プログラム中で使用されている命令は,具体的にXMAP3をどのような状態にするのか,またプログラミング言語別に,どのような文や関数が使用されているかを示します。
一般に,プログラムの中で「オープン」「出力」「クローズ」と呼ばれている命令に対して,XMAP3ではどのような状態なのかを次の表に示します。
表7-2 プログラムの命令文とXMAP3
命令文 | XMAP3の状態 |
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オープン | XMAP3が使用できる状態になります。 利用するスプールおよびドライバを確保します。 |
出力 | 物理マップ名※1,出力先※2,出力データを渡して,印刷要求や実行結果をリターンコードとして返します。 |
クローズ | XMAP3が使用できない状態になります。 利用していたスプールやドライバを解放します。 |
XMAP3に対する命令を日立COBOLで表現する場合を次の表に示します。
表7-3 日立COBOLでの表現
命令文 | 日立COBOLでの表現 |
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オープン | 明示的にはない。 プログラム中の最初のSEND文が発行された場合,「オープン」を仮定します。 |
出力 | SEND文 |
クローズ※ | DISABLE文 |
COBOLのCALL文やCなどの関数呼び出しで,「オープン」「出力」「クローズ」命令を実行できます。