8.1.3 帳票出力時のXMAP3とAPの関係

XMAP3から帳票を印刷する場合の,印刷形態とAPのコーディング内容の関係を示します。なお,ここではプログラミング言語として日立COBOLが使用されていることを仮定します。

<この項の構成>
(1) 同じ内容のものを複数枚印刷(コピー印刷)
(2) 同じ帳票レイアウトで中身が異なるものを複数枚印刷
(3) 異なる帳票を交互に印刷
(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

(1) 同じ内容のものを複数枚印刷(コピー印刷)

同じ内容のものを複数枚,印刷する場合です。例えば,3枚の帳票を印刷するときは,3回同じ印刷を繰り返します。スプールには,同じものが3部格納されます。なお,書式名称は,1回だけ指定します。

PDFファイルへ出力する場合,コピー印刷はできません。
[図データ]

(2) 同じ帳票レイアウトで中身が異なるものを複数枚印刷

[図データ]

書式オーバレイ名称は同じで,データを変えて3回改ページします。

(コーディング例)
[図データ]

(3) 異なる帳票を交互に印刷

[図データ]

(コーディング例)
[図データ]

(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

書式オーバレイで一つのAPから異なるプリンタに印刷する場合には,印刷するプリンタごとに印刷サービスをオープンし,印刷要求をします。

ただし,スタンドアロン印刷の場合には,複数の印刷サービスを同時にオープンすることはできません。そのため,プリンタを切り替えるときには,すでにオープン済みの印刷サービスを一度クローズしたあと,出力したいプリンタに対応する印刷サービスをオープンしてから印刷する必要があります。