配置した出力フィールドなどを強調したり,表を作成したりするときに使用します。
けい線は,けい線帳票,網掛け帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイで使用できます。また,けい線(直線および斜め線)の種類は,帳票によってそれぞれ異なります。帳票ごとに使用できるけい線を次に示します。
けい線の種類 | けい線帳票 | 網掛け帳票 | グラフィック 帳票 | 書式 オーバレイ |
---|---|---|---|---|
直線(縦,横) | ○ | ○ | ○ | ○ |
斜め線 | - | - | ○ | ○ |
表けい線の枠 | ○ | ○ | ○ | ○ |
表けい線の繰り返し | ○ | ○ | ○ | ○ |
次に,帳票ごとにけい線の内容について説明します。
けい線の配置として,ます目の中央に引く(帳票上半角1文字分を占める)占有けい線と,ます目に沿って引く(半角1文字分を占めない)非占有けい線のどちらかを指定できます。占有けい線と非占有けい線は,けい線帳票属性ダイアログで指定します。
占有けい線の縦けい線は,ます目(けい線情報)の中央に引かれます。横けい線は,ます目の中央から引かれます。
非占有けい線の縦けい線は,ます目の左側に引かれます。横けい線は,ます目の左側から右側まで引かれます。
また,非占有けい線では,帳票の最右端(論理ページ(レイアウト領域)の右端の列の右側)に縦けい線を引けません。このような場合,次の方法で縦けい線を引きます。
けい線は,横けい線の始点,交点,終点,および各行の縦けい線に半角文字で1文字分のけい線情報用の領域を占有します。横けい線は,けい線を行の上段に引くときは下側,行の下段に引くときは上側にけい線情報用の領域を占有します。ただし,ページプリンタのグラフィック帳票では,このようなけい線情報を意識しないで配置できます。けい線のけい線情報を次の図に示します。
図4-1 けい線のけい線情報
けい線の属性として,線の種類および線の太さを指定できます。
けい線の属性として,線の位置,線の種類および線の太さを指定できます。
グラフィック帳票および書式オーバレイでは,次のオブジェクトが使用できます。
けい線の属性として,線の位置,線の種類および線の太さを指定できます。
けい線の種類,太さを次に示します。なお,印刷結果は印刷モードやプリンタドライバによって,異なることがあります。
《けい線の種類,および線の太さ》
[表示]-[ます目配置]のチェックを外すことで,自由な位置にけい線を引けます。
グラフィック帳票のレイアウト画面では,横けい線(下)または横けい線(中央)(「線の位置」で「下」または「中央」が設定されている横けい線)を移動すると,移動カーソルは行の上側に表示されますが,けい線は行の下側または中央に引かれます。
また,フレームに配置されている横(下)けい線をクリックすると,けい線の繰り返しは解除されます。
グラフィック帳票のけい線ダイアログで,動的変更を指定すると,表示属性(文字を強調するための点線や二重線など)をAP実行時に変更できます。APでは,表示属性を変更するデータ項目にXMAP3が用意する修飾名をセットすると,実行時に表示属性を変更できます。標準の修飾名と表示属性を次に示します。
修飾名 | 表示属性 |
---|---|
ヌル(NULL)またはデータ | 定義時の属性 |
DB | 二重線に変更 |
DT | 点線に変更 |
DS | 破線に変更 |
SL | 実線に変更 |
IV | けい線を引かない |
ただし,斜め線の属性は変更できません。表示属性はドローセットアップで修飾名ごとに設定します。ドローセットアップの設定についてはマニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
表示属性を変更するデータ項目にデータ有無コード(データがないことを示す1バイトコード)をセットすると,標準の表示属性で印刷します。