5.2.1 HTMLソースの基本的な記述方法

画面を起動して業務を開始するためには,起動HTMLおよび起動HTML用スクリプトファイルが必要です。これらのファイルはWebサーバ上の同じ場所に格納してください。

この起動HTMLをWebブラウザから参照することでXMAP3/Webを利用した業務を実行できます。XMAP3/Webでは,起動HTMLおよび起動HTML用スクリプトファイルのサンプル(X3WEBFRM.HTMおよびX3WEBFRM.JS)を提供しています。システム環境に合わせて起動HTMLのサンプルをカスタマイズしてください。

スプラッシュ画面をカスタマイズする場合は,起動HTML用スクリプトファイルにPARAMタグを追加する必要があります。

起動HTMLおよび起動HTML用スクリプトファイルのサンプルのカスタマイズ例を次の図に示します。

図5-2 起動HTMLおよび起動HTML用スクリプトファイルのサンプルのカスタマイズ例

[図データ]

<この項の構成>
(1) COMクラスID
(2) CABファイルURL
(3) 業務開始URL
(4) SSL通信のレベル

(1) COMクラスID

Webブラウザ上でXMAP3コントロールを動作させるために指定します。COMクラスIDはXMAP3コントロール固有の値を指定する必要があるため,サンプルに記述された値のまま使用してください。

上記の起動HTMLのカスタマイズ例で,CreateControlのCLSIDとして記述されている内容がCOMクラスIDです。

(2) CABファイルURL

Webサーバ上にある.CABファイルを,Webブラウザへダウンロードするために指定します。

XMAP3/WebのインストールフォルダをWebサーバの仮想パスに割り当て,その仮想パス名称の末尾に「/Cab/xmap3web1.Cab#version=n,n,n,nを追加した文字列をCABファイルURLとして指定してください。

注※
バージョン番号は,実際に利用する製品バージョンで提供されている起動HTMLサンプルに記載されている最新のバージョン番号を使用してください。製品をバージョンアップする場合は,この番号を必ず変更してください。変更しない場合は,クライアントに最新のプログラムがダウンロードされません。

(3) 業務開始URL

Webサーバ上のユーザサービスプログラムを呼び出すために指定します。実行するユーザサービスプログラムを呼び出すURL(TP1/WebのCGI)を指定してください。TP1/WebのCGIの記述については,マニュアル「OpenTP1 インターネットゲートウェイ機能TP1/Web 使用の手引」を参照してください。

(4) SSL通信のレベル

「https://」を使用したSSL通信の通信レベルを設定するために指定します。必要に応じてカスタマイズしてください。

値(VALUE)は,「NORMAL(通常)」または「IGNORE(証明書エラーチェック緩和)」の二つがあります。設定を省略した場合は,NORMALになります。