ここでは,帳票を蓄積仕分け出力する方法について説明します。蓄積仕分け出力することで,印刷データごとに別々の出力先を設定できるため,記載内容によって帳票の出力先を変更したい場合に便利です。なお,帳票を蓄積仕分け出力するには,EUR Server Enterpriseが必要です。
帳票を蓄積仕分け出力する流れを次の図に示します。
図6-3 帳票を蓄積仕分け出力する流れ
蓄積仕分け出力で使用するファイルの概要について説明します。各ファイルの指定内容の詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。
仕分け定義ファイルには,帳票を仕分けするときのキーワードやキーワードに対応する印刷先などを指定します。
印刷先定義ファイル(PrintDest.conf)には,帳票の蓄積先やスプールデータの格納ファイル名などの蓄積時に指定する情報を,印刷先として指定します。印刷先を定義しておくことで,蓄積先や格納ファイル名などの情報を印刷データごとに個別に指定できます。印刷データに埋め込むスプールタイトルを指定することもできます。
帳票を蓄積仕分け出力するために設定する起動部品のメソッド,関数,およびオプションの指定値を次に示します。
また,蓄積時に設定する起動部品のプロパティ,メソッド,パラメタ,およびオプションの指定値を次に示します。
分割/仕分けの設定 | 起動部品の設定項目 | 設定する値 |
---|---|---|
分割/仕分けの実行 | ActiveX起動部品:SplitModeプロパティ Java起動部品:setSplitModeメソッド COBOL起動部品:SPLITMODEパラメタ | 0(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う) 2(仕分けする) |
コマンド起動部品:/splitオプション | default(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う) key(仕分けする) |