画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編
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9.3.1 APサンプルのコンパイルと実行手順
COBOLを使用したプログラムサンプルは,日立COBOLの開発マネージャを利用することで,コンパイルおよび実行ができます。
(a) COBOL用サンプルの準備
COBOL用プログラムサンプルは,次に示すフォルダに格納されているので,別の任意のフォルダにコピーしてお使いください。なお,帳票印刷ではインクルードファイルとして次のファイルも使用します。このため,これらのファイルをコピーするか,または環境変数CBLLIBにフォルダを割り当ててください。
- プログラムサンプルの格納先(プロジェクトファイル,ソースファイル,定義ファイル,テキストファイル)
XMAP3インストール先\Samples\Cobol
- インクルードファイルの格納先
XMAP3インストール先\Include\X3modtbl.cbl
(b) プログラムサンプルのプロジェクトファイル名
COBOL用として提供しているプログラムサンプルのプロジェクトファイルと関連するファイルを次の表に示します。
表9-4 COBOLのサンプル例題と関連ファイル名一覧
種
別 |
プログラム
サンプル名称 |
プロジェクト
ファイル名※ |
ソース
ファイル名 |
定義
ファイル名 |
テキスト
ファイル |
ペ
|
ジ |
帳票入門例題 |
JYUTUPC.pmi |
JYUTUPC.cbl |
JYU1PC.imp |
− |
| 標準帳票例題 |
STDPRPC.pmi |
STDPRPC.cbl |
STD1PC.imp |
− |
| 表サイズ変更例題 |
MDLINPC.pmi |
MDLINPC.cbl |
MDL1PC.imp |
− |
| 文字強調変更例題 |
MDCHRPC.pmi |
MDCHRPC.cbl |
MDC1PC.imp |
− |
| 重ね印刷例題 |
OVCHRPC.pmi |
OVCHRPC.cbl |
OVC1PC.imp |
− |
| OLTPサーバ構成での受発注業務 |
− |
MCF1G.cbl
MCF2G.cbl
MCF3G.cbl
MCF4G.cbl
MCF5G.cbl |
MCF1G.imp
MCF2G.imp
MCF3G.imp
MCF4G.imp
MCF5G.imp |
− |
書
式 |
書式入門例題 |
JYUTUFC.pmi |
JYUTUFC.cbl |
JYU1FC.ifm |
JYUTUFC.txt |
| 標準書式例題 |
STDPRFC.pmi |
STDPRFC.cbl |
STD1FC.ifm |
STDPRFC.txt |
| ブレーク項目例題 |
BRKPTFC.pmi |
BRKPTFC.cbl |
BRK1FC.ifm |
JYUDEN
JYUSHO |
| CSVファイル印刷例題 |
CSVPRFC.pmi |
CSVPRFC.cbl |
CSV1FC.ifm |
CSVPRFC.csv |
- (凡例)
- −:ファイルなし。
- 注※
- XMAP3で提供しているプロジェクトファイルは,COBOL85 Version 5.0形式ですが,COBOL2002,COBOL85 Version 7またはVersion 6でも使用できます。提供しているファイルをCOBOL2002,COBOL85 Version 7またはVersion 6のCOBOL開発マネージャで開くと,COBOL2002,COBOL85 Version 7またはVersion 6対応のプロジェクトファイルを自動生成します。
(c) プログラムサンプルのコンパイルと実行手順
- コンパイル
日立COBOLのCOBOL開発マネージャを使用して,プログラムサンプルをコンパイルします。
- COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合
COBOL開発マネージャのツリービューウィンドウで,各プログラムサンプルに応じたプロジェクト名を選び,右クリックで表示されるメニューから[選択中のプロジェクトのビルド]を選ぶと,自動的にコンパイルされ,実行ファイルが生成されます。
- COBOL85 Version 5.0の場合
各プログラムサンプルに応じたプロジェクトファイル名を選び,COBOL開発マネージャの[プロジェクト]−[ビルド]を選択すると,自動的にコンパイルがされ,実行ファイルが作成されます。
コンパイル時には,次のフォルダにあるインポートライブラリを使用してください。
XMAP3インストール先\Lib\V3Compatible
- 実行手順
日立COBOLのCOBOL開発マネージャを使用して,プログラムサンプルを実行します。
- COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合
プログラムの実行には,実行支援を使用して実行環境を設定して実行する方法と,実行環境を使用しないでそのまま実行する方法があります。
<実行環境を設定して実行する>
COBOL開発マネージャのウィンドウの[ビルド]−[実行支援]を選び,表示されるダイアログで実行環境を設定して実行します。
<実行環境を設定しないで実行する>
COBOL開発マネージャのウィンドウの[ビルド]−[実行]を選び,表示されるダイアログで実行プログラム名を指定して実行します。
- COBOL85 Version 5.0の場合
各プログラムサンプルに応じたプロジェクトファイル名を選び,COBOL開発マネージャの[実行]−[実行]を選ぶと,実行ダイアログ上のコマンドライン上に実行ファイル名が表示されるので,[OK]ボタンを選んで,プログラムサンプルを実行します。
