付録B.1 Excel形式ファイルへ出力される帳票定義情報

ここでは,Excel形式ファイルへ出力される帳票定義情報について説明します。

<この項の構成>
(1) 用紙
(2) 文字
(3) 線
(4) 図形
(5) 集計アイテム
(6) 繰り返し
(7) ブレイク
(8) 帳票ヘッダ
(9) 集計行

(1) 用紙

情報の種類帳票ファイルに定義された内容出力結果
用紙サイズA3
A4
A5
レター
リーガル
B4A4
B5
ハガキ
10×14インチシート
11×17インチシート
15×11インチシート
12×8.5インチシート
ユーザ定義幅(1/10mm単位)
長さ(1/10mm単位)
印刷の向き
用紙の余白サイズ上余白数値(0mm以上)1 cm
下余白
右余白
左余白
(凡例)
○:定義内容のとおりに反映されます。
注※
Excel画面上での単位の表記は,Windowsの設定によって異なることがあります。単位の表記の詳細については,「4.3.6 注意事項」を参照してください。

用紙の情報の出力結果は,Excel画面の次に示す個所で確認できます。

情報の種類Excel画面の表示個所
用紙サイズ[ページレイアウト]-[サイズ]
印刷の向き[ページレイアウト]-[印刷の向き]
用紙の余白サイズ[ページレイアウト]-[余白]

(2) 文字

(a) 出力結果の詳細(アイテムの表示に関するもの)
説明設定値出力結果
繰り返し種別非繰り返し,見出し,繰り返し
水平方向の文字揃え※1左揃え,
中央揃え,
右揃え,
均等配置
左詰め(インデント),
中央揃え,
右詰め(インデント),
均等割り付け(インデント)
垂直方向の文字揃え※1上揃え,
中揃え,
下揃え,
均等配置
上詰め,
中央揃え,
下詰め,
均等割り付け
まとめ表示の優先順位階層あり/階層なしセルを結合します。
まとめ表示※2まとめ表示をする/しないセルを結合します。
罫線をまとめる/まとめない
表示・印刷ページ[全てのページに出力する]オプションボタン,[先頭のページだけに出力する]オプションボタン,または[最終ページだけに出力する]オプションボタンの指定
表示条件[アイテムの表示条件]ダイアログの設定値
置き換え表※3[置き換え表]タブの設定値
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

注※1
縦/横方向の配置の出力結果は,Excel画面の次に示す表示で確認できます。
情報の種類Excel画面の表示
縦/横方向の配置[ホーム]-[配置]
上段:図B-1の1
縦方向配置設定で,左から順に上揃え,中央揃え,下揃えとなります。
下段:図B-1の2
横方向配置設定で,左から順に左揃え,中央揃え,右揃えとなります。

図B-1 Excel画面の表示

[図データ]
均等割り付けに関しては,[セルの書式設定]-[配置]タブの縦/横位置のプルダウンリストから選択します。
注※2
罫線をまとめた場合の,まとめ表示の表示結果を次の図に示します。

図B-2 まとめ表示の表示結果(罫線をまとめた場合)

[図データ]
まとめ表示でのセルの結合は,まとめ表示されたキーの繰り返しの先頭位置から終了位置までの領域を結合します。
まとめ表示されたキーの出力位置は,結合されたセルの領域内に,キーが持っている縦/横方向の文字揃え位置(左寄せなど)で出力します。
また,まとめ表示を設定したセルに対し,罫線をまとめるかどうかも設定できます。罫線をまとめない場合の,まとめ表示の表示結果を次の図に示します。

図B-3 まとめ表示の表示結果(罫線をまとめない場合)

[図データ]
まとめ表示のセルに対して罫線をまとめる設定をしないと,次の例のように,罫線が結合セルの文字アイテムに隠れて表示されない場合があります。この場合,ログにメッセージが出力されます。
[図データ]
注※3
置き換え表で置き換えられた値はすべて文字列として出力します。
(b) 出力結果の詳細(アイテム種別によるもの)
印刷日付・印刷時刻アイテム,ページ番号アイテム

表B-1 印刷日付・印刷時刻アイテム,ページ番号アイテムの出力結果

説明設定値出力結果
印刷日付・印刷時刻アイテム,ページ番号アイテムの表示フォーマット[定義]テキストボックスの指定値文字列として出力します。
印刷日付・印刷時刻アイテム,ページ番号アイテムの種別日付アイテム
時刻アイテム
ページ番号アイテム
文字列として出力します。
印刷日付・印刷時刻は,Excel形式ファイル出力時の日時を出力します。
ページ番号アイテムの表示形式[バージョン2形式]オプションボタンまたは[バージョン3形式]オプションボタンの指定×
ページ番号アイテムのときのページ番号桁数[最大ページ桁数]リストボックスの指定値
(凡例)
×:定義内容は反映されません。

