製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
断面二次モーメントX軸計算(mmtx2)
機能
指定した閉領域の断面二次モーメントのX軸を計算し,指示位置に表示します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
閉領域 |
OM9 |
閉領域とする要素を指定します。 |
2 |
[中抜き領域] |
OM9*N |
中抜き領域を構成する要素を指定します。中抜き領域がない場合,省略します。 |
3 |
表示位置 |
P |
計算結果の表示位置を指示します。 |
補足説明
- X軸に平行で,指定した閉領域の重心を通る軸に関する断面二次モーメントを計算します。
- 「閉領域」,および「中抜き領域」の指定では,要素を次のように指示します。
- 指示する要素は,直前に指示した要素と連続している必要があります。
- 指示位置は,直前の要素との交点(第1指示要素は,最終要素との交点),または端点に近い位置を指示します。
- 反時計回りに指示します。
- 「中抜き領域」は,複数指定できます。
- 「中抜き領域」が「閉領域」の内側にあるかどうかはチェックされません。
- 「閉領域」,および「中抜き領域」の境界がそれぞれ表示されます。境界は,再描画で消去できます。
- 「閉領域」の第1指示要素が属している層の座標系で計算されます。
- 単位は,ミリ系図面の場合mm4,インチ系図面の場合inch4です。
- 計算の対象となった要素は,白く示されます。再描画によって,対象になった要素は元の状態に戻ります。計算結果は次の操作で非表示にできます。
- コマンド特有モードメニューのモード変更,またはシステムモードが「消さない」になっている場合,「非表示(blal)」コマンドの実行
- コマンド特有モードメニューのモード変更,またはシステムモードが「消す」になっている場合,「4.1 ウィンドウ[表示(V)/ウィンドウ]」の「再描画」ボタンの押下
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