TP1/Clientを使用したXMAP3スタンドアロン構成での運用から,XMAP3/Webを適用したWeb構成への移行手順を次に示します。
システムを移行するに当たって,ユーザサービスプログラムを新規に作成する必要があります。また,既存のシステムで運用していた物理マップを流用できますが,移行に伴って画面を修正した場合などは,必要に応じて物理マップを再生成してください。
WebサーバとなるPCには,あらかじめ必要なソフトウェアのインストール作業,および初期設定を完了しておいてください。また,クライアントとなるPCにはWebブラウザを使ってWebサーバにアクセスできることを確認しておいてください。
- 必要に応じて,従来の画面・帳票定義を修正する。
移行するに当たって,従来の機能に変更を加える場合,画面・帳票定義を修正します。機能に変更がない場合,この手順は不要です。
XMAP3/Webに適用する画面や帳票については,「3. XMAP3/Webを使った画面・帳票の開発」を参照してください。
- サービスプログラムを作成する。
TP1/Webを使用して,ユーザサービスプログラムを作成します。
ユーザサービスプログラムの作成およびユーザサービスプログラムから利用するXMAP3/Webライブラリについては「4. プログラミングガイド」を参照してください。また,TP1/Webについては,マニュアル「OpenTP1 インターネットゲートウェイ機能TP1/Web 使用の手引」を参照してください。
- サーバ環境定義ファイルを作成する。
システム運用時,クライアント側にダウンロードされるサーバ環境定義ファイルを作成します。サーバ環境定義ファイルの作成については,「5.3.1 サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)」を参照してください。
- Webブラウザのセキュリティ属性を設定する。
XMAP3/Webで構成したシステムを利用できるようにするため,クライアント側にあるWebブラウザのセキュリティ属性を設定します。詳細については,「5.5.1 セキュリティに関する設定」を参照してください。