Excelを使用して,グラフをビットマップ形式でクリップボード上に作成します。
作成したビットマップ形式の入力元を出力論理マップに代入します。このとき,入力元はクリップボードなので,「*CLIP」を指定します。
出力グラフィックを利用したグラフの表示を次の図に示します。
図6-40 出力グラフィックを利用したグラフの表示
![[図データ]](figure/zu056710.gif)
- 注※
- この例ではExcelのセルに,APから直接,値を設定しています。そのほかにも,設定する値をCSV形式(Comma Separated Values形式)で別ファイルに出力しておき,それをExcelのシートに読み込むように指示する方法もあります。
- 《Excelでの準備》
- 「仕様」の図で示すように,OLE2(Object Linking and Embedding 2)オートメーション機能を使用するとExcelでは何も用意しておく必要はありません。しかし,使用するグラフや処理のパターンが一定であれば,それらを処理するExcelのブック・シートを前もって作成しておき,直接使用すると,APでのOLE2の操作を軽減できます。
- また,図6-40の例では,セル間の値の処理方式,および表示するグラフ形式の指定を前もってシートに設定しておくと,APからの指定は不要になります。
- OLE2オートメーションのサービス機能
OLE2オートメーション機能については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL85 ユーザーズガイド」を参照してください。