4.1.1 データ入力キー

<この項の構成>
(1) 入力できる半角文字
(2) 入力できる全角文字
(3) 全角文字とスペースコード
(4) 注意が必要なキー操作

(1) 入力できる半角文字

ANKコード(英字・数字・カナ文字)を図4-1に,このマニュアルで使用している用語がANKコードの何に該当するかを表4-1に示します。なお,(00)~(1F)および(7F)は,制御コードであるため,文字コードとして使用できません。

図4-1 ANKコード

[図データ]

表4-1  用語とANKコードの関係

用語該当するANKコードの範囲
カナ(A6)16~(DF)16
ただし,(B0)16(-)を除く。
半角(21)16~(FE)16
ただし,(7F)16を除く。
英大文字(41)16~(5A)16
英小文字(61)16~(7A)16
マイナス(2D)16
長音(B0)16
コンマ(2C)16
数字(30)16~(39)16
記号(21)16~(2F)16,(3A)16~(3F)16
(5B)16~(60)16,(7B)16~(7E)16
アスタリスク(2A)16
漢字(8140)16~(F9FC)16
空白(半角)(20)16
空白(全角,半角)(8140)16
(2020)16
(20)16
空白(全角だけ)(8140)16
注※
詳細は表4-2を参照してください。

(2) 入力できる全角文字

漢字コードを次の表に示します。

表4-2 漢字コード

コードの範囲※1使用できる文字
標準漢字領域(8140)16-(EEFC)16JIS X0208にベンダ固有文字※2を含む文字
外字領域(F040)16-(F9FC)16外字 1880字
ベンダ領域(FA40)16-(FCFC)16標準漢字領域以外のJIS X0208にベンダ固有文字※3を含む文字
注※1
コードの第1バイトは(81xx)16~(9Fxx)16,(E0xx)16~(FCxx)16の範囲です。
コードの第2バイトは(xx40)16~(xx7E)16,(xx80)16~(xxFC)16の範囲です。
注※2
標準漢字領域のベンダ固有文字とは,Windows特殊文字((8740)16~(879C)16 83字),NEC選定IBM拡張文字((ED40)16~(EEFC)16 374字)のことです。
注※3
ベンダ領域のベンダ固有文字とは,IBM選択文字((FA40)16~(FC4B)16 388字)のことです。

ベンダ固有文字について
ベンダ固有文字はPC環境に依存します。WSを含めたC/Sシステム構成で運用する場合,文字コードの一部がWSとPCで異なるため,PCクライアント上で不正な文字が表示される場合があります。このため,WSを含めたC/Sシステム構成では,ベンダ固有文字を極力使用しないことをお勧めします。WSを含めたC/Sシステム構成でベンダ固有文字を使用したい場合は,Windowsで定義できる外字領域に外字として作成,登録してご使用ください。

(3) 全角文字とスペースコード

全角スペースを入力した場合,特に設定しないと半角スペース2文字に変換されて,画面上に表示し,APに返されます。全角スペースをそのまま全角文字として画面上に表示し,APに返したいときは,表示・印刷セットアップの「全角スペースコードの扱い」で,「全角スペースをそのまま返す」を設定してください。

(4) 注意が必要なキー操作

Windows 95,Windows 98,Windows Meの場合に,注意が必要なキー操作を次に示します。