異なるバージョンのEURとファイルを共用する場合,使用できない機能や属性があるので,帳票を保存したり,配布したりする場合は注意してください。
画像やExcelで作成したグラフをOLE埋め込みオブジェクトとして帳票に貼り付けられていましたが,バージョン5以降のEURでは,OLE埋め込みオブジェクトを帳票に貼り付けられません。また,OLE埋め込みオブジェクトが貼り付けられたレポートファイルを開いても,OLE埋め込みオブジェクトは,表示も印刷もできません。
OLE埋め込みオブジェクトが貼り付けられた帳票を表示したい場合は,次のように対処してください。対処は,OLE埋め込みオブジェクトを代用する場合も有効です。
OLE埋め込みオブジェクトとしていた対象物 | 対処 |
---|---|
画像 | EURの画像アイテムとして帳票に貼り付けます。 |
Excelのグラフ | サードパーティの製品で,作成したグラフを画像ファイルに保存したあと,EURの画像アイテムとして帳票に貼り付けます。 |
バージョン5以降のEURでは,実行時にディクショナリファイルの指定は不要です。ディクショナリファイルを使用して作成している帳票ファイルを使用するには,次の手順でディクショナリファイルを使用しない形式で保存し直してください。
この手順によって,データ種別などのフィールド定義情報がフォームシートファイル(*.fms)内に保存され,ディクショナリファイルが不要になります。
[アイテムのプロパティ]ダイアログの[文字配置]タブ | 変換される属性 | |
---|---|---|
バージョン2以前の文字配置を行う | オフ | |
文字の方向 | 上向きで,左から右へ | |
間隔 | 文字間隔 | 標準 |
間隔 | 0(pt) | |
行間隔 | 標準 | |
間隔 | 0(pt) |