例題に沿って,連続紙を使用した印刷制御と帳票定義との関連について説明します。
連続紙に対して帳票の間隔を空けないで,データをベタ打ちで出力します。用紙のミシン目とは関係なく,帳票が印刷されます。なお,プリンタに印刷モードとしてGDIを使用しているときは,連続紙へのベタ打ちはできません。
帳票定義前に,表示・印刷セットアップダイアログで,標準の印刷ページ長(POPAGE)が0になっていることを確認しておきます。
また,ドローを使用して,次のように定義します。
表示・印刷セットアップダイアログについては,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
連続紙に対して,ドローで定義した印字領域が実際の用紙のページ(ミシン目からミシン目)より短いとき,表示・印刷セットアップでページ長を指定する必要があります。このとき,帳票の印刷は,常にミシン目の先頭から数えて開始されます。なお,改ページの動作は,XMAP3が制御する設定とプリンタに任せる設定から選択できます。改ページの動作をプリンタに任せる設定にした場合,実際の改ページ量はプリンタに依存します。
帳票定義前に,表示・印刷セットアップダイアログで,改ページの動作をXMAP3が制御する設定にしておきます。また,表示・印刷セットアップダイアログで,連続紙のミシン目の間隔を,1ページの長さとして設定しておきます。ミシン目の間隔が279.4mm(11インチ)の場合,印刷ページ長(POPAGE)×印刷行ピッチ(POLNPC)が279.4mm(11インチ)になるように指定します。
改ページの動作,印刷ページ長および印刷行ピッチの指定例を次に説明します。
この指定によって,66 × 4.23mm(1/6インチ) ≒ 279.4mm(11インチ)となり,ミシン目の間隔を279.4mm(11インチ)に設定できます。なお,8LPIのときは,印刷ページ長の行数が偶数になるように,指定してください。
表示・印刷セットアップダイアログについては,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
また,ドローを使用して,次のように定義します。
帳票定義前に,表示・印刷セットアップダイアログで,改ページの動作をプリンタに任せる設定にしておきます。
改ページの動作の設定方法を次に説明します。
印刷領域が,表示・印刷セットアップで指定した用紙の長さと同じ場合,印刷動作に「印刷後改ページ」を指定しても改ページされません。次のページの先頭に位置づけられます。