JP1/Base 運用ガイド

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4.7.1 通信設定の変更(jp1hosts情報の場合)

ここでは,各ホストで必要となる通信設定の変更について説明します。

図4-6のシステム構成例の場合,各ホストで通信設定の変更が必要かどうかを次の表に示します。

ホスト名 JP1/Base本体の通信設定 イベントサービスの通信設定
(confでの編集)
jp1hosts情報 通信方式設定情報
host10 変更が必要 変更不要 変更が必要
hostX 変更不要 変更不要 変更不要
hostA 変更不要 変更不要 変更不要
hostB 変更不要 変更不要 変更不要
hostC 変更不要 変更不要 変更不要
<この項の構成>
(1) host10で必要となる設定
(2) hostXで必要な設定
(3) hostA,hostB,hostCで必要な設定

(1) host10で必要となる設定

ほかのホストと異なり,host10は,hostXに対して物理ホスト名(ここではhostX)に対応していないIPアドレス20.0.0.11で接続するため,IPアドレス20.0.0.11がhostXに対応するIPアドレスだと認識させる必要があります。この設定は,jp1hosts定義ファイルおよびイベントサーバ設定ファイル(conf)でします。

  1. jp1hosts定義ファイルを編集する。
    jp1hosts定義ファイルを次に示すように編集してください。
    # IPアドレス20.0.0.11をhostXのIPアドレスとして対応付ける。
    hostX 20.0.0.11
  2. jbshostsimportコマンドを実行する。
    jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名
  3. イベントサーバ設定ファイル(conf)を編集する。
    イベントサーバ設定ファイル(conf)に次の行を追加してください。
    remote-server hostX close 20.0.0.11
  4. JP1/Baseを再起動する。
    JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムも再起動してください。

以上でhost10での通信設定は完了です。

(2) hostXで必要な設定

hostXは,通信設定を変更する必要はありません。

(3) hostA,hostB,hostCで必要な設定

hostA,hostB,hostCは,物理ホスト名(ここではhostX)に対応するIPアドレス10.0.0.11で接続するため,通信設定を変更する必要はありません。