3.5.7 下敷き機能の利用

書式オーバレイでは,用紙のフォーマットイメージをレイアウト領域の背後に(下敷き)表示しながら書式を定義できます。これを下敷き機能といいます。下敷き機能は,用紙上のけい線などに合わせてオブジェクトの位置を調整するときに使用します。下敷きは,レイアウト時の目安となるだけで,実際の帳票印刷の対象にはなりません。

下敷きとして表示するデータは,あらかじめ帳票をスキャナで読み取り,256色以下のビットマップファイル(.bmp)として用意しておきます。大きさの制限はありませんが,全体のリソースの上限に注意してください。

次に,下敷き機能を使用するときの操作手順を示します。

<この項の構成>
(1) 操作手順
(2) 注意事項

(1) 操作手順

  1. 帳票を使用して,実際にプリンタで先頭印刷文字を印字する。
    先頭印刷文字は,位置合わせのために使用する印です。

    [図データ]

  2. イメージスキャナを使用して原寸大で入力し,ビットマップファイルを作成する。
    描画ソフトなどで鮮明に入力されているか確認します。
  3. 作成したビットマップファイルをunderlayフォルダに格納する。
    underlayフォルダは,XMAP3インストール先¥userフォルダの下にあります。
    ユーザが任意のフォルダに格納しても,表示時に任意のフォルダを選択できます。
  4. ドローの新規作成ダイアログから,「書式オーバレイ」を選択する。
  5. [表示]-[下敷き設定]を選択する。
    下敷き設定ダイアログが表示されます。

    [図データ]

  6. ファイルを選択し,サイズや色を変更する。
  7. 表示を確認する。
    あらかじめ印字しておいた先頭印刷文字の印が,レイアウト領域の左上になるように,下敷きを移動します。
    下敷きの移動は,[表示]-[下敷き移動]を選択します。

    [図データ]

  8. 書式のレイアウトを設定する。

(2) 注意事項