JP1/Base 運用ガイド

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はじめに

このマニュアルは,JP1/Baseの機能および操作方法について説明したものです。なお,このマニュアルは各OS共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。

<はじめにの構成>
対象読者
マニュアルの構成
JP1/Baseマニュアルの使い分けについて
コマンドの文法で使用する記号
JP1/Baseのインストール先フォルダの表記
このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
このマニュアルで使用するディレクトリ名

対象読者

次の方を対象としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編から構成されています。

第1編 概要編
JP1/Baseの概要および機能について説明しています。
第2編 構築編
JP1/Baseのインストールとセットアップの方法について説明しています。クラスタシステムでJP1/Baseを運用する場合や,複数ネットワークでJP1/Baseを運用する場合の設定方法についても説明しています。
第3編 運用・操作編
JP1/Baseの各機能の設定方法や操作方法について説明しています。
第4編 リファレンス編
JP1/Baseで使用できるコマンド,JP1/Baseの定義ファイル,JP1/Baseが出力するイベントについて説明しています。
第5編 トラブルシューティング編
JP1/Baseでトラブルが発生したときの原因と対処について説明しています。

JP1/Baseマニュアルの使い分けについて

JP1/Baseのマニュアルは3冊に分かれています。次に示す表で各マニュアルの記載内容をご確認の上,利用目的に合わせてマニュアルをお読みください。

マニュアル名 記載内容
JP1/Base 運用ガイド
  • JP1/Baseの機能概要
  • 各機能の設定
  • コマンド,定義ファイル,JP1イベント
  • トラブルシューティング
  • プロセス,ポート番号,操作ログ
JP1/Base メッセージ メッセージ
JP1/Base 関数リファレンス
  • JP1プログラムやユーザーアプリケーションでJP1イベントを発行・取得する方法
  • 関数

コマンドの文法で使用する記号

コマンドとパラメーターの説明で使用する記号を,次のように定義します。

記号 意味

(ストローク)
複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。
(例)
「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。
{ } この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず1組の項目を選択する。項目の区切りは|で示す。
(例)
{A|B|C}は「A,BまたはCのどれかを指定する」ことを示す。
[ ] この記号で囲まれている項目は任意に指定できる(省略してもよい)。
複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択する。
(例)
[A]は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示す。
[B | C]は「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示す。

(点線)
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。
(例)
「A,B,…」は「AのあとにBを必要個数指定する」ことを示す。
_
(下線)
括弧内のすべてを省略したときに,システムがとる標準値を示す。標準値がない場合は,指定した項目だけが有効である。
(例)
[A | B]はこの項目を指定しなかった場合に,Aを選択したと見なすことを示す。
空白を表す。
0:0個以上の空白(空白を省略できる)
1:1個以上の空白(空白を省略できない)

JP1/Baseのインストール先フォルダの表記

このマニュアルでは,JP1/Baseのインストール先フォルダを次のように表記しています。

製品名 インストール先フォルダの表記 インストール先フォルダ
JP1/Base インストール先フォルダ
x86環境の場合
システムドライブ:\Program Files\Hitachi\JP1Base
x64環境の場合
システムドライブ:\Program Files(x86)\Hitachi\JP1Base

注※ 各製品を初期設定のままインストールした場合のインストール先フォルダを表しています。


Windows VistaおよびWindows Server 2008の場合,「システムドライブ:\ProgramData」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。

このマニュアルで使用する「Administrators権限」について

このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActive Directory環境で動作に違いはありません。

このマニュアルで使用するディレクトリ名

このマニュアルでは,原則としてHP-UXのディレクトリ名を使用しています。ただし,シンボリックリンクが設定されているので,HP-UX以外のUNIX系のOSをご使用の方もマニュアルのディレクトリ名を使用できます。

なお,HP-UXとHP-UX以外のUNIX系のOSでディレクトリ名が異なる場合は,それぞれのディレクトリ名を併記しています。