1.1 XMAP3で作成できる帳票

XMAP3で作成できる帳票には,シリアルインパクトプリンタ用ページプリンタ用の2種類に大きく分けられます。シリアルインパクトプリンタ用として作成できる帳票には,けい線帳票(カット紙/連続紙),およびプレプリント帳票(カット紙/連続紙)があります。また,ページプリンタ用として作成できる帳票には,網掛け帳票グラフィック帳票,および書式オーバレイがあります。

なお,特に区別する必要がない場合,けい線帳票,プレプリント帳票,網掛け帳票,およびグラフィック帳票をまとめてマップ帳票と呼びます。

XMAP3で作成できる帳票の特長を次の表に示します。

表1-1 帳票の特長

プリンタの種類帳票の種別特長
シリアルインパクトプリンタ用マップ帳票けい線帳票文字とけい線の印字ができます。
配置は,行列単位で行います。
プレプリント帳票文字だけを印字します。
行列にとらわれない,プレプリント紙への自由な配置(ミリまたはドット単位)ができます。
ページプリンタ用網掛け帳票けい線帳票に加え,網掛けが使用できます(ただし,OCRは使用できません)。
配置は,行列単位で行います。
プリンタ以外にPDFファイルへも出力できます。
グラフィック帳票網掛け帳票に加え,円,円弧,斜め線,バーコード,OCR,イメージデータ,カラー文字などの印刷ができます。
行列にとらわれないで,自由に配置できます。
プリンタ以外にPDFファイルへも出力できます。
書式オーバレイ固定部分(書式)は,グラフィック帳票と同じオブジェクトが配置できます。可変部分には,APからの行データが,オーバレイされて印刷されます。
プリンタ以外にPDFファイルへも出力できます。
注※
書式オーバレイはOLTPサーバ構成,XMAP3/Web,およびXMAP3/Web for Cosminexusの環境では利用できません。