EURでは,Webブラウザに帳票を埋め込んで印刷できます。クライアントPC上で帳票のプレビュー,印刷および保存ができます。
Webブラウザに帳票を埋め込んで印刷するには,次の製品が必要です。
- EUR Designer
- EUR Server製品(EUR Server Enterprise,EUR Server Standard)のうちのどちらか一つ
システム構成例を次に示します。
図1-5 システム構成例(Webブラウザに帳票を埋め込んで印刷する)
![[図データ]](figure/zu020300.gif)
アプリケーションサーバのEUR Server - Adapterは,コンポーネントを再配布して使用します。クライアントPCのEUR Web Plug-Inは,クライアントPCのWebブラウザに埋め込んで使用します。
Webブラウザに帳票を埋め込んで印刷するときのデータの流れは,次のようになります。
図1-6 Webブラウザに帳票を埋め込んで印刷するときのデータの流れ
![[図データ]](figure/zu010400.gif)
- EUR DesignerのEUR 帳票作成機能で帳票ファイルを作成し,あらかじめ帳票サーバに転送しておきます。
- クライアント実行環境のWebブラウザから,印刷リクエストを送信します。
- 業務アプリケーションから,EUR Server - Adapterを起動します。また,データをCSV形式ファイルに格納し,入力します。
- EUR Server - Adapterから帳票サーバのEUR Server Serviceに入力データを転送します。
- EUR Server ServiceはEUR Print Serviceを呼び出し,転送されたデータと帳票ファイルを入力します。
- EUR Print ServiceがEPF形式ファイルを出力します。
- 出力されたEPF形式ファイルはクライアントPCに転送されます。クライアントPCでは,Webブラウザに埋め込まれた状態で帳票が表示されます。
- クライアントPCに接続されたプリンタで帳票が印刷されます。