画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編

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3.5.4 印字領域

定義パターンを選択すると,書式を用紙に印刷する領域(印字領域)の行数および列数が決定されます。書式の場合,印字領域は,用紙サイズからマージンを除いた領域です。書式は,印字領域の左上端(1行1列)を基点にレイアウトします。用紙と印字領域の関係を次の図に示します。

図3-17 用紙と印字領域の関係

[図データ]

ページプリンタでは,用紙に穴を開けることを想定しているため,マージンを設定して,印刷開始位置をずらせます。ユーザが設定するマージンを,マージンまたはソフトマージンといいます。

ソフトマージンに対して,プリンタドライバおよびプリンタ装置ごとに,ハード機構上,印刷できない領域(ハードマージン)があります。このハードマージンの値よりも小さいマージンを設定すると,ハードマージンが有効になります。このように,プリンタ機種によって印刷位置の先頭が異なるので,用紙の先頭行からの印刷はしません。ただし,PDFファイル出力の場合には,先頭行からの出力ができます。書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係を次の表に示します。

表3-45 書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係

ドローの書式定義 APの行データで
設定できる属性
印刷結果
LPI(ます目) 書式のLPI
基準文字サイズ
(ます目)
5 5
7 7
9 9
12 12
省略 書式で指定した値
基準字間値
(ます目)
0 0
1〜7 1〜7
省略 書式で指定した値
書体 標準,明朝体,ゴシック体,OCR APで指定した値
拡大 あり,なし APで指定した値

(凡例)
−:該当しない。

<この項の構成>
(1) 文字サイズ

(1) 文字サイズ

行間隔とAPで指定できる文字サイズの組み合わせを次に示します。

行間隔 文字サイズ
5ポイント 7ポイント 9ポイント 12ポイント
3LPI
4LPI
6LPI
8LPI × ×
10LPI × ×
12LPI × ×

(凡例)
○:使用できる。
×:使用できない。

注※
印字時に文字が重なることがあるため,ほかの文字サイズを使用することをお勧めします。