7.1.2 AP間でオープンを引き継ぐ場合

共通帳票を印刷する部分を別DLL化したり,プログラムが大きいので分割したりする場合などは,オープンをプログラム間で引き継がせることをお勧めします。 オープンを引き継ぐためには,日立COBOLの場合,プログラムを実行させるAP(ここではAP1)で環境変数「CBLTERMSHAR=YES」を指定しておきます。なお,「CBLTERMSHAR=YES」は,SENDインタフェースのときだけ有効です。CALLインタフェースでは無効になります。

オープンを引き継ぐことによって,AP1からAP2を呼び出すとき,AP1でのクローズ(日立COBOLのときDISABLE文の発行)およびAP2でのオープンは発生しません。そのため帳票印刷の時間が短くなります。

図7-3 アプリケーション間でオープンを引き継ぐ場合

[図データ]