なお,各プログラムサンプルの実行ファイル名は,プロジェクトファイル名と同じです。
すでに実行ファイルを作成している場合は,エクスプローラまたはファイルマネージャから,実行ファイルを起動することでプログラムサンプルを実行できます。
C言語を使用したプログラムサンプルは,以下の手順でコンパイルおよび実行できます。
(a) C言語用サンプルの準備
C言語用プログラムサンプルは,次のフォルダに格納されているので,別の任意のフォルダにコピーしてお使いください。なお,インクルードファイルとして次のファイルも使用するので,これらのファイルもコピーしてください。
- プログラムサンプルの格納先(MAKEファイル,ソースファイル,定義ファイル,テキストファイル)
XMAP3インストール先\Samples\C
- インクルードファイルの格納先
XMAP3インストール先\Include\X3modtbl.h
XMAP3インストール先\Include\Jsvwatbl.h
XMAP3インストール先\Include\Jstqlcom.h(書式用のプログラムサンプルだけに必要)
(b) プログラムサンプルのソースファイル名とマップ定義ファイル名
C言語用として提供しているプログラムサンプルのソースファイル名と関連するマップ定義ファイル名を次の表に示します。
表9-5 C言語のサンプル例題と関連ファイル名一覧
種
別 |
プログラム
サンプル名称 |
実行
ファイル名 |
ソース
ファイル名 |
定義
ファイル名 |
テキスト
ファイル |
ペ
|
ジ |
帳票入門例題 |
JYUTUPH.exe |
JYUTUPH.c |
JYU1PH.imp |
− |
| 標準帳票例題 |
STDPRPH.exe |
STDPRPH.c |
STD1PH.imp |
− |
| 表サイズ変更例題 |
MDLINPH.exe |
MDLINPH.c |
MDL1PH.imp |
− |
| 文字強調変更例題 |
MDCHRPH.exe |
MDCHRPH.c |
MDC1PH.imp |
− |
| 重ね印刷例題 |
OVCHRPH.exe |
OVCHRPH.c |
OVC1PH.imp |
− |
| OLTPサーバ構成での受発注業務 |
− |
MCF1G.c
MCF2G.c
MCF3G.c
MCF4G.c
MCF5G.c |
MCF1G.imp
MCF2G.imp
MCF3G.imp
MCF4G.imp
MCF5G.imp |
− |
書
式 |
書式入門例題 |
JYUTUFH.exe |
JYUTUFH.c |
JYU1FH.ifm |
JYUTUFH.txt |
| 標準書式例題 |
STDPRFH.exe |
STDPRFH.c |
STD1FH.ifm |
STDPRFH.txt |
| CSVファイル印刷例題 |
CSVPRFH.exe |
CSVPRFH.c |
CSV1FH.ifm |
CSVPRFH.txt |
- (凡例)
- −:ファイルなし。
(c) プログラムサンプルで使用するマップの生成
プログラムサンプルを実行する場合,プログラムサンプルに対応したマップを作成する必要があります。実行プログラムサンプルとマップ定義ファイルとの対応は,「表9-4 COBOLのサンプル例題と関連ファイル名一覧」を参照してください。
(d) プログラムサンプルのコンパイルと実行手順
- コンパイル
コンパイルするには,製品に対応したMAKEファイルを使用します。次に,コンパイル手順を示します。
- MAKEファイル中の,「XMAP3INSTALL=..\」を,XMAP3インストール先に変更します※。
- MS-DOSプロンプトを開いて,プログラムサンプルのファイルをコピーしたフォルダに移動します。
(例)
cd c:\temp\sample
- 実行したいプログラムサンプルに応じて,次に示すコマンドを実行します。
NMAKE /F MAKEREP xxxxxx.EXE
「xxxxxx.EXE」には,実行したいプログラムサンプルの実行ファイル名を入れてください。実行ファイル名については,「表9-5 C言語のサンプル例題と関連ファイル名一覧」を参照ください。
- 注※
- Visual C++ 5.0でコンパイルする場合は,次のフォルダに提供されているインポートライブラリを使用するように,MAKEファイルの「XMAPLIBDIR」を変更してください。
- XMAP3インストール先\Lib\V3Compatible
- 実行手順
プログラムサンプルを実行します。実行手順は次のどちらかです。なお,実行ファイル名については,表9-5を参照してください。
- スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]で,各プログラムサンプルに応じた実行ファイル名を指定して,実行します。
- エクスプローラまたはファイルマネージャから,プログラムサンプルをコピーしたフォルダに移動し,実行ファイルを起動することで,プログラムサンプルを実行できます。
(3) プログラムサンプルを実行するための設定
プログラムサンプルを実行するための設定について,次に示します。
(a) 用紙サイズ,印刷向きの設定,および表示・印刷セットアップの実行
プログラムサンプル実行の前に,印刷に必要なプリンタの接続や適切なプリンタドライバの設定をしてください。また,表示・印刷セットアップの「プリンタ」タブで次の設定をしてください。帳票は「通常使うプリンタ」に出力されます。
- 仮想端末名:PRT001
- サービス名:#PRT
- 印刷モード:「GDI:ページプリンタ」,またはプリンタがLIPS対応の場合は「PDLスルー:LIPS準拠ページプリンタ」
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