12.3 部品をエクスポート,インポートする

部品庫に登録した部品は,部品アーカイブファイル(*.epa)としてエクスポートできます。部品をエクスポートして配布すると,複数のユーザが同じ部品を使用できます。部品アーカイブファイルに部品庫の部品を保存することを部品のエクスポート,部品アーカイブファイルを読み込むことを部品のインポートといいます。

部品アーカイブファイル(*.epa)とは,部品庫に登録した複数の部品を一つにまとめて出力したファイルです。

<この節の構成>
(1) 部品をエクスポートする
(2) 部品をインポートする
(3) 部品を識別する規則

(1) 部品をエクスポートする

部品庫に登録した部品をエクスポートする手順を次に示します。

  1. [名前を付けて保存]ダイアログを表示する
    [ファイル]-[エクスポート]を選択します。[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。
  2. ファイルの保存する場所,ファイル名,ファイルの種類を設定する
    ファイルの保存する場所,ファイル名,ファイルの種類を設定します。
    ファイルの種類は,「EUR部品アーカイブファイル(*.epa)」です。
  3. ファイルを保存する
    [保存]ボタンをクリックします。部品アーカイブファイルが作成されます。

(2) 部品をインポートする

部品アーカイブファイルに保存された部品を使用するためには,部品をインポートする必要があります。部品をインポートすると,部品庫に部品が登録され,部品パレットウィンドウに表示されます。

部品を部品庫にインポートする手順を次に示します。

  1. [ファイルを開く]ダイアログを表示する
    [ファイル]-[インポート]を選択します。[ファイルを開く]ダイアログが表示されます。
  2. 部品アーカイブファイルを選択する
    部品アーカイブファイルを選択します。ファイルの種類は「EUR部品アーカイブファイル(*.epa)」を選択します。
  3. ファイルを開く
    [開く]ボタンをクリックします。[インポートの結果]ダイアログが表示されます。ただし,部品庫に登録された部品が1,000個以上になった場合,インポートを中止します。
  4. インポート結果を確認する
    [インポートの結果]ダイアログに部品ごとのインポート結果が表示されます。

    [図データ]

    部品庫のデータは部品名と部品IDによって識別されます。部品IDが同じ部品は上書きされます。部品を識別する規則については,「(2) 部品を識別する規則」を参照してください。
    [閉じる]ボタンをクリックして,部品パレットウィンドウに戻ります。

(3) 部品を識別する規則

部品をインポートする場合,元の部品と上書きする部品が同一かどうかを,部品名と部品IDによって識別します。部品を識別するときの規則を次の表に示します。

表12-2 部品を識別するときの規則

部品の設定ダイアログのメッセージインポートした部品の状態
部品名部品ID
同じ同じ部品を置き換えました。インポートした部品を同じ部品名,部品IDの部品に上書きします。
同じ異なる部品を追加しました。インポートした部品名で新規に部品を登録します。部品IDは変更されません。部品パレットウィンドウには,同じ部品名の部品が表示されます。
異なる同じ部品を置き換えました。インポートした部品を同じ部品IDの部品に上書きします。部品名は,インポートした部品の部品名が表示されます。
異なる異なる部品を追加しました。インポートした部品名,部品IDで新規に部品を登録します。