スプールデータの属性情報は,帳票の蓄積時に起動部品または印刷先定義ファイルで設定します。ただし,印刷先定義ファイルで属性情報を設定できるのは,帳票を分割または仕分けして蓄積する場合だけです。
スプールデータに設定できる属性情報を次の表に示します。
表11-2 スプールデータに設定できる属性情報
項番 | 属性情報 | 起動部品 | 印刷先定義ファイル |
---|---|---|---|
1 | スプールデータに格納された印刷データのファイル名 | ○ | ○ |
2 | 蓄積期限日 | ○ | × |
3 | スプールデータに格納された印刷データの取得可否 | ○ | ○ |
4 | 印刷上限回数 | ○ | ○ |
5 | 実行できる印刷方式 | ○ | ○ |
6 | プリンタクラス名 | ○ | ○ |
7 | プリンタ名 | ○ | ○ |
8 | トレイ名 | ○ | ○ |
9 | プリンタ指定方法 (スプールサーバに出力する場合) | ○ | ○ |
10 | 帳票振り分け定義の振り分けグループ名 (スプールサーバに出力する場合) | ○ | ○ |
11 | ダイアログ表示モード (クライアントPCに出力する場合) | ○ | ○ |
12 | クライアントPCのIPアドレス (クライアントPCに出力する場合) | ○ | ○ |
13 | ジョブ検索キー(検索用のキー情報)の分類 | ○ | ○ |
14 | ジョブ検索キー(検索用のキー情報)の値 | ○ | ○ |
15 | スプールタイトル | ○ | ○ |
なお,起動部品と印刷先定義ファイルでは,印刷先定義ファイルの設定が優先されます。印刷先定義ファイルについては,「6.1.3(2)(b) 印刷先定義ファイル」を参照してください。
また,スプールデータに設定した属性情報を取得したり,変更したりすることもできます。詳細については「12. スプールデータを管理するには」を参照してください。