7.1.2 AP間でオープンを引き継ぐ場合

メッセージを出す共通部分を別DLL化したり,プログラムが大きいので分割したりする場合などは,オープンをプログラム間で引き継がせることをお勧めします。オープンを引き継ぐためには,日立COBOLの場合,プログラムを実行させるAP(ここではAP1) で環境変数「CBLTERMSHAR=YES」を指定しておきます。なお,「CBLTERMSHAR=YES」は,SEND/RECEIVE/TRANSCEIVEインタフェースのときだけ有効です。CALLインタフェースでは無効になります。

オープンを引き継ぐことによって,AP1からAP2を呼び出すとき,AP1でのクローズ(日立COBOLのときDISABLE文の発行)およびAP2でのオープンは発生しません。そのため画面遷移の時間が短くなります。

使用できる日立COBOLをOSごとに次の表に示します。

表7-2 使用できる日立COBOL

OS名COBOL2002COBOL85
Version 5.0Version 6Version 7
Windows 95××
Windows 98※1
Windows Me×※2
Windows NT 4.0
Windows 2000×※3
Windows XP××
Windows Server 2003※4×××
Windows Server 2003 x64※5×××
(凡例)
○:使用できる。
×:使用できない。
注※1
使用できるバージョンは05-01以降となります。
注※2
使用できるバージョンは06-03以降となります。
注※3
使用できるバージョンはOSによって異なります。
・Windows 2000 Server,およびWindows 2000 Professional:06-01以降
・Windows 2000 Advanced Server:06-03以降
・Windows 2000 Datacenter Server:06-04以降
注※4
使用できるバージョンは01-01以降となります。
注※5
使用できるバージョンの詳細については,「Readmeファイル」でご確認ください。

図7-3 AP間でオープンを引き継ぐ場合

[図データ]