2.4.8 日付テキスト・フィールドと時刻テキスト・フィールド(出力)

日付時刻を表すデータを表示するオブジェクトです。APから渡される可変のデータを出力します。日付や時刻を表示する形式(表示書式)は日付または時刻の定義ダイアログで選んで定義します。出力対象にする単位(年/月/日,時/分/秒)なども指定できます。

<この項の構成>
(1) 表示形式
(2) APでのデータと出力結果
(3) 出力時のAPインタフェース
(4) 表示属性の動的変更

(1) 表示形式

日付・時刻の出力時の表示形式の例を次に示します。なお,日付および時刻の表示書式と格納形式の詳細については「付録A.3 キーエントリ・ラベル系オブジェクトの表示属性一覧(日付テキスト・フィールドと時刻テキスト・フィールド)」を参照してください。

定義する表示書式実際の表示形式説明
1997/08/072002/03/31デリミタ「/」
ゼロサプレス※1なし
1997.08.072002.03.31デリミタ「.」
ゼロサプレス なし
1997/ 8/ 72002/ 3/31デリミタ「/」
ゼロサプレス あり
平成 9年 8月 7日※2平成14年 3月 31日元号 「平成」
ゼロサプレス あり
21:08:0721:08:07デリミタ「:」
ゼロサプレス なし
注※1
ゼロサプレスでは,日付・時刻の前にある0を削除し,空白で表示します。
注※2
和暦表示の場合,元号が変わった最初の年を「1年」と表示するか「元年」と表示するかを表示・印刷セットアップで設定できます。詳細についてはマニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

(2) APでのデータと出力結果

APでは,データはデリミタなしの形式で扱われます。これらのデータは,出力時に,表示書式に合わせて編集されます。

(例)
APでのデータ格納形式ドローで定義する表示書式※1出力結果
200203311997-08-072002-03-31
4140331※2平成 9年 8月 7日平成14年 3月31日
10100021:08:0710:10:00
101000PM 09:08:07※3AM 10:10:00
221000PM 10:10:00
注※1
表示書式の日付および時刻(1997-08-07や21:08:07)はパラメタです。実際の表示内容ではありません。
注※2
和暦の場合,先頭の数字が元号に変換されます。先頭の数字と元号の関係を次に示します。それぞれに3種類の形式があります。
1……明/明治
2……大/大正
3……昭/昭和
4……平/平成
注※3
時刻の出力では,24時間表示のデータを,定義する表示書式に従ってAM/PM付きに変換して表示します。

(3) 出力時のAPインタフェース

下位項目を指定してデータを細分化できます。下位項目はデータ型が「文字(XX)」のときに設定できます。出力日付テキスト・フィールドまたは出力日付テキスト・フィールドでの下位項目の利用については「6.2.4 下位項目を利用した日付テキスト・フィールドと時刻テキスト・フィールド(出力)」を参照してください。

(4) 表示属性の動的変更

日付・時刻(出力)テキストの表示属性は実行時に変更できます。表示属性の動的変更については「1.5.6 表示属性の動的変更」を参照してください。