JP1/Base 運用ガイド
ここでは,各ホストで必要となる通信設定の変更について説明します。
図4-6のシステム構成例の場合,各ホストで通信設定の変更が必要かどうかを次の表に示します。
| ホスト名 | JP1/Base本体の通信設定 | イベントサービスの通信設定 (confでの編集) |
|
|---|---|---|---|
| jp1hosts情報 | 通信方式設定情報 | ||
| host10 | 変更が必要 | 変更不要 | 変更が必要 |
| hostX | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
| hostA | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
| hostB | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
| hostC | 変更不要 | 変更不要 | 変更不要 |
ほかのホストと異なり,host10は,hostXに対して物理ホスト名(ここではhostX)に対応していないIPアドレス20.0.0.11で接続するため,IPアドレス20.0.0.11がhostXに対応するIPアドレスだと認識させる必要があります。この設定は,jp1hosts定義ファイルおよびイベントサーバ設定ファイル(conf)でします。
# IPアドレス20.0.0.11をhostXのIPアドレスとして対応付ける。 hostX 20.0.0.11
jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名remote-server hostX close 20.0.0.11
以上でhost10での通信設定は完了です。
hostXは,通信設定を変更する必要はありません。
hostA,hostB,hostCは,物理ホスト名(ここではhostX)に対応するIPアドレス10.0.0.11で接続するため,通信設定を変更する必要はありません。
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