付録B UNIX/Linux環境の場合の注意

ここでは,UNIX/Linux環境に帳票システムを構築する場合の注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) EUR Server Serviceを異なるロケールで使用する場合の注意
(2) EUR Server - Adapter,およびEUR Server - Spool Service Adapterを使用する場合の注意
(3) EUR Server Service,およびEUR Server - Spool ServiceをHP-UX環境で使用する場合の注意
(4) 一時フォルダを使用する場合の注意

(1) EUR Server Serviceを異なるロケールで使用する場合の注意

Server Serviceの起動管理定義の環境設定ファイルのパスに日本語が含まれていると文字を正しく判別できません。Server Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)で該当する起動管理定義を定義し直してください。

(2) EUR Server - Adapter,およびEUR Server - Spool Service Adapterを使用する場合の注意

(3) EUR Server Service,およびEUR Server - Spool ServiceをHP-UX環境で使用する場合の注意

OSの問題によって,EUR Server ServiceまたはEUR Server - Spool Serviceが応答しなくなることがあります。このようなときには次の手順で対応してください。

  1. psコマンドでEUR Server ServiceまたはEUR Server - Spool ServiceのプロセスIDを確認します。
    • EUR Server Serviceの場合

      # ps -ef | grep eurpmd
      root プロセスID 1 0 hh:mm:ss ? 0:00 /opt/eur/server/bin/eurpmd

    • EUR Server - Spool Serviceの場合

      # ps -ef | grep eurpmlsd
      root プロセスID 1 0 hh:mm:ss ? 0:00 /opt/eur/spool/bin/eurpmlsd

  2. killコマンドでEUR Server ServiceまたはEUR Server - Spool ServiceのプロセスIDに停止シグナルを送ります。

    # kill -9 プロセスID

なお,このOSの問題は次のどちらかを実施すると回避できます。

対策パッチの適用および環境変数の設定方法については,OSのマニュアルを参照してください。

(4) 一時フォルダを使用する場合の注意

EUR サーバ帳票出力機能の実行中に一時フォルダを操作しないでください。操作した場合,予期しないエラーが発生するおそれがあります。