コンパイルと実行には,COBOL2002またはCOBOL85 06-05以降を使用してください。COBOL2002 Net Developerでは,実行はできません。
XMAP3/Webが提供するインタフェース領域ファイル(X3WEBLIB.cbl)をユーザサービスプログラムに取り込むには,WORKING-STORAGE SECTIONにCOPY文を使用して取り込んでください。
論理マップは,WORKING-STORAGE SECTION,またはLINKAGE SECTIONにCOPY文を指定して取り込んでください。ただし,論理マップ中に定数を展開している場合,LINKAGE SECTIONには取り込めません。
インタフェース領域ファイルが格納されているフォルダを次に示します。
XMAP3/Webインストールフォルダ¥INCLUDE
ユーザサービスプログラムを作成する上で,必要なTP1/Webのインタフェースを次の表に示します。
表4-8 TP1/Webのインタフェースとその使用方法
処理項目 | 使用するインタフェースと使用方法 |
---|---|
受信データの取得 | CBLDCWEB('GETQDATA')を使用して,クライアントからのデータを受信する。 ここで受信したデータをjsvwwlibライブラリのRECV要求で指定する。 |
出力データの応答 | CBLDCWEB('SETHDINF')を使用して,Content-typeに「XMAP-CONTENT-TYPE」を設定し,jsvwwlibライブラリのSEND要求で生成した出力データを,CBLDCWEB('PUTANY ')を使用して送信する。 |
業務終了 | CBLDCWEB('SSDISCON')を使用して,サービスセットを終了する。 業務終了の出力データを送信したあと,サービスルーチンを終了する前に発行する。 |
XMAP3/Webが提供するインポートライブラリ(X3WEBLIB.lib)とTP1/Webが提供するインポートライブラリ(LIBTP1WEB.lib)をユーザサービスプログラムに取り込み,DLLを作成します。XMAP3/Webのライブラリが格納されているフォルダを次に示します。
XMAP3/Webインストールフォルダ¥LIB
データ有無コードは,サーバ環境定義ファイルに指定します。サーバ上で動作するユーザサービスプログラムで使用できるデータ有無コードは,ユーザサービスプログラムごとに一つだけとなります。仮想端末ごとに異なるデータ有無コードは使用できないため,注意が必要です。
ユーザサービスプログラムで参照する環境変数は,Windows NT,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64のコントロールパネルで設定するシステム環境変数に登録してください。