5.4.3 帳票管理GUIを使用して出力する

Webブラウザ上で出力先を選んで帳票を出力できます。スプールサーバのプリンタ,またはクライアントPCのプリンタに出力できます。

<この項の構成>
(1) 出力の流れ
(2) 出力で使用する画面
(3) 注意事項

(1) 出力の流れ

  1. スプールデータの一覧取得
    スプールサーバ内のスプールデータを一覧で取得します。取得方法については,「12.1.4 スプールデータの一覧取得」を参照してください。
  2. 出力するスプールデータの選択
    出力するスプールデータを一つ以上選択します。
  3. [印刷]画面の表示
    [ジョブ]-[印刷]を選択するか,または[印刷]ボタンをクリックすると,[印刷]画面が表示されます。
    なお,手順2.でスプールデータを選択して[プレビュー]画面を表示したあとに,[印刷]画面を表示することもできます。

    [図データ]

  4. 印刷方式および印刷オプションの指定
    [印刷]画面で印刷方式および印刷オプションを指定します。
    印刷範囲は,スプールデータに格納されている印刷データのページ数,またはスプールデータのジョブ番号を指定して選択できます。
  5. [OK]ボタンのクリック
    [印刷]画面の[OK]ボタンをクリックして,印刷を実行します。
    なお,[このマシンで印刷]オプションボタンを選択している場合は,[OK]ボタンをクリックしたあと,OSの印刷ダイアログが表示されます。
    印刷するプリンタのプリンタ名などを指定して,印刷を実行してください。
  6. 再印刷
    プリンタのエラーなどで印刷を中断した場合,[印刷]画面で再印刷するページ範囲を指定して,印刷を実行します。
    ページ番号を印刷していない帳票の場合など,再印刷するページ範囲を特定できないときは,印刷済みの帳票から印刷を中断した個所を特定するキーワードを確認したあと,[プレビュー]画面の[検索]ダイアログで該当するページを検索して,再印刷するページ番号をステータスバーで確認します。

