uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編

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14.2 出力先定義ファイル

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 格納先
(3) 形式
(4) サンプルの内容

(1) 概要

出力先定義ファイル(Destination.conf)は,スプールサーバの出力先名と,IPアドレスの対応を定義するためのファイルです。帳票を出力するスプールサーバを,出力先名で指定するときに使用します。

なお,EURのインストール時には,次に示すデフォルト値が記述されている定義ファイルがインストールされます。

,127.0.0.1,DEFAULT_Server

この設定値をそのまま使用する場合,EUR Server Serviceで設定を変更する必要はありません。格納先を次に示します。

Windows環境の場合
  • インストール先フォルダ\Server\Confフォルダ
UNIX/Linux環境の場合
  • /var/opt/eur/server/Confディレクトリ
(a) Windows環境の場合

出力先定義ファイルは,EUR Server Serviceの[EUR Server Service 構成定義]ダイアログで設定します。出力先の設定については,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。

(b) UNIX/Linux環境の場合

出力先定義ファイルは次の手順で設定します。

  1. /opt/eur/sample/ServerService下にある出力先定義ファイル(Destination.conf)のサンプルを任意の場所に保存する。
  2. 出力先定義ファイルを編集する。
    出力先定義ファイルは,マシンのロケールに応じたエンコードで編集してください。
  3. 必要な内容を設定した出力先定義ファイルを,同じファイル名(Destination.conf)で次の場所に格納する。

(2) 格納先

Windows環境の場合
出力先定義ファイルの格納先は,次のどちらかです。
  • インストール先フォルダ\Server\Confフォルダ(デフォルト)
  • EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのCONFキーで指定したフォルダ下
UNIX/Linux環境の場合
次のどちらかに格納してください。
  • /var/opt/eur/server/Confディレクトリ(デフォルト)
  • EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのCONFキーで指定したディレクトリ下
出力先定義ファイルの格納先には,EUR Server Serviceを利用するユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。

(3) 形式

 
出力先名,IPアドレス,説明
 
出力先名
出力先名を入力します。出力先名を指定しない場合は,デフォルトの出力先として登録されます。
IPアドレス
出力先名と対応するスプールサーバのIPアドレスを255.255.255.255形式で入力します。
説明
出力先の説明を入力します。

(4) サンプルの内容

 
TOKYO,192.168.0.1,TOKYO_Server
OSAKA,192.168.0.2,OSAKA_Server
NAGOYA,192.168.0.3,NAGOYA_Server
SENDAI,192.168.0.4,SENDAI_Server
FUKUOKA,192.168.0.5,FUKUOKA_Server
,192.168.0.6,DEFAULT_Server