ここでは,XMAP3を使用したシステムでのCOBOLのAPのコーディング方法について説明します。コーディングをする前に,次の準備をしてください。
- APを格納するためのフォルダを用意する
ソースプログラムやコンパイル後に生成される作業ファイルを格納するフォルダを用意します。開発環境に合わせてフォルダを分類し,作成位置や名称を決めます。
- XMAP3の標準提供ファイルから,必要なファイルをコピーする
XMAP3では,APの作成に必要な登録集原文を標準提供しています。上記で作成したフォルダにコピーするか,登録集原文が格納されているフォルダを日立COBOLのコンパイラオプションの環境変数(CBLLIB)でパスを指定して使用することをお勧めします。このとき,コーディングのひな型であるAPパターンもあわせてコピーしておきます。
標準提供の登録集原文を次に示します。
- 動的変更テーブル(X3modtbl.cbl)
出力論理マップの初期化に使用する定数や修飾名が指定されています。
- インタフェース領域(Jsvwatbl.cbl)
CALL文で帳票を印刷するときにパラメタとして使用するインタフェース領域が指定されています。