7.3.3 帳票印刷命令

<この項の構成>
(1) jsvwadrv関数の発行順序
(2) jsvwadrv関数
(3) リンケージ時の注意事項

(1) jsvwadrv関数の発行順序

jsvwadrv関数の機能と発行順序を次の図に示します。

図7-12 jsvwadrv関数の機能と発行順序

[図データ]

(2) jsvwadrv関数

jsvwadrv関数の形式を次に示します。

[図データ]

(a) リターン情報

共通インタフェース領域のxmap_com_rtnにリターン値が設定されます。リターン値を次に示します。

(b) インタフェーステーブルの取り込み方法

XMAP3で用意しているインタフェーステーブル(jsvwatbl.h)をAPに取り込む場合,#include指示語を使用します。

[図データ]

ただし,jsvwatbl.h中のインタフェーステーブルは,構造体の形式などを定義しており,#include指示語によってAPに実領域は取られません。このため,AP中でインタフェース領域を取る必要があります。インタフェースを取る例を次に示します。

(例)
[図データ]

インタフェーステーブルを次の図に示します。

図7-13 インタフェーステーブル

[図データ]

(c) オープン要求

jsvwadrv関数を使用する場合,帳票を出力したい端末に付けた仮想端末名称単位にオープン要求をします。複数の仮想端末をオープン要求する場合,インタフェース領域は各仮想端末に用意する必要があります。一つのAP(プロセス)内で同時にオープンできる端末数の上限は15個です。

(例)
[図データ]
(d) クローズ要求

仮想端末をクローズします。オープン要求,および出力要求で使用したインタフェースを引き継いで使用します。

(例)
[図データ]
(e) 出力要求

オープン要求した仮想端末へ帳票を出力します。オープン要求で使用した共通インタフェース領域を引き継いで使用します。

(例)
[図データ]

(3) リンケージ時の注意事項

ライブラリには,次に示すファイルを指定する必要があります。

Visual C++ .NET,Visual C++ 6.0の場合
XMAP3インストール先¥Lib¥X3mwdr32.lib
Visual C++ 5.0の場合
XMAP3インストール先¥Lib¥V3Compatible¥X3mwdr32.lib