特定のフィールドをキーとして，様式を切り替えるパターンです。1グループにつき1様式を使用し，それぞれの様式でマッピングデータも異なるものを使用します。

キー付き単純繰り返しの場合の帳票出力のイメージを次の図に示します。この図では，フィールド名「支店コード」がキーになっています。

図9-4　複数様式の帳票の出力イメージ（キー付き単純繰り返し）

1. 様式AにA.csvの支店コードが01のデータを出力します。
2. A.csvの支店コードが01のデータを出力し終わると様式Bに切り替わります。
3. 様式BにB.csvの支店コードが01のデータを出力します。
4. B.csvの支店コードが01のデータを出力し終わると様式Aに切り替わります。
5. 様式AにA.csvの支店コードが02のデータを出力します。
6. B.csvには支店コードが02のデータがないため，様式Aに戻ります。
7. 様式AにA.csvの支店コードが03のデータを出力します。
8. A.csvの支店コードが03のデータを出力し終わると様式Bに切り替わります。
9. 様式BにB.csvの支店コードが03のデータを出力します。