9.2.8 MODATR02部品を使用したフィールド属性およびけい線属性の変更

ページプリンタのグラフィック帳票では,帳票印刷時にフィールド属性(強調,網掛け,抹消線など)や,けい線の種別(引くまたは引かないなど)を変更できます。

ここでは,けい線の属性変更について説明します。

<この項の構成>
(1) 処理の概要
(2) 書式定義上のポイント
(3) AP作成上のポイント
(4) コーディング例

(1) 処理の概要

DBなどから何行分かの印字データを読み込みます。そのあと,印字データのある行にだけ横けい線を引くようにします。印字データのない行については,横けい線を引きません。

図9-7 けい線の属性変更処理

[図データ]

(2) 書式定義上のポイント

作成する書式の基になる定義サンプルを次に示します。

(3) AP作成上のポイント

作成するAPの基になるAPパターンおよびAP部品を次に示します。

このAP部品は,フィールド属性変更およびけい線の属性変更の両ケースに対応できるようになっています。使用するケースに合わせて使い分けてください。この例では,けい線の属性変更だけを使用します。

(4) コーディング例

この例題のソースプログラムを'MDLINPC.cbl'として標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。

[図データ]

  1. マップ名の変更
    プログラム中の'¥¥¥111'を'MDL1PC'に,'XX'を'6G'に変更します。
  2. 動的変更用テーブルの取り込み
  3. 印字データの設定
  4. AP部品「MODATR02」の取り込み
    6行分,横けい線を引きます。
  5. 帳票の印刷