(2) 出力で使用する画面

(a) [印刷]画面
[印刷方式]グループボックス
[このマシンで印刷]オプションボタン
帳票管理GUIを操作しているマシンに接続されているプリンタで印刷します。
  • [一つの帳票として印刷する]チェックボックス
    印刷方法を指定します。チェックを入れると,複数のスプールデータから印刷データを取り出し,選択した順序で一つにまとめて印刷できます。
    スプールデータを複数選択し,かつ[このマシンで印刷]オプションボタンを選択している場合にチェックできます。
[蓄積情報で印刷]オプションボタン
スプールデータに設定されている実行可能印刷方式の情報に従って印刷します。実行可能印刷方式が[蓄積拠点サーバ印刷/蓄積クライアント印刷]の場合は,[優先する情報]の指定に従って印刷されます。
[優先する情報]グループボックス
蓄積拠点サーバ印刷または蓄積クライアント印刷を指定します。[蓄積情報で印刷]オプションボタンを選択すると,入力できます。
  • [蓄積拠点サーバ印刷]オプションボタン
    スプールデータの実行可能印刷方式が[蓄積拠点サーバ印刷/蓄積クライアント印刷]の場合に,スプールデータの印刷情報を優先して蓄積拠点サーバ印刷を実行します。
  • [蓄積クライアント印刷]オプションボタン
    スプールデータの実行可能印刷方式が[蓄積拠点サーバ印刷/蓄積クライアント印刷]の場合に,スプールデータの印刷情報を優先して蓄積クライアント印刷を実行します。
[印刷オプション]グループボックス
●スプールデータを一つだけ選択している場合
[全ページ印刷]オプションボタン
全ページを印刷します。
[蓄積拠点サーバ印刷時のみ有効]グループボックス
[ページ指定]オプションボタン
印刷開始ページと印刷終了ページを指定して印刷します。スプールサーバに出力する場合だけ指定が有効になります。
[ページ指定]オプションボタンの右にあるテキストボックスに,ページ番号を半角数字で入力してください。印刷開始ページに指定した値が,印刷終了ページに指定した値よりも大きい場合はエラーとなります。
[現在のページを印刷]オプションボタン
プレビュー領域に表示しているページを印刷します。[プレビュー]画面の[印刷]ボタンから[印刷]画面を開いた場合だけ指定できます。なお,スプールサーバに出力する場合だけ指定が有効になります。
●複数のスプールデータを選択している場合
[全ジョブ印刷]オプションボタン
選択したスプールデータに格納されている印刷データを全ページ印刷します。
[ジョブ指定]オプションボタン
選択したスプールデータの中から,ジョブ番号を指定して印刷します。[プレビュー]画面の[印刷]ボタンから[印刷]画面を開いた場合だけ指定できます。
[ジョブ指定]オプションボタンの右にあるテキストボックスに,ジョブ番号を半角数字で入力してください。印刷を開始するジョブ番号に指定した値が,印刷を終了するジョブ番号に指定した値よりも大きい場合はエラーとなります。
[現在のジョブを印刷]オプションボタン
プレビュー領域に表示している帳票を印刷します。[プレビュー]画面の[印刷]ボタンから[印刷]画面を開いた場合だけ指定できます。
  • [全ページ]オプションボタン
    プレビュー領域に表示している帳票のすべてのページを印刷します。
[蓄積拠点サーバ印刷時のみ有効]グループボックス
  • [ページ指定]オプションボタン
    プレビュー領域に表示している帳票の印刷開始ページと印刷終了ページを指定して印刷します。複数の帳票を選択している場合は,選択した帳票の総ページ数で指定します。なお,スプールサーバに出力する場合だけ指定が有効になります。
    [ページ指定]オプションボタンの右にあるテキストボックスに,ページ番号を半角数字で入力してください。印刷開始ページに指定した値が,印刷終了ページに指定した値よりも大きい場合はエラーとなります。
[OK]ボタン
指定した印刷方式および印刷オプションで帳票を印刷します。
印刷オプションの設定に範囲以外の値を指定した場合はエラーとなります。
[キャンセル]ボタン
[印刷]画面を閉じて,元の画面に戻ります。
(b) [プレビュー]画面

[図データ]

ツールバー
[先頭]ボタン
先頭ページに移動します。
[前]ボタン
前ページに移動します。
[次]ボタン
次ページに移動します。
[最終]ボタン
最終ページに移動します。
[ページ指定]ボタン
[指定ページジャンプ]ダイアログが表示されます。指定したページに移動します。[指定ページジャンプ]ダイアログについては,「(c) [指定ページジャンプ]ダイアログ」を参照してください。
[印刷]ボタン
[印刷]画面が表示されます。[印刷]画面で印刷の設定ができます。印刷については,「(a) [印刷]画面」を参照してください。
[拡大率]ボタン
[拡大率の指定]ダイアログが表示されます。指定した拡大率で帳票を表示できます。デフォルトの拡大率は,75%です。[拡大率の指定]ダイアログについては,「(d) [拡大率の指定]ダイアログ」を参照してください。
[検索]ボタン
[検索]ダイアログが表示されます。[検索]ダイアログについては,「(e) [検索]ダイアログ」を参照してください。
[次検索]ボタン
[検索]ダイアログで前回実行した検索の内容に従って,次の検索を実行します。一度も検索を実行していない場合は,[検索]ダイアログが表示されます。
[閉じる]ボタン
[プレビュー]画面を閉じます。
セクション領域
スプールデータのジョブIDが選択した順に一覧で表示されます。プレビュー領域に表示しているスプールデータのジョブIDが反転表示されます。
プレビュー領域
帳票の内容をプレビュー表示します。
ステータスバー
帳票のページ番号が表示されます。形式は,「ページ番号/総ページ数」です。
(c) [指定ページジャンプ]ダイアログ

