3.5.2 出力する行データの決定

書式と合わせて出力する行データの出力様式(文字サイズ,印刷したい行間隔など)を決定します。行データの出力様式を制御する行制御情報は,書式と行データ属性をドローで定義すると,決定されます。文字サイズと文字間隔は,AP(COBOLではCHARACTER TYPE句)での指定がない場合,ドローの定義に従います。行間隔については,必ずドローの定義に従います。また,行データだけを印刷するときでも,けい線や固定文字列などを何も指定していない空の書式を作成する必要があります。定義できる文字サイズや行間隔のパターンについては,「3.5.3 印刷様式(定義パターン)の決定」を参照してください。

行データは,文字列の単位に文字サイズ,文字の間隔,文字の拡大などの属性が指定できます。文字サイズや,文字の間隔を文字列の単位で変更すると,文字が書式で設定する基準ます目に配置されない場合があります。このため,行データの属性も書式設計前に決定しておいてください。また,行の先頭文字が半角の場合と全角の場合では,行への文字の割り付け位置が異なります。一つの帳票では,すべての行の先頭文字を半角または全角で統一してください。なお,行データの表示属性はAPで設定します。