EURが提供するCOBOL起動部品を使用することで,COBOLで開発する業務プログラムからEURを操作できます。
ここでは,COBOL起動部品の使用方法と,実現できる機能の概要について説明します。
COBOL起動部品が提供する関数を呼び出して使用します。
COBOL起動部品のファイルを格納するディレクトリやCOBOL起動部品の設定については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。
COBOL起動部品で実現できる機能の概要を次に示します。関数の詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。
帳票の出力には,PrintReport関数またはPrintReport2関数を使用します。PrintReport関数またはPrintReport2関数に設定したPRINTMODEパラメタの値によって,次に示すように,帳票の出力先や出力方法を指定できます。
帳票出力時のファイル形式を指定できます。使用する関数を次に示します。
なお,EPF形式ファイルは出力後に統合することもできます。複数のEPF形式ファイルを統合するには,OutputMergeEPFReport関数を使用します。
帳票サーバおよび帳票サーバに登録されているスプールサーバの情報を一覧で取得できます。使用する関数を次に示します。
COBOL起動部品のパラメタの文字列項目(PIC X項目)には,「クラス1 」や「トレイ1 」のように,文字列の後ろに空白を付けた値を指定できません。
COBOL起動部品のパラメタの文字列項目は固定長のため,指定したい文字列が項目長に満たない場合は,項目長を満たすまで文字列の後ろに空白を入れます。指定した文字列を判別するときは,文字列の後ろにある空白をすべて削除します。そのため,文字列の後ろに空白を付けた値を指定しても,指定値として扱われるのは文字列の後ろの空白を除いた値になります。
例を次に示します。
MOVE "クラス1 " TO PRINTERCLASSNAME |
MOVE "トレイ1 " TO SERVERTRAYNAME |