ここでは,COBOLのCALLインタフェースによってマッピングライブラリを使用する方法を説明します。あらかじめ,WORKING-STORAGE SECTIONのCOPY文を指定し,使用したい論理マップ名(入力論理マップ,および出力論理マップ)を取り込んでおきます。論理マップの取り込みについては「7.2.2 論理マップの取り込み方法(COBOL)」を参照してください。
(a) インタフェース領域の作成
TP1/NET/XMAP3とのインタフェース用領域を作成します。インタフェース領域については,マニュアル「OpenTP1プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
![[図データ]](figure/zu063504.gif)
また,上記で注釈のついているデータ項目は,以降に説明する命令文で使用するデータ項目です。それ以外のデータ項目については,マニュアル「OpenTP1プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
(b) 受信命令(CALL 'CBLDCMCF')
![[図データ]](figure/zu063505.gif)
- 'RECEIVE'(必須),およびデータ名1
受信を命令するため,'RECEIVE'を指定します。また,データ名1には,インタフェース領域の一意名1に定義した先頭のデータ項目名を指定します。
- 一意名1,一意名2,および入力論理マップ名
一意名1,および一意名2にはインタフェース領域に定義した一意名1および一意名2を指定します。
入力論理マップ名にはWORKING-STORAGE SECTIONのCOPY文で取り込んだ入力論理マップ名を指定します。
(c) 送信命令(CALL 'CBLDCMCF')
![[図データ]](figure/zu063506.gif)
- 'REPLY'(必須),およびデータ名1
送信を命令するため,'REPLY'を指定します。また,データ名1には,インタフェース領域の一意名1に定義した先頭のデータ項目名を指定します。
- 'EMI'(必須),およびデータ名2
データ名2には,インタフェース領域の一意名1に定義した9個目のデータ項目名を指定します。
- 物理マップ名,およびデータ名3
物理マップ名には,表示させたい物理マップの名称を指定します。このときデバイスIDを含めない名称を指定してください。RECEIVE文で受信した画面が次画面の場合,物理マップ名の指定は不要です。
データ名3には,インタフェース領域の一意名2に定義した3個目のデータ項目名を指定します。
- 一意名1,一意名2,および出力論理マップ名
一意名1および一意名2には,インタフェース領域に定義した一意名1および一意名2を指定します。
出力論理マップ名には,WORKING-STORAGE SECTIONのCOPY文で取り込んだ出力論理マップ名を指定します。