従来のTP1/Client,TP1/Serverを使用したXMAP3スタンドアロン構成から,XMAP3/Webを適用したWebベースのシステム構成へ移行するとき,次の点に注意してください。
- クライアント側で動作する実行プログラムはすべてXMAP3によって提供されるものです。したがって,次のような処理を実行していたシステムを移行することはできません。
- クライアント側のAPで,SPPの呼び出し以外の処理を実行している場合。
- XMAP3/Webを利用したシステムでは,Webブラウザのウィンドウ上でXMAP3を実行します。したがって,移行対象となるAPがフレームウィンドウの形状を意識している場合,画面のレイアウトを変更する必要があります。詳細については,「3. XMAP3/Webを使った画面・帳票の開発」を参照してください。
- 移行対象となるAPが環境変数を参照している場合,Webサーバ環境に同様の環境変数の設定が必要です。
- クライアントごとに任意の環境設定を割り当てることはできません。クライアントごとに環境設定を分けたいときは,各クライアントが利用するユーザサービスプログラムを分けたあと,利用するサーバ環境定義ファイルを分けて,それぞれに割り当ててください。