2.2 EUR サーバ帳票出力機能のメッセージ出力先

EUR サーバ帳票出力機能では,メッセージをログに出力します。メッセージの出力先を次に示します。なお,KEEYで始まるメッセージの出力先については,「付録D KEEYで始まるメッセージのエラー発生条件」を参照してください。

<この節の構成>
(1) 標準エラー出力の場合
(2) イベントログの場合
(3) eurpsログの場合
(4) EPS-XLSXログの場合
(5) EURPMログの場合

(1) 標準エラー出力の場合

eurpsコマンドを実行しているときにエラーが発生した場合,標準ではメッセージは出力されません。/messageオプション(UNIX/Linux環境の場合は-messageオプション)を指定すると,メッセージが出力されます。

なお,eurpmcコマンド,eurpmlscコマンド,PDFパスワード暗号化ツール(eurecpdfコマンド),接続情報パスワード暗号化ツール(eurecdifコマンド),EURフォントファイル作成ツール(expedf32コマンド),LDAP接続情報暗号化ツール(eurssecdコマンド),BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド),Server Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド),およびSpool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)を実行しているときにエラーが発生した場合は,標準でメッセージが出力されます。

(2) イベントログの場合

Windows環境では,実行中にエラーが発生した場合,エラーレベル(レベル:Error)のメッセージが,Windowsのイベントログへアプリケーションのイベントとして出力されます。ログには,エラーの発生要因となったエラーメッセージのメッセージ文に加えて,詳細情報が出力されます。なお,イベントログの参照は,Windows上の管理ツールのイベント ビューアで参照できます。

(3) eurpsログの場合

システム上で動作するEUR サーバ帳票出力機能の帳票出力要求の実行ログが,eurpsログとして出力されます。ログ採取レベルは,環境変数EURPS_LOGFILELEVELで変更できます。実行時のログ情報には,メッセージ文のほか,出力日時,プロセス番号などの共通情報が付加されて出力されます。

(4) EPS-XLSXログの場合

EUR サーバ帳票出力機能を使って帳票をExcel形式ファイルに出力するときに,エラーレベル(レベル:Error)またはワーニングレベル(レベル:Warning)のメッセージが出力されます。ログ採取レベルは,環境変数EURPS_EXCELLOGFILELEVELで変更できます。

(5) EURPMログの場合

システム上で動作するEUR サーバ帳票出力機能の帳票出力要求の実行ログが,EURPMログとして出力されます。ログ採取レベルは,次のどちらかの方法で変更できます。

実行時のログ情報には,メッセージ文のほか,出力日時,プロセス番号などの共通情報が付加されて出力されます。

ログファイルの出力時にエラーが発生し,エラーによってログファイルにメッセージを書き込めなかった場合,EUR Server ServiceとEUR Server - Spool Serviceは,そのメッセージをイベントログ(Windows環境の場合)またはsyslog(UNIX/Linux環境の場合)に出力します。