(c) 出力結果の詳細(データ装飾)
文字列データ
前付加文字列,後付加文字列,任意書式指定に関しては,文字列の書式として設定するのではなく,これらの書式を一つの文字列として出力します。

表B-2 文字列データの出力結果

説明設定値出力結果
前付加文字列[前付加文字]テキストボックスの指定値
後付加文字列[後付加文字]テキストボックスの指定値
任意書式指定[任意書式指定]テキストボックスの指定値
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

数値データ

表B-3 数値データの出力結果

説明設定値出力結果
前付加文字列[前付加文字]テキストボックスの指定値前付加文字列として出力します。
後付加文字列[後付加文字]テキストボックスの指定値後付加文字列として出力します。
コンマ表示[コンマ表示]チェックボックスのON/OFFONの場合,桁区切り属性として出力します。
小数点以下桁数[小数点以下桁数]テキストボックスの指定値指定の桁数を書式に設定します。※1
小数点文字[小数点文字]テキストボックスの指定値"."(ピリオド)に統一します。
四捨五入四捨五入,
切り捨て,
切り上げ
帳票設計時に表示されているとおりに出力します。
ゼロ埋め桁数[ゼロ埋め桁数]テキストボックスの指定値書式情報に出力します。
指数表示[指数表示]チェックボックスのON/OFFONの場合,書式情報に出力します。※2
負符号文字[負符号文字]テキストボックスのON/OFF書式情報に出力します。
0を表示,非表示,"-"表示[値が0の場合]グループボックスの指定値書式情報に出力します。ただし,「0を表示しない」の場合は何も表示しません。
欠損値を非表示,"-"表示[値が空データの場合]グループボックスの指定値
「表示しない」の場合
何も表示しません。
「"-"」表示の場合
文字"-"を出力します。
注※1
帳票設計時に小数点以下桁数を指定しないでExcel形式ファイルに小数値を出力した場合,小数点以下が表示されないで整数値として表示されます。数式バーでは小数点以下の数値も表示されます。
小数をExcel形式ファイルに出力したい場合,[小数点以下桁数]テキストボックスで小数点以下の桁数を指定してください。桁数を指定しないと,Excel出力時に小数点以下の桁数はデフォルトの「0」が設定されます。
注※2
帳票設計時に指数表示を設定している場合,[小数点以下桁数]テキストボックスで小数点以下の桁数を指定してください。桁数を指定しないと,Excel出力時に小数点以下の桁数はデフォルトの「0」が設定されます。

日付・時刻データ
日付・時刻アイテムは文字列として出力します。

表B-4 日付・時刻データの出力結果

説明設定値出力結果
日付フォーマット[定義]テキストボックス での指定値
日付の表示形式日次,月次,年次,日付・時刻
日次(和暦),月次(和暦),年次(和暦)
元号年1年を元年と表示するかどうか[元号年1年を元年と表示する]チェックボックスのON/OFF
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

機能ごとの出力結果
桁数の指定
桁数指定が指定されていれば,指定された桁数で出力します。この場合,文字数が桁数を上回っているとエラー(KEEU050-E)となります。

