10.2.1 日立COBOL使用時のトラブル

注意
エラーコードの「KCCC」は,COBOL85では「KCCB」となります。
<この項の構成>
(1) コンパイル時の主なエラー
(2) リンク(MAKE)時の主なエラー
(3) 実行時の主なエラー

(1) コンパイル時の主なエラー

表10-2 コンパイル時の主なエラー

エラー意味対処方法
KCCC3015C-Sデータ名,または変数名に不当な文字を指定していることが考えられる。データ名,および変数名を見直す。

(2) リンク(MAKE)時の主なエラー

表10-3 リンク(MAKE)時の主なエラー

エラー意味対処方法
LNK1104または
LNK1181
アプリケーション実行時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。コンパイル環境のPCにXMAP3の開発モデルがインストールされているか確認する(CALL文のインタフェースで作成したアプリケーションの場合はリンケージ環境)。

(3) 実行時の主なエラー

表10-4 実行時の主なエラー(日立COBOLのコンソール画面)

エラー意味対処方法
KCCC5008R-Sエラーコードで示すエラーがXMAP3で発生した。帳票印刷時のエラーコードを見て対処する。エラーコードの詳細は,「付録E リターンコードの詳細」を参照のこと。
KCCC3417R-Sサービス名称不足。