18.4.6 線種と太さ

<この項の構成>
(1) 線の種別
(2) 線の太さ
(3) 斜線(ELINE文)で引かれる線が垂直または平行の場合
(4) 線(RLINE文など)の肉付け方法

(1) 線の種別

RLINE文などで指定する線種は,次の表に示す規則に従って変換します。

表18-8 線種の変換規則

指定値説明インポート後の線種
1実線実線
28ドット点線点線
316ドット点線破線
44ドット点線点線
512ドット点線破線
68ドット一点鎖線一点鎖線
720ドット1点鎖線一点鎖線
8二点鎖線二点鎖線
91ドット点線点線

(2) 線の太さ

RLINE文などで指定する線の太さは,次の表に示す規則に従って変換します。

表18-9 線の太さの変換規則

指定値インポート後の太さ
1ドット細線
2ドット細線
3ドット中線
4ドット中線
5ドット太線
6ドット太線
7ドット極太線
8ドット以上極太線

(3) 斜線(ELINE文)で引かれる線が垂直または平行の場合

斜線(ELINE文)で引かれる線が垂直または平行の場合,インポート時に斜線ではなく,縦けい線または横けい線として変換されます。

(4) 線(RLINE文など)の肉付け方法

FOG2 E2とXMAP3とでは,縦けい線を描画するときの肉付け方法が異なります。縦けい線に対する肉付け方法の違いを次の図に示します。

図18-3 けい線に対する肉付け方法

[図データ]

このため,インポート時に,線の位置を次のように変更します。

    開始列位置=「記述文での開始列位置+太さによる値」
    開始行位置=変更なし

太さによる値は次のとおりです。

細線:0,中線:1,太線:2,極太線:3

ただし,エクスポート時には,FOG2 E2の肉付け方法に合わせて,位置を補正して記述文を出力します。したがって,ドローで位置を変更しないかぎり,元の記述文とエクスポートした記述文とでは,線の位置は同じになります。