表B-5 桁数の指定の出力結果

説明設定値出力結果
アイテム枠内に入力できる桁数の指定[桁数を指定]チェックボックスのON/OFFOFFの場合は何もしません。
ONの場合,指定された桁数で出力します。
アイテムの桁数1以上の整数値
縮小して全体を表示
「縮小して全体を表示」が設定されていた場合,EURでは設定したポイント数より小さい状態で表示されます。Excel形式ファイルに出力する文字列は,小さくなったポイント数で帳票設計時に表示されているとおりに出力します。Excelでも「縮小して全体を表示する」という項目はありますが,この項目は設定しません。
ワードラップを行う
ワードラップは,Excel形式ファイルに属性としては出力されません。Excel上で文字列の折り返しがある場合,自動的に折り返されますが,EUR サーバ帳票出力機能を使ってExcel形式ファイルに出力する場合,文字列は1行として出力されます。
文字の折り返しに関する注意事項については,「4.3.6 注意事項」を参照してください。
禁則処理を行う
禁則処理は,Excel形式ファイルに属性としては出力されません。
CPI指定
CPIで指定した内容は,Excel形式ファイルに属性としては出力されません。
(d) 出力結果の詳細(フォント,文字方向に関するもの)
説明設定値出力結果
フォントの高さ(単位:1pt)3~256ポイント数として出力します。
フォントの太さ[スタイル]コンボボックスの設定
「標準」を設定した場合:
太字を設定しません。
「太字」を設定した場合:
太字を設定します。
フォントの傾き[スタイル]コンボボックスの設定
「標準」を設定した場合:
斜体を設定しません。
「斜体」を設定した場合:
斜体を設定します。
書体名[フォント名]コンボボックスの設定
日本語ロケール:
"MS 明朝"
中国語ロケール:
"NSimSun"
上記以外のロケール:
"Courier New"
フォントの色[色]リストボックスの設定RGB値をフォントの色として出力します。
文字描画方法
バージョン2以前の文字配置を行うかどうか
[文字の方向]グループボックスの設定上向き左から右Excelのデフォルト
上向き上から下縦書き
左向き下から上左へ90度回転
右向き上から下右へ90度回転
左向き左から右Excelのデフォルト
[バージョン2以前の文字配置を行う]チェックボックスのON/OFF×
文字幅間隔(単位:1pt)ポイント数
文字行間隔(単位:1pt)
文字幅間隔指定標準,狭く,広く
文字行間隔指定
文字の縦横比を2:1に補正するかどうか[フォント縦横比補正を行う]チェックボックスのON/OFF
(凡例)
×:定義内容は反映されません。

注※
フォント属性の出力結果は,Excel画面の次に示す個所で確認できます。
情報の種類Excel画面の表示個所
フォントの高さ[書式設定]ツールバー
フォントの太さ
フォントの傾き[書式]-[セル]の「配置」
書体名[書式設定]ツールバー
フォントの色
文字描画方法

なお,EURでの「上向き,上から下」とExcelでの「縦書き」では,見え方が異なります。EURでの「上向き,上から下」では半角英字,半角数字は右向き,それ以外の文字は上向きで表示されますが,Excelでの「縦書き」ではすべて上向きで表示されます。EURでの「上向き,上から下」とExcelでの「縦書き」の見え方の違いを次に示します。

[図データ]

(3) 

機能出力結果参照先
水平線
垂直線
線種実線付録B.1(3)(a)表B-6
破線
点線
一点鎖線
二点鎖線
点線(丸)
点線(角)
線幅細線/中線/太線/極太線
任意サイズ
0.1~10pt
線色フルカラー
繰り返し
出力ページ
斜線×
(凡例)
○:出力されます。
△:加工して出力されます。
×:出力されません。

(a) 出力結果の詳細

EURでの線アイテムは,Excelでのセル罫線として出力されます。セル罫線は線幅という概念がなく,線種と線幅を合わせて一つのパターンとなります。そのため,線種は表B-7の対応表に従って出力し,線幅は線種によって一意に決定されます。

表B-6 線アイテムの出力結果

情報の種類設定値出力結果
座標線種実線
破線
点線
一点鎖線
二点鎖線
表B-7参照
破線
点線
一点鎖線
二点鎖線
点線(丸)
点線(角)
線幅細線
中線
太線
極太線
任意線幅1pt単位,0.1~10.0ポイント
線色線の色RGB値を線色として出力します。
線の繰り返し非繰り返し,見出し,繰り返し
線の表示・印刷ページ[全てのページに出力する]オプションボタン,[先頭のページだけに出力する]オプションボタン,または[最終ページだけに出力する]オプションボタンの指定
アイテムの配置[繰り返し領域の左上を基準]または,[貼付域の左上を基準]の設定
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

線種と線色の出力結果は,Excel画面の次に示す個所で確認できます。

情報の種類Excel画面の表示個所
線種[罫線]-[線のスタイル]
線色[罫線]-[線の色]

EURの線種とExcel形式ファイルでの線種の対応を次の表に示します。

表B-7 EURの線種とExcel形式ファイルでの線種との対応

EURExcel
線種線幅線種
実線 [図データ]1(細線)図B-4の5
2(中線)
3(太線)図B-4の6
4(極太線)
任意サイズ:0.1pt~1.4pt図B-4の5
任意サイズ:1.5pt~2.4pt図B-4の6
任意サイズ:2.5pt~10.0pt図B-4の7
破線 [図データ]図B-4の4
点線 [図データ]図B-4の1
一点鎖線 [図データ]図B-4の3
二点鎖線 [図データ]図B-4の2
点線(丸) [図データ]図B-4の1
点線(角) [図データ]
注※
点線・点線(丸)・点線(角)は,Excelの枠線の属性としては区別がないため,すべて同じ線種で出力されます。

