製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
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自動寸法(dexdaut)![[図データ]](FIGURE/ZU150361.GIF)
機能
指定した形状要素に,径寸法,または引出寸法を自動的に記入します。
![[図データ]](FIGURE/ZU150370.GIF)
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
基準要素 |
E*2 |
引出寸法の基準となる直線の形状要素を指示します。 |
2 |
対象要素 |
OMDXE1 |
寸法を記入する要素をオペランドメニューで指定します。 |
3 |
[位置] |
OMDXP8 |
引出寸法でいちばん内側に記入する寸法線の位置をオペランドメニューで指定します。 |
補足説明
- このコマンドで記入される寸法は,指定した対象要素の種類によって異なります。記入される寸法の種別を次に示します。
対象要素の種別 |
記入される寸法の種別 |
直線 |
直列引出寸法,または並列引出寸法
(延長引出) |
円(中心線がある場合) |
円 |
直径寸法 |
半円以上の円弧 |
半円より小さい円弧 |
半径寸法 |
- このコマンドで寸法を記入できる要素は形状要素だけです。
- 引出寸法の種別を直列にするか並列にするかは,コマンド特有モードメニューで選択できます。
- 「基準要素」には,直線の形状要素を二つまで指示できます。基準要素を二つ指示した場合,引出寸法は2方向に記入されます。また,[位置]で指定した点は,2方向それぞれの寸法線の位置として使われます。
- 中心線のある円を対象要素に指定した場合は,基準要素との距離を記入します。
- コマンド特有モードメニューで直列引出寸法を選択した場合,対象要素として指定した要素のうち,最も遠い二つの要素の距離を直列引出寸法の外側に記入します。
- 「位置」を省略した場合,引出寸法でいちばん内側に記入される寸法線と,形状要素,および寸法線同士の間隔は,寸法モードの並列寸法間隔に従います(寸法モードについては,「8.5 モード変更[環境(C)/モード変更]」の「寸法モード」を参照してください)。
- 次の3点は,コマンド特有モードメニュー,またはシステムモードメニューでの設定に従います(システムモードメニューについては,「8.5 モード変更[環境(C)/モード変更]」の「システム」を参照してください)。
- 径寸法値の前に径寸法(R・ψ)を付けるかどうか
- 寸法線の片側が円弧上にない場合,その寸法線まで補助線を作画するかどうか
- 対象要素を矩形で指示した場合,同一径の円,円弧(半円以上)のすべてに直径寸法を記入するかどうか
注意事項
- 直列引出寸法,または並列引出寸法では,基準要素に垂直な直線を対象要素として指定しても処理しません。
- 対象要素として,円の中心線を直接指示できません。中心線のある円を対象要素として指定したときだけ,中心線に引出寸法が記入されます。
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