5.6.2 SSLの環境設定

SSLを適用するには,IIS,およびクライアント側のWebブラウザで環境設定が必要です。SSLの環境設定方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 認証局(CA)
(2) サーバの設定
(3) クライアントの設定

(1) 認証局(CA)

SSL通信をするには認証局から発行された証明書が必要です。証明書の取得方法は認証局によって異なるため,各認証局の方法に従ってください。

また,Windowsコンポーネントの「証明書サービス」を使用して,テスト用に独自の認証局を構築することもできます。

詳細については,WindowsのヘルプおよびIISのヘルプを参照してください。

(2) サーバの設定

SSLを適用するには,Webサーバ(IIS)をSSLサイトとして構築する必要があります。

WebサーバをSSLサイトとして構築する方法は,使用するWebサーバによって異なります。SSLの設定方法については,IISのヘルプのSSLについての説明を参照してください。

(3) クライアントの設定

XMAP3/Webが独自に行うSSL通信は,クライアント側のInternet Explorerが信頼している認証局以外から発行された証明書を無効とします。

そのため,WebサーバがSSL通信に使用する認証局の証明書をクライアント側のInternet Explorerが信頼する認証局にインストールする必要があります。証明書のインストール方法については,各認証局の方法に従ってください。