ここでは,複数のEPF形式ファイルを統合出力する方法について説明します。
複数のEPF形式ファイルを統合して出力するには,次の条件をすべて満たす必要があります。
複数のEPF形式ファイルを統合出力する流れを次の図に示します。
図6-5 複数のEPF形式ファイルを統合出力する流れ
複数のEPF形式ファイルの統合出力で使用する起動部品のメソッド,関数,およびオプションの指定値を次に示します。
また,出力時に設定する起動部品のプロパティ,メソッド,パラメタ,およびオプションの指定値を次に示します。
統合対象EPF形式ファイルの設定 | 起動部品の設定項目 | 設定する値 |
---|---|---|
統合対象EPF形式ファイル名 | ActiveX起動部品:MergeEPFFileNameプロパティ Java起動部品:setMergeEPFFileNameメソッド COBOL起動部品:MERGEEPFFILENAMEパラメタ コマンド起動部品:/mepfnオプション | 統合対象EPF形式ファイル名(255バイト以内の文字列) |
出力EPF形式ファイルの設定 | 起動部品の設定項目 | 設定する値 |
---|---|---|
出力EPF形式ファイル名 | ActiveX起動部品:EPFFileNameプロパティ Java起動部品:setEPFFileNameメソッド COBOL起動部品:EPFFILENAMEパラメタ コマンド起動部品:/epfnオプション | 出力EPF形式ファイル名(255バイト以内の文字列) |
統合後のEPF形式ファイルの属性情報を次の表に示します。
表6-3 統合後のEPF形式ファイルの属性情報(EPF形式ファイルの統合)
EPF形式ファイルの属性 | 統合時の指定可否 | 統合後に設定される値 | |
---|---|---|---|
統合時に指定あり | 統合時に指定なし | ||
印刷部数 | ○ | 指定値 | 1 |
印刷部数の単位 | ○ | 指定値 | 0(部単位) |
用紙の向き | ○ | 指定値 | 未指定(統合するEPF形式ファイルのページごとの属性で出力) |
スプールタイトル | ○ | 指定値 | 未指定(印刷時は最初に指定するEPF形式ファイルの帳票ファイル名を出力) |
プリンタクラス名 | ○ | 指定値 | 未指定 |
EUR Print Serviceのバージョン | × | - | 統合するEPF形式ファイルの最新バージョン |
印刷データを作成したプログラムのバージョン | × | - | 統合するEPF形式ファイルの最新バージョン |
ジョブID | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |
総ページ数 | × | - | 統合するEPF形式ファイルのページ数の総和 |
印刷日時書式 | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |
印刷日時フォント名 | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |
印刷日時フォントサイズ | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |
印刷日時出力位置 | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |
印刷日時フォント色 | × | - | 最初に指定するEPF形式ファイルの属性値 |