特定のフィールドをキーとして，様式を切り替えるパターンです。「9.2.4　キー付き単純繰り返し（次紙様式付きA）」とは異なり，様式Bにも表紙を付けて表紙次紙形式にしています。1グループにつき1様式を使用し，それぞれの様式でマッピングデータも異なるものを使用します。

キー付き単純繰り返し（次紙様式付きB）の場合の帳票出力のイメージを次の図に示します。この図では，フィールド名「支店コード」がキーになっています。

図9-6　複数様式の帳票の出力イメージ（キー付き単純繰り返し（次紙様式付きB））

1. 様式A（表紙）にA.csvの支店コードが01のデータを出力します。
2. 様式A（表紙）に収まる分のデータを出力し終わると様式A（次紙）に切り替わります。
3. 様式A（次紙）にA.csvの支店コードが01の続きのデータを出力します。
4. A.csvの支店コードが01のデータを出力し終わると様式B（表紙）に切り替わります。
5. 様式B（表紙）にB.csvの支店コードが01のデータを出力します。
6. 様式B（表紙）に収まる分のデータを出力し終わると様式B（次紙）に切り替わります。
7. 様式B（次紙）にB.csvの支店コードが01の続きのデータを出力します。
8. B.csvの支店コードが01のデータを出力し終わると様式A（表紙）に切り替わります。
9. 様式A（表紙）にA.csvの支店コードが02のデータを出力します。
10. A.csvの支店コードが02のデータはすべて様式A（表紙）に収まり，またB.csvには支店コードが02のデータがないため，様式A（表紙）に戻ります。
11. 様式A（表紙）にA.csvの支店コードが03のデータを出力します。
12. A.csvの支店コードが03のデータはすべて様式A（表紙）に収まったため，様式B（表紙）に切り替わります。
13. 様式B（表紙）にB.csvの支店コードが03のデータを出力します。