JP1/Base 運用ガイド
ユーザー認証をする際に同一の認証サーバを参照しているホストの集まりを,ユーザー認証圏といいます。ユーザー認証圏は,認証サーバが管理するホストの範囲を示しています。ユーザー認証圏を構築するには,JP1/IM - ManagerやJP1/AJS - Managerなどのマネージャー製品がインストールされた各ホストで同じ認証サーバを指定します。
JP1/IM,JP1/AJSを例に説明します。
通常,JP1/IM - ViewからJP1/IM - Managerへ接続する際,またはJP1/AJS - ViewからJP1/AJS - Managerへ接続する際,ログイン認証が必要です。しかし,JP1/IM - ViewからJP1/IM - Managerにログインした状態で,JP1/IM - ViewからJP1/AJS - Viewのモニター画面を呼び出してほかのホストのJP1/AJS - Managerに接続する場合,JP1/AJS - Viewの接続先ホストがJP1/IM - Viewでログインしたホストと同一認証圏内であれば,ログインが不要になります。JP1/AJS - Viewの接続先ホストがJP1/IM - Viewでログインしたホストと異なる認証圏の場合は,そのホストを管理する認証サーバに登録されているJP1ユーザー名でログインする必要があります。
ユーザー認証圏を二つ構築した場合のユーザー認証の例を次の図に示します。
図1-3 ユーザー認証圏を二つ構築した場合のユーザー認証の例
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