図B-4 Excel形式ファイルでの線種

[図データ]

(4) 図形

機能出力結果参照先
網掛けパターン14種類付録B.1(4)(a)表B-9
繰り返し
枠線表示枠線種
枠線幅※2
枠線色※2
背景色フルカラー
前景色
角丸四角角丸め
パターン※1
繰り返し
枠線※1
※1
円/楕円※1×
多角形※1
出力ページ
条件付きアイテム表示/非表示切り替え
(凡例)
○:出力されます。
△:加工して出力されます。
×:出力されません。
注※1
下位項目は「網掛け」欄と同じになります。
注※2
出力結果は線アイテムと同じになります。

(a) 出力結果の詳細

網掛けアイテムの場合,次に示す表の対応づけに従ってセルの塗りつぶしパターンを決定します。この場合,背景色は「色なし」で,パターンの色は「自動」で統一します。

表B-8 EURでの網掛けパターンとExcelのセルの塗りつぶしパターンの対応

EURExcel
薄い網掛け6.25% 灰色(図B-5の2)
やや濃い網掛け
やや薄い網掛け
濃い網掛け
濃い左上り点線
濃い右上り点線
左上り点線
右上り点線
透明(塗りつぶしなし)塗りつぶしなし
塗りつぶし塗りつぶし(図B-5の1)
横縞6.25% 灰色(図B-5の2)
縦縞
濃い横縞
濃い縦縞

図B-5 Excelのセルの塗りつぶしパターン

[図データ]

表B-9 図形アイテムの出力結果

説明設定値出力結果
網掛けのパターン薄い網掛け
やや濃い網掛け
やや薄い網掛け
濃い網掛け
濃い左上り点線
濃い右上り点線
左上り点線
右上り点線
透明(塗りつぶしなし)
塗りつぶし
横縞
縦縞
濃い横縞
濃い縦縞
網掛けアイテムの場合,表B-8を参照してください。
図形の繰り返し非繰り返し,見出し,繰り返し
表示・印刷ページ[全てのページに出力する]オプションボタン,[先頭のページだけに出力する]オプションボタン,または[最終ページだけに出力する]オプションボタンの指定
表示条件[アイテムの表示条件]ダイアログの設定値
背景色※1[背景色]リストボックスの指定値背景色としてRGB値を出力します。
前景色※1[前景色]リストボックスの指定値パターンの色としてRGB値に変換して出力します。
枠線※1[枠線表示]チェックボックスのON/OFFON:枠線を表示します。
OFF:枠線を表示しません。
枠線種※1実線
破線
点線
一点鎖線
二点鎖線
点線(丸)
点線(角)
網掛けアイテムの場合はセル属性になるので,「付録B.1(3)(a) 出力結果の詳細」を参照してください。
枠線幅※11(細線),2(中線),3(太線),4(極太線)網掛けアイテムの場合はセル属性になるので,「付録B.1(3)(a) 出力結果の詳細」を参照してください。
枠線色[枠線色]リストボックスの指定値セル罫線としてRGB値を出力します。
丸め半径X※2[丸め]テキストボックスの指定値×
丸め半径Y※2[丸め]テキストボックスの指定値
枠影有無[影付き]チェックボックスのON/OFF
丸める角[左上],[左下],[右上],[右下]チェックボックスのON/OFF
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。
×:定義内容は反映されません。

注※1
セルの色設定,図形の線,図形の枠線の出力結果は,Excel画面の次に示す個所で確認できます。
情報の種類Excel画面の表示個所
セルの背景色・パターンの色・パターンの種類[書式]-[セル]
  • 「背景色」:「背景色」に対応
  • 「パターンの色」:「前景色」に対応
  • 「パターンの種類」:
    XML属性値では表B-8に示すとおりに対応づけられています。ただし,網掛けはExcel形式ファイルでの出力先とならない属性です。
図形の枠線種・線幅[図形の書式設定]-[線のスタイル]-[幅]
[図形の書式設定]-[線のスタイル]-[線の先端]
線種の設定(実線/点線)は次の順に並んでいます。
  • 実線
  • 点線(丸)
  • 点線(角)
  • 破線
  • 一点鎖線
  • 長破線
  • 長一点鎖線
  • 長二点鎖線
点線(丸)は,枠線の先端を設定する必要があります。
図形の枠線の先端設定[図形の書式設定]-[線のスタイル]-[線の先端]
デフォルトは「四角」です。設定を「丸」へ変更すると,枠線種の点線(丸)になります。
注※2
丸め半径Xおよび丸め半径Yは,角丸四角アイテムの場合の属性値です。Excel形式ファイル出力では,角丸四角アイテムは網掛けアイテムとするため,これらの属性は出力されません。

