画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編

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3.1.3 ます目サイズの決定

帳票のます目サイズ,文字の大きさなどを設計します。

<この項の構成>
(1) ます目の設定
(2) 文字の大きさ
(3) 基準ます目

(1) ます目の設定

ます目は,文字サイズと文字間隔(CPI)/行間隔(LPI)の組み合わせで決まります。

けい線帳票(連続紙/カット紙)では,次のます目が設定できます。なお,CPIとは,25.4mm(1インチ)当たり何文字印刷(10〜15文字)できるかを表す,文字間隔の単位です。また,LPIとは,25.4mm(1インチ)当たり何行印刷(6〜8行)できるかを表す,行間隔の単位です。けい線帳票では,文字サイズは9ポイント相当で固定になります。

上記ます目のほか,「自由な設定」で,次に示す条件の組み合わせも設定できます。

(a) 行間隔

行間隔(LPI)には,6LPIと8LPIがあります。行間隔ごとのドット数は次の表のとおりです。

表3-6 行間隔ごとのドット数(180dpiの場合)

行間隔 ドット数
6LPI 30.0
8LPI 22.5

注※
印刷時には,22ドットと23ドットを組み合わせて補正します。

(b) 文字の間隔

ます目の設定を自由にした場合,文字の間隔は,0〜7ポイントの範囲で設定できます。文字の間隔ごとのドット数を次の表に示します。

表3-7 文字の間隔ごとのドット数

文字の間隔 半角−半角の文字
(ドット数)
全角−全角の文字
(ドット数)
半角−全角の文字
(ドット数)
0ポイント 0 0 0
1ポイント 1 2 2
2ポイント 3 6 5
3ポイント 4 8 6
4ポイント 6 12 9
5ポイント 7 14 11
6ポイント 9 18 14
7ポイント 10 20 15

(2) 文字の大きさ

けい線帳票では,文字を拡大できます。拡大には,倍角,平体,長体の三つを指定できます。標準の文字の大きさは,9ポイント相当になります。

拡大を指定すると,印刷できる文字数が次のように変わります。なお,ここでの説明は半角文字を仮定しています。全角文字の場合は,説明に示されているます目の値が2倍になります。

文字の拡大による文字の大きさを次の表に示します。

表3-8 文字の拡大(180dpiの場合)

文字の拡大 半角文字の大きさ
(縦×横(ドット数))
全角文字の大きさ
(縦×横(ドット数))
標準 24×12 24×24
倍角 48×24 48×48
平体 24×24 24×48
長体 48×12 48×24

(3) 基準ます目

文字やけい線などを配置する上での基準として,半角文字で1文字分の領域(基準ます目)のサイズが設定されます。また,行の先頭文字が半角の場合と全角の場合では,行への文字の割り付け位置が異なります。行の先頭文字が半角の場合および全角の場合での割り付け位置と基準ます目の構成を次の図に示します。

図3-2 行への文字の割り付けと基準ます目の構成

[図データ]

基準ます目は,帳票属性で指定した「ます目設定」,「行の間隔」,および「文字の間隔」で決まります。