製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
注記寸法(dexdnote)
機能
要素に,指定した文字列の注記寸法を記入します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
要素 |
OM40 |
注記寸法を記入する要素を指定します。 |
2 |
[引出線] |
OMDXP8*N |
引出線の折点の位置,および注記文字の書き出し位置を一つ,または複数オペランドメニューで指定します。 |
3 |
文字列 |
C*N,E*N |
注記にする文字列を一つ,または複数指定します。 |
補足説明
- 引出線を要素に直結させるか,任意の位置に記入するかは,コマンドの実行後にマウスの右ボタンを押すことで切り替えられます。
- 「文字列」の指定で,一つのパラメタを終了すると改行します。複数行にわたるときは,下線が付けられます。
- 図形属性や要素属性を注記の文字列として表示できます。
- 要素属性を表示する場合
「文字列」に“\E××××”(×は属性番号)と指定します。
- 図形属性を表示する場合
「文字列」に“\F××××”(×は属性番号)と指定します。
- 指定した属性番号が定義されていない場合,または寸法に注記寸法を定義する場合
入力した文字列がそのまま表示されます。
- 「文字列」で,図面上の別の文字列を指定した場合は,指示した文字列を注記寸法とします。
- 要素に直結させた注記寸法の場合,次のようになります。
- 「引出線」の指定を省略すると,要素の指示点を始点として,要素に対して平行に注記を記入します。ただし,指示した要素が直線のとき,注記の向きは,「要素」の指示点に近い方の端点を始点とするベクトルの向きになります。
- 「引出線」の指定が1個だけのときは,「要素」の指示点から「引出線」の指定位置まで引出線を記入します。
- 任意の位置に記入する注記寸法の場合,次のようになります。
- 「引出線」の指定を省略すると,要素の指示点を始点として,図面に対して水平に注記を記入します。
- 「引出線」の指定が1個だけのときは,「引出線」の指定位置から図面に対して水平に注記を記入します。
- 「引出線」の指定が2個のときは,指定した2点間を結ぶ引出線を記入します。
- 文字列を編集するときに制御文字が使えます。制御文字については,「6.1 制御文字[アクセサリ(A)/制御文字...]」を参照してください。
注意事項
- 一度に指定できる「引出線」の数は,最大40個です。
- 入力できる「文字列」は,最大30列です。
- 属性を注記文字として表示するとき,属性が200文字を超えている場合は,先頭から200文字までを表示します。
入力例
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