3.3.4 EUR Client Serviceをヘルパ起動してプレビューする

クライアントPCのWebブラウザから,Webサーバにアクセスして印刷データ(EPF形式ファイル)をダウンロードすると,クライアントPCのEUR Client Serviceが起動して,帳票がプレビューされます。

<この項の構成>
(1) プレビューの流れ
(2) 起動部品の設定
(3) プレビューで使用するウィンドウ

(1) プレビューの流れ

EUR Client Serviceをヘルパ起動してWebブラウザから帳票を出力する場合と同じです。詳細については,「3.2.6 EUR Client Serviceをヘルパ起動して出力する」を参照してください。

なお,HTTPヘッダに指定するEPF形式ファイルのMIMEタイプには「application/vnd.hitachi.eurpm-view」と指定してください。MIMEタイプが「application/vnd.hitachi.eurpm-view」であっても,ファイルの拡張子が*.eppの場合は,帳票が自動印刷されます。

(2) 起動部品の設定

3.2.6(3) 起動部品の設定」を参照してください。

(3) プレビューで使用するウィンドウ

(a) プレビューウィンドウ

プレビューウィンドウでは,帳票の印刷イメージを確認できます。

[図データ]

表3-6 プレビューウィンドウのメニュー(ヘルパクライアント印刷)

メニュー機能ボタン
ファイル(F)開く(O)[ファイルを開く]ダイアログが表示されます。[図データ] 
印刷(R)[印刷先指定]ダイアログが表示されます。[図データ] 
プロパティ(P)[プロパティ]ダイアログが表示されます。[図データ] 
終了(X)プレビューウィンドウが終了します。
編集(E)検索(F)[検索]ダイアログが表示されます。[図データ] 
次を検索(N)[検索]ダイアログで前回実行した検索の内容に従って,次の検索を実行します。一度も検索を実行していない場合は,[検索]ダイアログが表示されます。
表示(V)ツールバー(T)チェックを入れると,ツールバーが表示されます。
ステータスバー(S)チェックを入れると,ステータスバーが表示されます。
先頭ページ(O)先頭ページに移動します。[図データ] 
前ページ(B)前ページに移動します。[図データ] 
次ページ(N)次ページに移動します。[図データ] 
最終ページ(L)最終ページに移動します。[図データ] 
指定ページへジャンプ(J)[指定ページへジャンプ]ダイアログが表示されます。指定したページに移動します。[図データ] 
拡大(U)表示された帳票を拡大します。10%ずつ拡大します。[図データ] 
縮小(D)表示された帳票を縮小します。10%ずつ縮小します。[図データ] 
拡大率の指定(P)[拡大率の指定]ダイアログが表示されます。指定した拡大率で帳票が表示されます。[図データ] 
ヘルプ(H)ヘルプ(E)常に不活性です。[図データ] 
バージョン情報(A)[バージョン情報]ダイアログが表示されます。
(b) [印刷先指定]ダイアログ

プレビューウィンドウの[ファイル]メニューの[印刷]をクリックすると,[印刷先指定]ダイアログが表示されます。

[印刷先指定]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると,指定したプリンタのトレイで帳票が印刷されます。指定したプリンタとトレイがクライアントPCにない場合は,エラーとなります。

[図データ]

[帳票ジョブ名]
クライアントプリンタクラス名を表示します。クライアントプリンタクラスが指定されていない場合は,帳票名を表示します。
[プリンタ]リストボックス
クライアントPCに登録されたプリンタ名を表示します。
[プリンタ]リストボックスに初期表示されるプリンタ名は,EUR Client Serviceの環境設定ファイルのSELECTDISPLAYPRINTERキーの指定で変更できます。
[プリンタ]リストボックスは,プリンタの種類と状態を次に示すアイコンで示します。
  • [図データ]:OS上の通常使うプリンタ
  • [図データ]:OS上の通常使うプリンタ以外のOSに登録されているプリンタ
[トレイ]リストボックス
プリンタ名を選択すると,OS上に登録されたプリンタ名のトレイ名を表示します。トレイを指定しなかった場合は,デフォルトのトレイで印刷されます。
印刷したことがある帳票ジョブを受信した場合で,[プリンタ]リストボックスに初期表示されるプリンタ名が,前回の受信時に設定したプリンタ名のときは,前回の受信時に設定したトレイ名が表示されます。
それ以外の場合は,トレイ名は表示されません。
[+]ボタン
[印刷先指定]ダイアログが拡張されて,[印刷オプション]を設定できます。
[図データ]
[-]ボタン
[印刷オプション]の設定が非表示になります。
[ページ指定]
印刷開始ページと印刷終了ページを指定します。
  • 印刷開始ページ
    初期表示は1(ページ)です。入力できる値は,1~999,999です。帳票の最終ページを超える値を指定した場合は,最終ページだけ印刷されます。
  • 印刷終了ページ
    初期表示は,帳票の最終ページです。入力できる値は,1~999,999です。帳票の最終ページを超える値を指定した場合は,最終ページまで印刷されます。
(c) [検索]ダイアログ

プレビュー領域内をアイテム単位に文字列で検索できます。

[図データ]

[検索する文字列]テキストボックス
検索する文字列を指定します。最大127文字まで入力できます。
2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの文字列が表示されます。
[大文字と小文字を区別する]チェックボックス
検索するときに英字の大文字と小文字を区別するかどうかを指定します。英字の大文字と小文字を区別する場合はチェックボックスをオンにします。デフォルトはオンです。2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの状態で表示されます。
[検索する方向]グループボックス
検索する方向を指定します。下方向に検索する場合は[下へ]オプションボタンを,上方向に検索する場合は[上へ]オプションボタンを選択します。デフォルトは[下へ]オプションボタンが選択状態で表示されます。2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの選択状態で表示されます。
[次を検索]ボタン
入力された検索条件に従って,プレビュー領域の文字列検索を実行します。
検索する文字列が見つかった場合,見つかった文字列が反転表示されます。