T-560/20端末の画面や帳票に対し,MPPで入出力を実行する既存APを流用したいときは,次のような方法で流用できます。
- 画面出力,および帳票出力ともにXMAP3のメインフレーム・PC連携機能で出力するように移行する。
- 画面はCommuniNetのビデオステーションへ出力し,帳票はメインフレーム・PC連携機能で出力するように移行する。
ただし,どちらの方法でも分岐メッセージによる帳票出力ができないため,帳票を出力するAPを新たに作成する必要があります。
以下に,帳票だけ拡張ホストアクセスによる,メインフレーム・PC連携機能を利用した場合のプログラム変更例を示します。
- CommuniNetで画面出力用と帳票出力用の画面端末をそれぞれ定義しておき,あらかじめ,同一PC上でそれらを起動しておきます。
- 分岐メッセージとして帳票を出力していたSEND文を,帳票出力用の画面端末定義に出力するようAPを変更します。
このとき,SEND文の形式や内容を「5.1.1 XDM/DCCM3での拡張ホストアクセス(論理マップ長≦2,920バイトの場合)」の図5-2で示した,「3 メインフレームAPからのオープン命令」の内容と同じようにします。
- 以下の処理を順次,実行するAPを作成します。
- 帳票の出力処理
- 帳票のクローズ処理
- 帳票出力の終了処理
T-560/20端末の画面や帳票に対し,MPPで入出力を実行する既存APを流用する仕組みを次の図に示します。
図5-10 既存AP流用時の処理内容の修正概要
![[図データ]](figure/zu050030.gif)