Webブラウザでは,XMAP3の画面の表示中や帳票の印刷中,次に示す動作上の制限があります。
XMAP3の画面の表示中や帳票の印刷中,Webブラウザが提供している機能(アドレスバーへの入力,[戻る]ボタンの選択,[お気に入り]メニューからブックマークの選択など)を利用したオペレータの操作によって任意のURLには移動できません。
起動HTMLを読み込んだ直後から,業務画面の表示や帳票の印刷が開始される直前まで,Webブラウザは次の図に示すような表示状態になります。
図3-1 画面表示・帳票印刷直前のWebブラウザの表示状態
[ファイル]-[終了]コマンドやウィンドウの[閉じる]ボタンなどを使って,ユーザがWebウィンドウを終了しようとした場合,ユーザサービスプログラムにイベントが通知され,その終了処理は抑止されます。したがって,ウィンドウを終了する処理はユーザサービスプログラムの処理構造に依存します。
推奨するユーザサービスプログラムの画面遷移例を次に示します。
XMAP3の画面定義時に指定した壁紙は有効となりますが,その壁紙の表示範囲はXMAP3コントロールの領域内に限定されます。したがって,Webウィンドウの表示領域をすべて壁紙では表示できません。
Webブラウザが提供する印刷機能([ファイル]-[印刷]コマンド)では,XMAP3の画面を印刷できません。Webブラウザが提供する印刷機能を実行した場合,XMAP3の画面の表示されていた個所は空白となります。
[戻る]ボタンの状態は,XMAP3の画面を表示する直前の状態に依存します。Webブラウザの初期表示などで,Webブラウザの[戻る]ボタンが不活性の状態でXMAP3の画面に遷移した場合には,[戻る]ボタンは不活性状態のままとなります。また,Webブラウザの[戻る]ボタンが活性の状態でXMAP3の画面に遷移した場合には,[戻る]ボタンは活性状態のままとなります。ただし,Webブラウザの[戻る]ボタンが活性状態の場合であっても,以前のURL(XMAP3の画面に遷移する前の画面)には移動できません。