XMAP3では,帳票のレイアウト(定義)とAPの処理を分離したマッピング方法を採用しています。このため,帳票を設計する際には,帳票のレイアウト定義とコーディング作業とを分離できます。帳票の定義とAPとを独立させることで,プログラムを効率良く作成できます。
帳票を定義すると登録集原文が「論理マップ」として生成されます。XMAP3で生成された論理マップを,APでCOPY文で取り込んで使用すれば,効率良くAPを開発できます。データ名をあらかじめ決めておくことで,レイアウト定義で配置したオブジェクトの位置を意識することなく,APをコーディングできます。
マップ帳票のレイアウト定義とAPの関係を次の図に示します。
図1-1 マップ帳票のレイアウト定義とAPの関係
APで行データファイルを指定すれば,行データに定義した書式がオーバレイ印刷されます。書式レイアウト定義時に行制御データや書式イメージファイルが出力されるため,レイアウト定義の情報を意識することなく,APをコーディングできます。
書式オーバレイのレイアウト定義とAPの関係を次の図に示します。
図1-2 書式オーバレイのレイアウト定義とAPの関係