7.1.1 XMAP3での帳票出力の基本

<この項の構成>
(1) APインタフェースの種類
(2) APインタフェースの概要

(1) APインタフェースの種類

XMAP3実行支援には,四つのAPインタフェースがあります。

図7-1 APインタフェースの種類

[図データ]

解説
  1. COBOL言語仕様に取り込まれた言語インタフェースです。日立COBOLで使用できます。すべてのOSで共通です。
  2. COBOLのCALLインタフェースで呼び出す方法です。日立COBOLなど,標準CALLインタフェースを持つCOBOL言語から使用できます。
  3. C言語インタフェースです。XMAP3共通のC言語用APインタフェースです。また,PCおよびWSで共通の文法です。
  4. PC専用の汎用APインタフェースです。COBOL,C言語以外の言語用APインタフェースです。

(2) APインタフェースの概要

帳票用APでのXMAP3を使用するときの命令を次の表に示します。

表7-1 XMAP3での帳票の出力の基本

要求日立COBOL
の命令
COBOLのCALL文C言語汎用AP
インタフェース
オープン最初のSEND文発行時'OPEN'要求'OPEN'要求XmapDrvCreateOpen
印刷要求SEND文'SEND'要求'SEND'要求XmapDrvSend
クローズDISABLE文,
GOBACK文,
EXIT
PROGRAM文,
CANCEL文,
APのSTOP RUN
'CLOS'要求'CLOS'要求XmapDrvClose
注※
一つのAP(プロセス)内で同時にオープンできる端末数の上限は15個です。

帳票用APとXMAP3の間で渡される情報を次の図に示します。

図7-2 XMAP3とAP間のデータのやり取り

[図データ]

注意
APからSEND命令を出しても,プリンタの解放やプログラムの終了処理などによって,印刷処理されないことがあります。