uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編
ユーザ管理ファイル(userdef.conf)は,ユーザの認証情報,およびスプールデータへのアクセス制限情報が定義されたファイルです。スプールデータにアクセスするユーザを管理できます。
ユーザについては,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照してください。
ユーザ管理ファイルは,[EUR Spool Service 構成定義]ダイアログの[ユーザ定義]タブで定義します。ユーザの設定については,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照してください。
ユーザ管理ファイルの格納先は,次のどちらかです。
ユーザ管理ファイルは,/opt/eur/sample/SpoolService下にあるサンプルファイルを基に設定します。ユーザの設定については,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照してください。
ユーザ管理ファイルの格納先は,次のどちらかです。
[セクション] キー=値
ユーザ管理ファイルの設定項目を次の表に示します。
キーは大文字と小文字を区別しません。ユーザの設定については,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照してください。また,ユーザを設定する場合の注意事項については,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
表14-3 ユーザ管理ファイルの設定項目
セクション | キー | 指定できる値 | 省略値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
Common | GroupCategoryConfNum | 0〜100,000 | 0 | ユーザ数を指定します。デフォルト値は1です。なお,デフォルトユーザは数に含めません。 |
GroupCategory | 文字列 | − | ユーザ名に使用するジョブ検索キーの分類名を指定します。 | |
GroupCategoryConfn※1 | GroupKey | 文字列 | − | ユーザ名を指定します。 |
CheckString | 文字列 | − | ユーザの確認キーを指定します。 | |
GroupFilter |
|
NONE | スプールデータのアクセス制限方式を指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
|
|
GroupFilterName | 文字列 | − | アクセス許可に使用するジョブ検索キーの分類名を指定します。GroupFilterキーにCATEGORYを指定した場合に指定します。 | |
GroupFilterKeyNum | 0〜1,024 | 0 | アクセスを許可するジョブ検索キーの数を指定します。 | |
GroupFilterKeyn※2 | 文字列 | − | アクセスを許可するジョブ検索キーを指定します。 | |
GroupFilterKeyNull |
|
ENABLE | GroupFilterKeyキーを指定していないスプールデータにアクセスするかどうかを指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
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|
GroupFilterKeyOwner |
|
DISENABLE | GroupKeyキーで指定したユーザ名がGroupCategoryキーに指定したジョブ検索キーの分類名と一致する場合,スプールデータにアクセスするかどうかを指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
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Default | GroupFilter |
|
NONE | スプールデータのアクセス制限方式を指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
|
GroupFilterName | 文字列 | − | アクセス許可に使用するジョブ検索キーの分類名を指定します。GroupFilterキーにCATEGORYを指定した場合に指定します。 | |
GroupFilterKeyNum | 0〜1,024 | 0 | アクセスを許可するジョブ検索キーの数を指定します。 | |
GroupFilterKeyn※2 | 文字列 | − | アクセスを許可するジョブ検索キーを指定します。 | |
GroupFilterKeyNull |
|
DISENABLE | GroupFilterNameキーのジョブ検索キーを持たないスプールデータにアクセスするかどうかを指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
|
|
GroupFilterKeyOwner |
|
ENABLE | GroupCategoryキーのジョブ検索キーを持たないスプールデータにアクセスするかどうかを指定します。指定できる値とその意味は次のとおりです。
|
このサンプルでは,次の5種類の帳票を管理する場合を想定しています。
帳票 | 説明 |
---|---|
部署Aの管理資料 | 部署Aのリーダがアクセスできる帳票です。 |
部署Aの公開資料 | 部署Aに所属するユーザがアクセスできる帳票です。また,部署Bのリーダもアクセスできます。 |
部署Bの管理資料 | 部署Bのリーダがアクセスできる帳票です。 |
部署Bの公開資料 | 部署Bに所属するユーザがアクセスできる帳票です。また,部署Aのリーダもアクセスできます。 |
公開先の情報を持たない資料 | 公開先を設定していない帳票です。 |
サンプルの内容を次に示します。
[Common] GroupCategoryConfNum=5 GroupCategory="ユーザ" [GroupCategoryConf1] GroupKey="システム管理者" CheckString="pwadmin" GroupFilter=NONE [GroupCategoryConf2] GroupKey="部署A_リーダ" CheckString="pwleader" GroupFilter=CATEGORY GroupFilterName="公開先" GroupFilterKeyNum=3 GroupFilterKey1="部署A_管理" GroupFilterKey2="部署A_公開" GroupFilterKey3="部署B_公開" GroupFilterKeyNull=ENABLE GroupFilterKeyOwner=ENABLE [GroupCategoryConf3] GroupKey="部署A_一般" CheckString="pwsub" GroupFilter=CATEGORY GroupFilterName="公開先" GroupFilterKeyNum=1 GroupFilterKey1="部署A_公開" GroupFilterKeyNull=DISENABLE GroupFilterKeyOwner=ENABLE [GroupCategoryConf4] GroupKey="部署B_リーダ" CheckString="pwleader" GroupFilter=CATEGORY GroupFilterName="公開先" GroupFilterKeyNum=3 GroupFilterKey1="部署B_管理" GroupFilterKey2="部署B_公開" GroupFilterKey3="部署A_公開" GroupFilterKeyNull=ENABLE GroupFilterKeyOwner=ENABLE [GroupCategoryConf5] GroupKey="部署B_一般" CheckString="pwsub" GroupFilter=CATEGORY GroupFilterName="公開先" GroupFilterKeyNum=1 GroupFilterKey1="部署B_公開" GroupFilterKeyNull=DISENABLE GroupFilterKeyOwner=DISENABLE [Default] GroupFilter=ALL GroupFilterKeyOwner=DISENABLE
この内容でユーザ定義として定義する場合,各ユーザの帳票へのアクセス可否は次のようになります。
帳票 | 属性 | ユーザ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ユーザ | 公開先 | システム管理者 | 部署A_リーダ | 部署A_一般 | 部署B_リーダ | 部署B_一般 | デフォルトユーザ | |
01 | 部署A_リーダ | 部署A_管理 | ○ | ○ | × | × | × | × |
02 | 部署A_リーダ | 部署A_公開 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
03 | 部署A_一般 | 部署A_管理 | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
04 | 部署A_一般 | 部署A_公開 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
05 | 部署B_リーダ | 部署B_管理 | ○ | × | × | ○ | × | × |
06 | 部署B_リーダ | 部署B_公開 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
07 | 部署B_一般 | 部署B_管理 | ○ | × | × | ○ | × | × |
08 | 部署B_一般 | 部署B_公開 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
09 | − | − | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
10 | 部署A_リーダ | 部署B_管理 | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
11 | 部署A_リーダ | 部署B_公開 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
12 | 部署A_一般 | 部署B_管理 | ○ | × | ○ | ○ | × | × |
13 | 部署A_一般 | 部署B_公開 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
14 | 部署B_リーダ | 部署A_管理 | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
15 | 部署B_リーダ | 部署A_公開 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
16 | 部署B_一般 | 部署A_管理 | ○ | ○ | × | × | × | × |
17 | 部署B_一般 | 部署A_公開 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
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