5.3.2 印刷データをメモリ取得する

スプールデータの印刷データ(EPF形式ファイル)をメモリに取得できます。

複数のスプールデータから印刷データを取り出して,一つの印刷データに統合して取得することもできます。統合して取得する場合の条件や,統合したデータの属性情報については,「6.3.2 複数のスプールデータを統合出力する」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 実行メソッド
(2) 設定項目

(1) 実行メソッド

スプールデータから印刷データ(EPF形式ファイル)をメモリに取得するメソッドを次の表に示します。

表5-3 スプールデータから印刷データ(EPF形式ファイル)をメモリに取得するメソッド

起動部品メソッド
SS-Java起動部品memgetSpoolFile

(2) 設定項目

スプールデータから印刷データ(EPF形式ファイル)をメモリに取得するときに設定する項目を,次の表に示します。

表5-4 スプールデータから印刷データ(EPF形式ファイル)をメモリに取得するときに設定する項目

印刷データのメモリ取得に関する設定起動部品の設定項目設定する値
用紙の向きSS-Java起動部品:setPaperOrientationメソッド0(帳票の定義情報に合わせる)
1(縦)
2(横)
印刷部数SS-Java起動部品:setPrintCopiesメソッド印刷部数(1~99)
プリンタクラス名SS-Java起動部品:setPrinterClassNameメソッドプリンタクラス名
(80バイト以内の文字列)
スプールデータのジョブIDSS-Java起動部品:setSearchJobIDメソッド,またはsetSearchJobIDMultiメソッドジョブID(36バイト以内の文字列)
蓄積先のスプールサーバのIPアドレスSS-Java起動部品:setServerAddressメソッド255.255.255.255形式
印刷部数の単位SS-Java起動部品:setSortPrintメソッド0(部単位)
1(ページ単位)
スプールタイトルSS-Java起動部品:setSpoolTitleメソッドスプールタイトル
(255バイト以内の文字列)