[図データ]

[現在表示ページ]
プレビュー領域に表示されたページのページ番号が表示されます。形式は,「ページ番号/総ページ数」です。
[ページ番号の入力]テキストボックス
表示したいページ番号を1から総ページ数の範囲で入力します。半角数字で入力してください。
[ジャンプ]ボタン
指定したページをプレビュー領域に表示します。
1から総ページ数の範囲以外の値を指定した場合はエラーとなります。
[キャンセル]ボタン
表示ページを変更しないで,[指定ページジャンプ]ダイアログを閉じます。
(d) [拡大率の指定]ダイアログ

[図データ]

[現在の拡大率]
プレビュー領域に表示された倍率を表示します。
[拡大率]グループボックス
[25%]オプションボタン:帳票を25%の倍率で表示します。
[75%]オプションボタン:帳票を75%の倍率で表示します。
[100%]オプションボタン:帳票を100%の倍率で表示します。
[150%]オプションボタン:帳票を150%の倍率で表示します。
[200%]オプションボタン:帳票を200%の倍率で表示します。
[任意]オプションボタン:任意の拡大率を指定します。
拡大率指定テキストボックス
任意の倍率を入力します。[任意]オプションボタンを選択すると,入力できます。25~200の半角数字を指定してください。25~200の範囲以外の値を指定した場合はエラーとなります。
[OK]ボタン
指定した拡大率で帳票をプレビュー領域に表示します。
25%から200%の範囲以外の値を指定した場合はエラーとなります。
[キャンセル]ボタン
拡大率を変更しないで,[拡大率の指定]ダイアログを閉じます。
(e) [検索]ダイアログ

[図データ]

[検索する文字列]テキストボックス
検索する文字列を指定します。最大127文字まで入力できます。
2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの文字列が表示されます。
[大文字と小文字を区別する]チェックボックス
検索するときに英字の大文字と小文字を区別するかどうかを指定します。英字の大文字と小文字を区別する場合はチェックボックスをオンにします。デフォルトはオンです。
2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの状態で表示されます。
[検索する方向]グループボックス
検索する方向を選択します。下方向に検索する場合は[下へ]オプションボタンを,上方向に検索する場合は[上へ]オプションボタンを選択します。デフォルトは[下へ]オプションボタンが選択状態で表示されます。
2回目以降の検索では,前回検索を実行したときの選択状態で表示されます。
[次を検索]ボタン
入力された検索条件に従って,プレビュー領域の文字列検索を実行します。
検索する文字列が見つかった場合,見つかった文字列が反転表示されます。
[キャンセル]ボタン
検索を実行しないで,[検索]ダイアログを閉じます。

(3) 注意事項

(a) ディスプレイに表示される文字の大きさについての注意

ディスプレイに表示される文字の大きさを変更しないでください。Windows XP,Windows 7,およびWindows 8の場合は,「小-100%(規定)」が規定の大きさです。規定以外の大きさで帳票をプレビュー表示すると,帳票の表示が不正になります。

ディスプレイに表示される文字の大きさは,[コントロールパネル]から,[デスクトップのカスタマイズ]-[ディスプレイ]を選択すると確認できます。

(b) スプールデータの一覧をソート表示する場合の注意

取得したスプールデータの一覧をソート表示する場合,一覧に表示されているスプールデータの件数が5,000件程度になるようにしてください。一覧に表示されているスプールデータの件数が多い(約10,000件以上)と,正しくソートできないことがあります。

一覧に表示されているスプールデータの件数が5,000件を超えている場合,検索条件を設定するなどして,表示されるスプールデータを絞り込んでください。検索条件の設定方法については,「12.1.9 スプールデータの検索」を参照してください。

(c) WebブラウザにInternet Explorer 7を使用する場合の注意
(d) WebブラウザにInternet Explorer 8を使用する場合の注意
(e) WebブラウザにInternet Explorer 9またはInternet Explorer 10を使用する場合の注意