付録B.2 環境設定

XMAP3/Web,TP1/Webがインストールされているサーバ環境とクライアントとなるWebブラウザの環境設定について設定例を示します。

環境設定例は,次の環境を想定しています。

<この項の構成>
(1) サーバ環境の設定
(2) クライアント環境の設定
(3) サンプルの実行

(1) サーバ環境の設定

サーバ環境では次の環境設定が必要です。

(a) TP1/Web定義ファイルの設定

サンプル動作に必要な定義ファイルの設定例を示します。ここでは,TP1/Webの提供ファイルを前提として変更点だけを示します。ファイルの提供先やパラメタの意味など,詳細については,マニュアル「OpenTP1 インターネットゲートウェイ機能TP1/Web 使用の手引」を参照してください。

(b) IISでの仮想ディレクトリの割り当て

IISで表B-1および表B-2に示すフォルダに仮想ディレクトリを割り当ててください。仮想ディレクトリには,用途に応じたアクセス権を設定してください。

表B-1  TP1/Webの仮想ディレクトリ定義

項番仮想ディレクトリ名割り当てフォルダ
1tp1webc:¥tp1web¥wsession¥cgi-bin

表B-2  XMAP3/Webの仮想ディレクトリ定義

項番仮想ディレクトリ名割り当てフォルダ
1xmap3c:¥program files¥hitachi¥xmap3
(c) XMAP3/Web定義ファイルの設定

サンプル動作に必要な定義ファイルの設定例を示します。ここでは,XMAP3/Webの提供時のファイルを前提として変更点だけを示します。ファイルの提供先やパラメタの意味など,詳細については「5. 運用ガイド」を参照してください。

起動HTML定義ファイルおよび起動HTML用スクリプトファイルは,サンプル提供の「x3webfrm.htm」および「x3webfrm.js」を複写して作成してください。次に示すフォルダに提供しています。

c:¥program files¥hitachi¥xmap3¥web¥sample

(2) クライアント環境の設定

クライアント環境では,「5.5 Webブラウザの環境設定」を参照し,セキュリティ,一時ファイルの設定をしてください。

(3) サンプルの実行

Webブラウザから起動HTML定義ファイルを呼び出すと,TP1/WebのCGIを呼び出し,サンプルプログラムのサービスが呼び出され,用意した画面がブラウザ上に表示されます。表示された画面で応答を返すと,ブラウザを閉じてプログラムは終了します。