6.2.9 フレーム(明細行)の定義とAPの関連

複数の出力フィールドを1行としてまとめ,縦方向または横方向に反復します。APでは,この1行を集団項目として扱います。

表の1行に出力フィールドとして,「品名」「単価」「数量」「小計」「備考」から成る明細があります。これらの異なるフィールドをツールボックスの[フレーム(縦繰り返し)]でまとめると,1行とみなされ,行単位での縦反復ができます。

AP実行時のフレームを使用した印刷例を次の図に示します。

図6-12 フレームの例

[図データ]

<この項の構成>
(1) 帳票定義の概要
(2) 生成される論理マップ
(3) COBOLでのAP

(1) 帳票定義の概要

帳票定義の概要を次に示します。

  1. ドローを起動したあと,新規作成ダイアログの定義対象の選択で[ページプリンタ グラフィック帳票]を選択する。
  2. 帳票定義ウィンドウのツールボックスから[フレーム(縦繰り返し)]を使用して,フレームの位置とサイズ(10行分),データ名(「売上明細-」)を指定する。
  3. 配置したフレームの中に,出力フィールドとして5フィールドを指定する。
    定義項目定義内容
    「品名」用出力フィールド使用目的:日本語,長さ:15
    「単価」用出力フィールド使用目的:数字(ZZZZZ9),長さ:6
    「数量」用出力フィールド使用目的:数字(ZZZ9),長さ:4
    「小計」用出力フィールド使用目的:数字(¥¥,¥¥¥,¥¥9),長さ:10
    「備考」用出力フィールド使用目的:日本語,長さ:19

(2) 生成される論理マップ

マップ名がMAP003の場合
[図データ]

(3) COBOLでのAP

マップ名がMAP003の場合
[図データ]