uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編

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11.10 Acrobat JavaScript定義ファイル

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 形式
(3) キーワード
(4) 注意事項

(1) 概要

PDF形式ファイルに埋め込むAcrobat JavaScriptファイル名を指定します。

Acrobat JavaScriptファイルを埋め込むと,Adobe Readerの「ページを開く」などのメニューを操作した時に,エラーを出したり,メールを送信したりするなど,Acrobat JavaScriptで指定した機能を実行できます。

Acrobat JavaScript定義ファイルの文字コードを次に示します。

表11-25  Acrobat JavaScript定義ファイルの文字コード

Windows環境の場合 UNIX/Linux環境の場合
UTF-8
UTF-16
ロケールの文字コード
UTF-16
ロケールの文字コード

(2) 形式

Acrobat JavaScript定義ファイルは,CSV形式で作成します。形式を次に示します。

イベント名,Acrobat JavaScriptファイル名▼
イベント名,Acrobat JavaScriptファイル名▼
      :
(凡例)
▼:改行コードを示します。

(3) キーワード

■イベント名
Acrobat JavaScriptファイル名に対応するイベント名を指定します。指定したイベントを実行した場合,対応するJavaScriptを実行します。指定できるイベント名と対応する操作を次に示します。

表11-26 イベント名と対応する操作

項番 イベント名 操作
1 O 「ページを開く」操作をした場合
2 C 「ページを閉じる」操作をした場合
3 WC 「文書を閉じる」操作をした場合
4 WS 「文書を保存する」操作をした場合
5 DS 「文書を保存した」操作をした場合
6 WP 「文書を印刷する」操作をした場合
7 DP 「文書を印刷した」操作をした場合
■Acrobat JavaScriptファイル名
PDF形式ファイルに埋め込むAcrobat JavaScriptファイル名を指定します。同じ名称のAcrobat JavaScriptファイルを複数指定できます。指定できるファイル名は,Windows環境の場合,フルパスで256文字,相対パスまたはファイル名は255文字までです。UNIX/Linux環境の場合,フルパスで1,023バイトまでです。

(4) 注意事項