製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
寸法変更(dexrfmdm)
機能
修正した寸法値のとおりに形状を変形します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
寸法 |
E |
変形の基準となる寸法を指示します。 |
2 |
[要素1] |
OM33 |
変形する要素をオペランドメニューで指定します。 |
3 |
[要素2] |
OM33 |
「要素1」と同時に変形する要素をオペランドメニューで指定します。 |
4 |
寸法値 |
OMDXLA1 |
変形する寸法値をオペランドメニューで指定します。 |
補足説明
- 「寸法」で指示できるのは,距離寸法,径寸法,および角度寸法です。指示した寸法の種別によって,次のようになります。
- 距離寸法
指定した領域内の要素を寸法値に従って変形します。
円,円弧,楕円,および楕円弧の径は変形しません。
指定した要素が直線の場合,指定した領域に含まれる端点の側を移動します。
「要素1」の指定は省略できません。
- 径寸法
円,または円弧を指定した径に変形します。
円,または円弧の径を変形しても中心は移動しません。
指定した領域に含まれる要素は,径を変更する円,または円弧を中心に放射状に移動します。
「要素1」の指定を省略できます。この場合,指示した径寸法が接続している円,または円弧の径だけを変形します。
中心の異なる円,円弧,楕円,および楕円弧の径は変形しません。
径を変更する要素として,配置部品の要素は指定できません。
- 角度寸法
指定した領域内の要素を指定した角度だけ回転します。
「要素1」,および「要素2」を指定する場合は,少なくとも一方の領域には変更する側の直線を含めてください。
指定した要素が角度寸法の中心と同心の円弧の場合,指定した領域に含まれる端点の側を移動します。
「要素1」の指定は省略できません。
- 「要素2」の指定を省略した場合は,片側にだけ変形します。
- 「寸法」で距離寸法,または角度寸法を指示した場合,配置部品の移動,または回転ができます。
注意事項
- 「寸法」で距離寸法,または角度寸法を指示した場合,「要素1」,および「要素2」の領域に変形する側の寸法補助線,または寸法線の端点を含んでいけなければなりません。
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