ここでは,XMAP3を使用したシステムでのC言語のAPのコーディング方法について説明します。コーディングをする前に,次の準備をしてください。従来のC言語にないクラスなどの概念を持ったC++言語でAPを作成する場合には,「7.4 汎用APインタフェース」を参照してください。
- APを格納するためのディレクトリを用意する
ソースプログラムやコンパイル後に生成される作業ファイルを格納するディレクトリを用意します。開発環境に合わせてディレクトリを分類し,作成位置や名称を決めます。
- XMAP3の標準提供ファイルから,必要なファイルをコピーする
XMAP3では,APの作成に必要なヘッダファイル※を標準提供しています。1.で作成したディレクトリにコピーして使用することをお勧めします。このとき,コーディングのひな型であるAPパターンもコピーしておきます。
- 注※
- 標準提供のヘッダファイルを次に示します。
- 動的変更テーブル(X3MODTBL.H)
動的変更用の修飾名と,出力論理マップの初期化に使用する定数が指定されています。
- インタフェース領域(JSVWATBL.H)
jsvwadrv関数で帳票を送信するときにパラメタとして使用するインタフェース領域が指定されています。
- <この節の構成>
- 7.3.1 仮想端末の自動割当て
- 7.3.2 論理マップの取り込み方法(C言語)
- 7.3.3 画面表示命令(C言語)
- 7.3.4 C言語固有のコーディング例