ここでは,[挿入]メニューを選択して画像ファイルを直接帳票に配置する方法について説明します。
画像ファイルから直接貼り付けた画像を,固定画像といいます。固定画像は,繰り返しをしたときに,同じ画像アイテムを繰り返して貼り付けます。
固定画像を貼り付けると,帳票ファイルに埋め込まれます。そのため,貼り付けた時の画像が,そのまま帳票に出力されます。固定画像のファイルを更新しても,貼り付けた画像アイテムの同期は取れません。ファイルを更新した場合は,再読み込みしてください。画像ファイルを外部データとして取り込み,自動的に画像の更新を反映したい場合は,ユーザ定義データから画像データを貼り付けてください。画像データの貼り付けについては,「4.3.2 画像データを貼り付ける」を参照してください。
複数様式の帳票の場合も,各様式を定義した時に埋め込まれた画像が出力されます。
画像ファイルを貼り付けたあと,ファイルを更新した場合は,帳票ウィンドウ上の画像アイテムを更新する必要があります。画像アイテムを更新する方法を次に示します。
帳票に同じファイル名の画像ファイルを画像アイテムとして複数貼り付ける場合,すべての画像アイテムに同じ内容の画像が表示されます。そのため,同じファイル名の画像を複数貼り付ける場合,あとで貼り付けた画像ファイルの内容が,前に貼り付けた画像アイテムにも反映されます。また,[アイテムのプロパティ]ダイアログの[画像]タブで,画像ファイルの変更,再読み込みをすると,同じ画像ファイル名を参照しているすべての画像アイテムの画像が更新されます。
バージョン4以前で設計した帳票ファイルは,外部データを読み込んで出力されます。そのため,外部データの画像ファイルがない場合は出力できません。複数様式の帳票の場合も外部データを読み込んで出力されるので,各様式で同じファイル名で異なる内容の画像を出力することはできません。