15.1 帳票定義情報とは
帳票定義情報とは,帳票ファイルに定義されている内容のことです。帳票定義情報をCSV形式ファイルに変換したものを帳票定義情報ファイル(*.csv)といいます。
![[図データ]](figure/zu130100.gif)
帳票定義情報ファイルは,次のように利用できます。
- CSV形式ファイルとして変換することで,帳票定義情報を一覧で確認できます。
- 変更した帳票ファイルと元の帳票ファイルの帳票定義情報ファイルを比べる※ことで,変更した個所がわかります。
- アイテムの位置やサイズ,フォントなどを一度に変更できる※ので,レイアウトが容易に整えられます。
- 複数の帳票定義情報ファイルを一度に変更できる※ので,多大な量の帳票の変更が簡単にできます。
- 注※
- 文書の比較,一括変更は,Excelなどの機能を使って行ってください。
- <この節の構成>
- (1) 帳票定義情報ファイルに使用するエンコーディング
- (2) 帳票定義情報ファイルの使用例
(1) 帳票定義情報ファイルに使用するエンコーディング
帳票定義情報ファイルで使用するエンコーディングは,UTF-16です。
(2) 帳票定義情報ファイルの使用例
帳票ファイル(report1.fms)を帳票定義情報ファイルに変換した場合の使用例を次に示します。
図15-1 帳票ファイル(report1.fms)変更前
![[図データ]](figure/zu130200.gif)
- 帳票ファイル(report1.fms)を帳票定義情報ファイルに変換します。
帳票定義情報ファイルへの変換方法については,「15.2 帳票の情報を帳票定義情報ファイルに変換する」を参照してください。
- 帳票定義情報ファイルを開きます。
帳票定義情報ファイルをExcelで開く方法については,「15.3.2 帳票定義情報ファイルをExcelで開く」を参照してください。
図15-2 帳票定義情報ファイル(アイテム定義情報.csv)の変換例
![[図データ]](figure/zu130300.gif)
- 「フォント名」を「MS 明朝」から「MS ゴシック」に,「太字」を「ON」に変更します。
帳票定義情報ファイルの編集方法については,「15.4 帳票定義情報ファイルの構成」を参照してください。
図15-3 帳票定義情報ファイルの変更
![[図データ]](figure/zu130400.gif)
- 帳票定義情報ファイルを保存します。
帳票定義情報ファイルの保存方法については,「15.5 帳票定義情報ファイルを保存する」を参照してください。
- 帳票定義情報ファイルを帳票ファイルに変換します。
帳票ファイルへの変換方法については,「15.6 帳票定義情報ファイルから帳票ファイルに変換する」を参照してください。変換された帳票ファイルを開くと次のように表示されます。
図15-4 帳票ファイル(report1.fms)変更後
![[図データ]](figure/zu130500.gif)
帳票ウィンドウで直接フォントを変更する場合は,集計行の変更は集計行編集モードでほかのアイテムとは別に設定する必要がありますが,帳票定義情報ファイルを使えば,一括で変更できます。