複数の様式(帳票ファイル)や出力用データを1セットにまとめて出力する帳票を,複数様式の帳票といいます。
複数の様式を組み合わせて出力したい場合,複数様式の帳票を使用します。複数様式の帳票では,帳票の様式と出力用データを対応づけることでまとめて出力できます。
複数の様式,および出力用データを組み合わせた帳票例を次に示します。
図1-4 複数の様式,および出力用データを組み合わせた帳票の例
この帳票では,次の2種類のデータを使用しています。
EURでは,読み込んだデータの項目をアイテムとして帳票のレイアウト上に直接貼り付けます。
従業員勤務歴カード[ I ]用のデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係を次の図に示します。
図1-5 読み込んだデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係(従業員勤務歴カード[ I ])
従業員勤務歴カード[ II ]用のデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係を次の図に示します。
図1-6 読み込んだデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係(従業員勤務歴カード[ II ])
EURでは,直接貼り付けたデータ以外に,文字アイテム,線アイテム,および図形アイテムを配置して帳票を装飾します。また,この帳票では,日付をさまざまな形式で表しています。
複数様式の帳票で使用している機能について,次の図に示します。
図1-7 複数様式の帳票で使用している機能
この帳票は,次の図のように帳票ファイルを切り替えて出力します。
図1-8 複数様式の帳票の出力順
出力方法の詳細については,マニュアル「EUR クライアント帳票出力」および「EUR帳票出力 機能解説 EUR Server編」を参照してください。
また,複数様式の帳票出力を画面上で簡単に定義することもできます。詳細は「9. 複数様式の帳票の出力定義をツールで作成する」を参照してください。