9.1.2 COBOLエディタからのAPパターンの利用

日立COBOLを利用する場合,COBOLエディタを使用してXMAP3のAPパターンおよびAP部品を編集できます。エディタウィンドウで[ファイル]-[開く]を選択し,XMAP3インストール先¥Patternsの下にあるファイル名(拡張子が.cbl)を指定するとソースプログラムを編集できる状態になります。なお,エディタウィンドウでの操作方法については,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」またはマニュアル「COBOL85 操作ガイド」を参照してください。

また,日立COBOLと連携すると,COBOLエディタでXMAP3のプログラムテンプレート(拡張子が.cetのファイル)を利用できます。プログラムテンプレートの内容は,XMAP3のAPパターンと同じです。

なお,XMAP3で使用できる日立COBOLは,COBOL2002,COBOL85 Version 5.0,Version 6,またはVersion 7です。ただし,使用できる日立COBOLは,OSによって異なります。XMAP3で使用できる日立COBOLを,OSごとに次の表に示します。

表9-2 使用できる日立COBOL

OS名COBOL2002COBOL85
Version 5.0Version 6Version 7
Windows 95××
Windows 98※1
Windows Me×※2
Windows NT 4.0
Windows 2000×※3
Windows XP××
Windows Server 2003※4×××
Windows Server 2003 x64※4×××
(凡例)
○:使用できる。
×:使用できない。
注※1
使用できるバージョンは05-01以降となります。
注※2
使用できるバージョンは06-03以降となります。
注※3
使用できるバージョンはOSによって異なります。
・Windows 2000 Server,およびWindows 2000 Professional:06-01以降
・Windows 2000 Advanced Server:06-03以降
・Windows 2000 Datacenter Server:06-04以降
注※4
使用できるバージョンの詳細については,関連するプログラムプロダクトでご確認ください

<この項の構成>
(1) プログラムテンプレートを使用したファイルの編集方法
(2) COBOLエディタでのAP部品の利用方法

(1) プログラムテンプレートを使用したファイルの編集方法

COBOLエディタでXMAP3のプログラムテンプレートを使用してファイルを編集する方法を説明します。

なお,この方法でプログラムテンプレートを使用すると,そのつど,ファイル名を指定して参照する必要があります。COBOLエディタが提供しているテンプレート以外のファイルを,常にテンプレートファイルのリストに表示したい場合の設定方法については,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」またはマニュアル「COBOL85 操作ガイド」を参照してください。

(a) COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合
  1. COBOLエディタのエディタウィンドウで,[ファイル]-[新規作成]を選択する。
    新規作成ダイアログが表示されます。
  2. 作成したいファイルの種類を選ぶ。
    必要に応じてファイルの拡張子も選びます。
  3. ファイルの種類に対応するプログラムテンプレートの[...]ボタンをクリックする。
  4. ファイルを開くダイアログで,「ファイルの場所」に「XMAP3インストール先¥Patterns¥Cobol」を指定する。
    XMAP3のプログラムテンプレートが表示されます。
  5. 使用したいプログラムテンプレートのファイルを選択する。
    テンプレートファイルのリストに選択したファイル名が追加されます。
  6. [OK]ボタンをクリックする。
    新規にファイルが作成され,プログラムテンプレートの内容がソースウィンドウに表示されます。
(b) COBOL85 Version 5.0の場合
  1. COBOLエディタのエディタウィンドウで,[ファイル]-[新規作成]を選択する。
    新規作成ダイアログが表示されます。
  2. エディタウィンドウのテンプレートで[参照...]ボタンをクリックする。
  3. ファイルの参照ダイアログで,「ファイルの場所」に「XMAP3インストール先¥Patterns¥Cobol」を指定する。
    XMAP3のプログラムテンプレートが表示されます。
  4. 使用したいプログラムテンプレートのファイルを選択する。
    テンプレートファイルのリストに選択したファイル名が追加されます。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    新規にファイルが作成され,プログラムテンプレートの内容がソースウィンドウに表示されます。

(2) COBOLエディタでのAP部品の利用方法

XMAP3のAP部品をCOBOLエディタで利用する方法を説明します。AP部品は,拡張子が.cblのファイルとして提供されています。このため,COBOLエディタでは,AP部品を一つのソースファイルとして扱います。

  1. ソースウィンドウで,部品パターンを挿入したい位置にカーソルを移動する。
  2. [編集]-[ファイルの挿入]を選択する。
    挿入するソースファイルを指定するダイアログが表示されます。
  3. 「XMAP3インストール先¥Patterns¥Cobol」を指定し,使用したいAP部品のファイルを選択する。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    指定したソースファイルのすべての内容が,カーソル位置に挿入されます。