論理マップには,出力論理マップがあります。出力論理マップは,固定部と可変部で構成されていて,APからプリンタに出力するデータを格納します。
また,ドローセットアップの論理マップ属性ダイアログで「定数部への論理マップ長出力」か「定数部の別ファイル出力」を指定したときだけ,定数部が生成されます。「定数部の別ファイル出力」を選んだときは,定数部だけが別ファイルに出力されます。
論理マップの構成を次の図に示します。
図5-1 論理マップの構成
![[図データ]](figure/zu940100.gif)
- 論理マップ固定部
論理マップ固定部は,論理マップの先頭に必ず生成される領域です。この領域には,論理マップ全体の長さである論理マップ長を格納します。
- 論理マップ可変部
論理マップ可変部は,実際にAPとプリンタとの間で受け渡されるデータを格納する領域です。この領域に格納されるデータには,次に示す論理データと制御データがあります。
- 論理データ
APとプリンタ上の可変項目やメニューなどの各項目(オブジェクト)との間で実際に受け渡されるデータです。
- 制御データ
実際に表示される文字以外のデータです。例えば,印刷部数を指定するデータなどです。
- 定数部
定数部は,APを作成するときに制御項目に代入,または参照するカーソル定数やフォーカス定数などをテーブル化したものです。