(5) 集計アイテム

機能出力結果参照先
種別キー集計付録B.1(5)(a)
ヘッダ集計
総集計
集計種別合計/平均/最大/最小/件数付録B.1(5)(a)
配置付録B.1(2)(a)
フォント付録B.1(2)(d)
文字配置
ワードラップを行う付録B.1(2)(c)
禁則処理を行う×
出力ページ付録B.1(2)(a)
条件付きアイテム表示/非表示切り替え
(凡例)
○:出力されます。
△:加工して出力されます。
×:出力されません。
注※
下位項目は「付録B.1(2) 文字」の固定文字列と同じになります。

(a) 出力結果の詳細

EURの集計アイテムおよびExcelのセルは,最大有効桁数が15桁です。そのため,集計関数を適用した結果,値が正しく表示できないことがあります。

説明設定値出力結果
集計アイテム合計
平均
最大
最小
件数
集計結果を数値として出力します。

(6) 繰り返し

(a) 出力結果の詳細
縦繰り返し間隔
  • 環境変数EURPS_EXCEL_REPEAT_MODEがページ単位でシートを分ける設定の場合
    帳票の縦方向の繰り返し間隔をLPIで指定しているときは,アイテムを配置する位置は,LPIをミリメートルに換算した値を元に計算されて出力されます。
  • 環境変数EURPS_EXCEL_REPEAT_MODEがページ単位でシートを分けない設定の場合
    帳票の縦方向の繰り返し間隔を6LPI(約4.23mm)の倍数に切り上げます(6LPIがExcelのシート上での1行になります)。縦繰り返し間隔の調整の例を次の表に示します。
    帳票の縦繰り返し間隔調整後の縦繰り返し間隔シートでの縦繰り返し間隔
    4mm6LPI×1行ごと1行
    6mm6LPI×2行ごと2行
    9mm6LPI×3行ごと3行
    3LPI×1行ごと6LPI×2行ごと2行
    なお,帳票設計時のアイテム枠の配置によって,Excel形式ファイル出力時のアイテム枠の高さと縦繰り返し間隔の行数が異なる場合があります。Excel形式ファイル出力時に,アイテム枠の高さと縦繰り返し間隔の行数が変わるときと変わらないときの出力例を次の図に示します。

    [図データ]

    また,縦繰り返しのExcelのシート上での行数の上限は1シートあたり10,000です。調整後の縦繰り返し間隔とシートでの縦繰り返し個数の上限の例を次の表に示します。
    調整後の縦繰り返し間隔シートでの縦繰り返し個数の上限
    6LPI×1行ごと10,000個
    6LPI×2行ごと5,000個
    6LPI×3行ごと3,333個
まとめ表示に関するもの
まとめ表示の表示結果については,「付録B.1(2)(a) 出力結果の詳細(アイテムの表示に関するもの)」を参照してください。
説明設定値出力結果
集計行を分断して表示するかどうか[集計行で分断しない]のON/OFF帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

(7) ブレイク

帳票設計時にデータ中の特定のフィールドをキーとしてブレイクを設定すると,キーとなるデータの値が変化した時点で改ブロックまたは改ページされます。改ブロックまたは改ページされた帳票は,帳票設計時に表示されているとおりにExcel形式ファイルに出力されます。

(8) 帳票ヘッダ

機能出力結果参照先
ヘッダ領域あり/なし付録B.1(8)(a)
ヘッダアイテム
アイテムの配置規準貼り付け域/繰り返し領域
(凡例)
△:加工して出力されます。

(a) 出力結果の詳細

EURでの帳票ヘッダ領域に相当するExcelの機能はありません。見た目は,帳票設計時に表示されているとおりに出力します。

説明設定値出力結果
帳票ヘッダ領域幅帳票ヘッダ領域の設定
帳票ヘッダ領域の表示・非表示ON/OFF
アイテムの配置[繰り返し領域の左上を基準]または,[貼付域の左上を基準]の設定
(凡例)
△:帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。

(9) 集計行

集計行は,帳票設計時に表示されているとおりに出力されます。