。
| ホスト名 | JP1/Base本体の通信設定 | イベントサービスの通信設定 (confでの編集) |
|
|---|---|---|---|
| jp1hosts2情報 | 通信方式設定情報 | ||
| host10 | 変更が必要 | 変更不要 | 変更不要 |
| hostX(物理ホスト) | 変更が必要 | 変更が必要 | 変更不要 |
| hostL(論理ホスト) | 変更が必要 | 変更が必要 | 変更不要 |
| hostA | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
| hostB | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
host10は,hostXおよびhostLに対して物理ホスト名(hostX)および論理ホスト名(hostL)に対応していないIPアドレス20.0.0.11,20.0.0.15で接続するため,これらのIPアドレスがそれぞれhostXおよびhostLに対応するIPアドレスだと認識させる必要があります。この設定は,jp1hosts2定義ファイルでします。
# IPアドレス20.0.0.11,20.0.0.15をそれぞれ接続させたいホストの # IPアドレスとして対応付ける。 hostX 20.0.0.11 hostL 20.0.0.15
jbshosts2import {-o|-r} [jp1hosts2定義ファイル名]以上でhost10での通信設定は完了です。
# ホスト名にIPアドレスを対応付ける。 hostX 10.0.0.11, 20.0.0.11
jbshosts2import {-o|-r} [jp1hosts2定義ファイル名]jbssetcnf physical_ipany.conf
以上でhostXでの通信設定は完了です。
# ホスト名にIPアドレスを対応付ける。 hostL 10.0.0.15, 20.0.0.15
jbshosts2import {-o|-r} [jp1hosts2定義ファイル名] -h hostLjbssetcnf logical_ipany.conf
以上でhostLでの通信設定は完了です。
hostA,hostBは,物理ホスト名(ここではhostX)または論理ホスト名(ここではhostL)に対応するIPアドレスで接続するため,通信設定を変更する必要はありません。
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