TrayCodeプロパティ
TraySelectionプロパティを指定して,給紙トレイ選択機能を使用する場合,プリンタの給紙トレイコードを指定,または取得します。省略した場合は,給紙トレイコード「1」が仮定されます。指定した値が,プリンタによって使用できない場合は,TraySelectionプロパティの指定に従って処理されます。
Windowsで規定されている,給紙トレイコードを次に示します。給紙トレイコードの256以上は,各デバイス固有コードを割り当てられます。
表3-5 給紙トレイコード一覧(Windows規定に準ずる)
給紙トレイ(対象給紙装置) | 給紙トレイコード |
---|---|
上段用紙トレイ | 1 |
単一給紙ソース | 1 |
下段用紙トレイ | 2 |
中段用紙トレイ | 3 |
手差し用紙フィーダ | 4 |
封筒フィーダ | 5 |
手差し封筒フィーダ | 6 |
用紙サイズを基に自動的に給紙装置を選択 | 7 |
トラクタフィーダ | 8 |
小型用紙ソース | 9 |
大型用紙ソース | 10 |
大容量用紙トレイ | 11 |
用紙カセット | 14 |
給紙トレイコードを指定するとき,プリンタの製造会社や機種によって,Windowsで規定されている給紙トレイコードと異なる場合があります。また,Windowsで規定されている給紙トレイコードであっても,プリンタドライバによって,給紙トレイ名と給紙トレイコードを独自に割り当てていると,期待したトレイから給紙されない場合があります。このような場合,出力先プリンタに対応した給紙トレイコードを,EURで提供している[給紙トレイ一覧]ツールで確認されることをお勧めします。
[給紙トレイ一覧]ツールは,出力先プリンタをリストボックスから選択すると,そのプリンタの給紙トレイ名と,対応する給紙トレイコードの一覧が表示されます。
表示された給紙トレイコードを指定することで,期待したトレイから給紙できます。
[給紙トレイ一覧]ツール(Eurtyl.exe)は,次に示すフォルダに格納されています。
対象
Application
解説
TrayCodeプロパティは,PrinterNameプロパティとTraySelectionプロパティが指定されているとき,有効になります。
データ型
Integer
記述例
オブジェクト型変数rptで参照している帳票を,給紙トレイ選択機能を使用して,プリンタの下段用紙トレイを指定します。
rpt.Application.PrinterName = "Printer name"
rpt.Application.TraySelection = 1
rpt.Application.TrayCode = 2