9.2.3 GENREP01パターン(COBOL)を使用した複数種類の帳票印刷
(1) 処理の概要
注文書を印刷したあとで,商品管理台帳を印刷します。
図9-2 2種類の帳票の印刷
![[図データ]](figure/zu070200.gif)
(2) 帳票定義上のポイント
作成する帳票の基になる定義サンプルを次に示します。
- 注文書の定義サンプル:PTABL5
- 商品管理台帳の定義サンプル:PTABL7
上記のどちらの帳票も,ページプリンタ 網掛け帳票用です。印刷部数は1部で指定してあります。
(3) AP作成上のポイント
作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。
- メインプログラムで使用するAPパターン名:GENREP01
- サブルーチンで使用するAP部品名:NXTREP01
このプログラムでは,帳票に出力するデータは固定データを代入して,「注文書」印刷後,無条件に「商品管理台帳」を印刷する仕様になっています。ファイルからデータを読み込む仕様にする場合は,別にコーディングを追加する必要があります。このほかに,AP作成時には,印刷データがない場合に出力論理マップをクリアする処理を追加する必要があります。
(4) コーディング例
この例題のソースプログラムを'PRTPAGES.cbl'として標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。
![[図データ]](figure/hd070200.gif)
- マップ名の変更
プログラム中の'¥¥¥111'を'PTABL5'に,'¥¥¥333'を'PTABL7'に,'XX'を'6B'に変更します。
- 出力データの代入および部品パターン「NXTPRT01」の取り込み
- 帳票の印刷