4.3.3 マウスでのクリック

<この項の構成>
(1) ボックス間のフォーカス移動
(2) リストボックス内のフォーカス移動
(3) コンボボックスのフォーカス移動
(4) 各オブジェクトでのスクロール量

(1) ボックス間のフォーカス移動

フォーカス(入力権)のあるボタンをクリックすると,ボタンの状態が交互(オン/オフ)に変わります。

フォーカス(入力権)のないボタンをクリックすると,クリックしたボタンにフォーカスが移動し,ボタンの状態がオンまたはオフに変わります。

マウスでボックスの上をクリックすると,クリックしたボックスにフォーカスが移動します。

(2) リストボックス内のフォーカス移動

マウスの左ボタンをクリックすると,フォーカス(入力権)の有無に関係なくクリックされた項目(リスト)に割り当てられた値をフィールドに展開します。

フィールドにデータを展開すると,タブキーを押したときと同じ動作をします。なお,このとき属性で指定した「選択必須(選択しないときはエラーにする)」,および「自動送信(選択直後APへ制御を渡す)」が有効になります。

リストを選択したあとの動作を,属性の設定によって指定できます。指定できる動作は次の二つです。

  1. フォーカスが次の項目(リスト)へ移動する
    複数選択で,「自動スキップ(選択したら次のフィールドにフォーカスを移す)」指定をした場合。
  2. フォーカスが次のボックスに移動する
    単一選択で,「自動スキップ(選択したら次のボックスにフォーカスを移す)」指定をした場合。

(3) コンボボックスのフォーカス移動

マウスの左ボタンをクリックすると,フォーカスの有無に関係なくクリックされたメニューに対応する値をコンボボックスに展開します。

コンボボックスに値を展開すると,タブキーを押したときと同じ動作をします。なお,このとき属性で指定した「選択済み(選択しなくても通知コードをAPに返す)」,および「自動送信(選択直後にAPへ制御を渡す)」が有効になります。

(4) 各オブジェクトでのスクロール量

各オブジェクトでマウスをクリックしたりドラッグしたときのスクロール量を次に示します。


オブジェクト
マウス
スクロールバーのバースクロールバーのバー以外の
部分
スクロールバーのボタン部分
縦または横
フィールド
ボックス
ドラッグ分1ページ1ページ1行1列
リストドラッグ分1ページ1ページ1行1列
コンボドラッグ分1ページスクロールしない1行スクロールしない
ポップアップドラッグ分1ページスクロールしない1行スクロールしない
ウィンドウドラッグ分1ページ1ページ1行1列
注※
メニューをリスト表示しているポップアップでは,次のようになります。
スクロールバーのバー以外の部分:1ページ
スクロールバーのボタン部分:半角1文字分