サーバ環境では次の環境設定が必要です。

• TP1/Web定義ファイルの設定
• IISでの仮想ディレクトリの割り当て
• XMAP3/Web定義ファイルの設定

(a)　TP1/Web定義ファイルの設定

サンプル動作に必要な定義ファイルの設定例を示します。ここでは，TP1/Webの提供ファイルを前提として変更点だけを示します。ファイルの提供先やパラメタの意味など，詳細については，マニュアル「OpenTP1 インターネットゲートウェイ機能TP1/Web 使用の手引」を参照してください。

• WWWセション管理機能定義ファイル（wbp.cnf）
  

  SessionAssignType    dynamic
  MaxSession           20
  MaxProcess           10
   

• TP1/Webマネージャサービス定義ファイル（webconf）
  

  set web_cltin_to_server	= NONE
  set web_usr_conf	= smpl
   

• ユーザサービス定義ファイル（smpl）
  ＜日立COBOL用のサンプルを使用する場合＞
  

  set service_group	= smpl
  set module		= c:\tp1web\aplib\smpl.dll
  set p_start_function	= USR_PROCESS_START
  set p_stop_function	= USR_PROCESS_STOP
  set service= "usr_service1=USR_SERVICE_1",\
               "usr_service2=USR_SERVICE_2"
   

  ＜C言語用のサンプルを使用する場合＞
  

  set service_group	= smpl
  set module		= c:\tp1web\aplib\smpl.dll
  set p_start_function	= exam1_process_start
  set p_stop_function	= exam1_process_stop
  set service= "usr_service1=exam1_usr_service1",\
               "usr_service2=exam1_usr_service2"
   

(b)　IISでの仮想ディレクトリの割り当て

IISで表B-1および表B-2に示すフォルダに仮想ディレクトリを割り当ててください。仮想ディレクトリには，用途に応じたアクセス権を設定してください。

表B-1　　TP1/Webの仮想ディレクトリ定義

項番	仮想ディレクトリ名	割り当てフォルダ
1	tp1web	c:\tp1web\wsession\cgi-bin

表B-2　　XMAP3/Webの仮想ディレクトリ定義

項番	仮想ディレクトリ名	割り当てフォルダ
1	xmap3	c:\program files\hitachi\xmap3

(c)　XMAP3/Web定義ファイルの設定

サンプル動作に必要な定義ファイルの設定例を示します。ここでは，XMAP3/Webの提供時のファイルを前提として変更点だけを示します。ファイルの提供先やパラメタの意味など，詳細については「5.　運用ガイド」を参照してください。

起動HTML定義ファイルおよび起動HTML用スクリプトファイルは，サンプル提供の「x3webfrm.htm」および「x3webfrm.js」を複写して作成してください。次に示すフォルダに提供しています。

 
c:\program files\hitachi\xmap3\web\sample
 

• 起動HTML定義ファイル（smpl.htm）　
  ＜CODEBASE属性の設定値＞
  

  "http://server_url/xmap3/web/cab/xmap3web1.cab#version=n,n,n,n",
  　

  注

  「version」には，サンプル提供の起動HTMLに記載されている最新のバージョン番号を記載してください。

  　
  ＜業務開始URLの設定値＞
  

  "http://server_url/tp1web/dcwcgi.exe/DC_USR?DC_RPCCALL.
  smpl.usr_service1.DCNOFLAGS.DCRAP_CON=dmy",
  　

  注

  「server_url」には，サーバマシンのIPアドレスを記載してください。

  　
  
• サーバ環境定義ファイル（x3websrv）
  

  EtcPath = "http://server_url/xmap3/web/etc"
  DataPath = "http://server_url/xmap3/user/maps"
  　

  注

  「server_url」には，サーバマシンのIPアドレスを記載してください。

クライアント環境では，「5.5　Webブラウザの環境設定」を参照し，セキュリティ，一時ファイルの設定をしてください。

Webブラウザから起動HTML定義ファイルを呼び出すと，TP1/WebのCGIを呼び出し，サンプルプログラムのサービスが呼び出され，用意した画面がブラウザ上に表示されます。表示された画面で応答を返すと，ブラウザを閉じてプログラムは終了します。