製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
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オープン[図面(F)/図面ファイル/オープン(O)...]
機能
パーソナルコンピュータ上にある図面ファイルをオープンします。
操作
オープンする図面ファイルの指定
[オープン(O)...]を選択すると,図面オープンダイアログが表示されます。
なお,[オープン(O)...]は,ショートカットキーの<Alt>+<Ctrl>+<O>でも選択できます。
- 図面オープンダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU020030.GIF)
- コンポーネントの機能
コンポーネント |
機能 |
ファイルの場所 |
階層構造の中からオープンしたい図面ファイルがある場所を選択します。システム標準の場合,\hicad\usr\drawが選択されています。 |
ファイル名 |
オープンしたい図面ファイルの名称を上の一覧から選択します。選択した図面ファイルの名称は,右のボックスに表示されます。また,このボックスに直接図面ファイルの名称を入力することもできます。このとき,ファイル名は,ワイルドカードでも入力できます。ワイルドカードについては, 「ワイルドカード」を参照してください。 |
ファイルの種類 |
ファイル名の一覧に表示するファイルの種類を選択します。通常は,HICAD図面ファイル(*.hdw)が選択されています。
選択できるファイルを次に示します。
HICAD図面ファイル(*.hdw)
HICAD図面ファイル(*.drw)
DXFファイル(*.dxf)※
SXFファイル(*.sfc,*.p21)※
GMMファイル(*.drw)※ |
図面名 |
指定した図面ファイルの図面名を表示します。 |
対象層 |
すべての層をオープンするか,指定した層をオープンするかを選択します。指定した層をオープンしたい場合は,オープンしたい層を指定します。 |
モード |
図面ファイルを更新状態でオープンするか,参照状態でオープンするかを指定します。 |
開く |
オープンしたいファイル名が設定されているとき,このボタンを選択すると検索を始めます。
ファイル名がワイルドカードで指定されているときは,条件に合うファイルの検索を始めます。 |
取消 |
図面オープンダイアログで設定した内容を取り消して,ダイアログを閉じます。 |
詳細情報 |
図面ファイルの名称が設定されているとき,このボタンを選択すると詳細情報を表示します。表示される詳細情報は,図面名称,作成日付,および更新日付などです。 |
概略図面 |
図面ファイルの概略図を表示します。概略図については,「概略図の表示」を参照してください。 |
図面庫接続 |
ワークステーション上の図面庫を利用するための図面オープンダイアログを表示します。図面庫を利用するための図面オープンダイアログについては「2.3 図面庫[図面(F)/図面庫]」の「オープン」を参照してください。 |
注※ DXFファイル,SXFファイル,またはGMMファイルをオープンするときは,HICAD/DRAFT for Windowsで扱えるように図面を変換します。このとき変換する条件を[変換条件設定]メニューで設定できます。
ワイルドカード
ファイル名を指定するときワイルドカードを使うと,同じ図面でも更新した時点が異なる図面ファイルの中から希望する1枚を選びだすときなどに便利です。パーソナルコンピュータ上のファイルを検索する場合,ワイルドカードとして使える文字はアスタリスク(*)だけです。*は一つ,または複数の文字列と置き換えられることを示します。
- (例1)
- ファイル名に”*.HDW”と指定します。
パーソナルコンピュータ上にあるすべての図面ファイルが一覧に表示されます。
- (例2)
- ファイル名に”z*.HDW”と指定します。
次のようなファイルが一覧に表示されます。
zumen1.HDW
zumen10.HDW
zumen2.HDW
概略図の表示
[概略図面]ボタンを選択すると,保管してある図面,または部品の概略図が表示できます。
- 概略図の作成
概略図が表示できるのは,保管時に概略図を作成した図面,または部品だけです。概略図を作成するかどうかは,システムモードに従います。システムモードについては,「8.5 モード変更[環境(C)/モード変更]」を参照してください。
また,概略図のデータは,図面(部品)を置換登録するたびに更新されます。
- 概略図の大きさ,および表示部分
表示される概略図の大きさ,および表示部分は,標準値ファイルの「概略図サイズ」,および「概略図の表示切り出し位置」にそれぞれ従います。
- 名称の指定と概略図の表示
次のように指定すると,複数の概略図を同時に表示できます。
- 一括表示
ファイル名を指定しないで[概略図面]を選択します。この場合,同時に最大9枚の図面の概略図を表示できます。これは,多くの概略図を一度に比較検討するときに適した表示方法です。
また,表示された概略図の一つを指示すると,概略図に対応したファイル名を選択したことになります。再度指示すると,選択していない状態に戻ります。
- 複数指定表示
複数のファイル名を指定し,[概略図面]を選択します。この場合,同時に最大9枚の図面の概略図を表示できます。表示されたすべての概略図に対応したファイル名を選択したことになります。目的の図面がある程度絞られているときに適した表示方法です。
- 単数指定表示
名称を一つ指定し,[概略図面]を選択すると概略図が1枚表示されます。表示された概略図は,次の概略図を表示してもそのまま表示されます。この場合,最大9枚の図面の概略図を表示できます。図面ファイルの内容を1枚づつ比較していくときに適した表示方法です。
また,表示された概略図の一つを指示すると,概略図に対応したファイル名を選択したことになります。再度指示すると,選択していない状態に戻ります。
- 概略図ダイアログ
概略図ダイアログの例を図2-1に示します。
図2-1 概略図ダイアログの例
![[図データ]](FIGURE/ZU020040.GIF)
- ボタンの機能
- [OK]
- 選択した概略図のファイル名を図面オープンダイアログに反映して,概略図ダイアログを消去します。その後,図面オープンダイアログの入力待ちなります。
- [次頁]
- 表示している概略図をすべて消去し,ファイル名の一覧で次の図面ファイルの概略図を以前と同じ表示枚数分一度に表示します。このボタンは,一括表示,および複数指定表示のときだけ表示されます。
- [前頁]
- 表示している概略図をすべて消去し,ファイル名の一覧で前の図面ファイルの概略図を以前と同じ表示枚数分一度に表示します。このボタンは,一括表示,および複数指定表示のときだけ表示されます。
- [詳細情報]
- 選択した図面の詳細情報ダイアログを表示します。標準値エディタで複数枚を設定した場合は,左上から右下の順で表示されているすべての概略図の詳細情報を表示します。
- 項目をダブルクリックすると,選択した項目に対応する図面ファイルを開きます。
- [取消]
- 図面を選択しない状態で,表示されている概略図ダイアログを消去します。
- 概略図サイズ
- 概略図サイズを一時的に変更して,概略図を一度に表示する枚数を切り替えます。初期値は標準値エディタで設定します。
単数表示の場合,[次頁],および[前頁]の替わりに,[前進],および[後退]が表示されます。機能を次に示します。
- [前進]
- ファイル名の一覧で一つ次の図面名の概略図を表示します。
- [後退]
- ファイル名の一覧で一つ前の図面名の概略図を表示します。
- 図面番号/最大図面数
図面番号は,ファイル名の一覧でのその図面ファイルの順番を表します。また,最大図面数は,カレントディレクトリにある図面ファイルの数です。
注意事項
- オープンする図面に部品がある場合,部品パスディレクトリにある部品だけ配置できます。ワークステーション上の部品庫にある部品は配置されません。
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