付録D.1 帳票オブジェクトの制限値

けい線帳票,プレプリント帳票,網掛け帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイを定義するときの,サイズや個数の制限値およびオブジェクトの配置の規則を次の表に示します。

オブジェクトの個数やサイズの制限値は,381.0mm×279.4mm(15インチ×11インチ)の場合の論理上の値です。性能上の制約やほかのオブジェクトとの組み合わせによって,マップサイズの範囲または書式オーバレイのサイズは,実際にはこの値より小さくなる場合があります。また,「列」の単位は,基準ます目の1列を表します。

表D-1 帳票定義の制限値(共通)

オブジェクト制限値
マップ
サイズ
物理マップ32キロバイト※1
論理マップ32キロバイト※1
書式サイズ32キロバイト※1
レイアウトマージンハードマージン以上,50mm以内
レイアウト領域用紙の印字領域に収まる範囲(最大255列×127行)
レイアウトパターン,レイアウト部品の登録定義対象の種別ごとに32個2
帳票属性のコメント文字数:「帳票名」は40文字(半角の場合)。ただし,テスト支援の遷移図に適用されるのは12バイトまでです。
「コメント」は56文字(半角の場合)×4行。ただし,ドキュメンテーション支援の「マップ一覧」と「帳票属性」に適用されるのは1行目だけです。
オブジェクトのコメント文字数:40文字(半角の場合)。
注※1
制限値は,マップ生成時にチェックされます。
注※2
ただし,レイアウト部品は「連続紙」と「カット紙」の合計で32個です。

表D-2 オブジェクトの配置規則

帳票配置規則
けい線帳票オブジェクトを配置する位置はます目に従います。ます目のサイズは帳票属性で指定する基準ます目に従います。
オブジェクトはレイアウト領域に収まるサイズで配置できます。
フレーム,けい線はほかのオブジェクトと重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトは重ねられません。
  • 各フィールド系オブジェクトは,上下左右に隣接できます。重なりはできません。
  • フレームは,けい線や矩形と重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトは重ねられません。
  • けい線・矩形は重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトは重ねられません。
横けい線はフィールドと同じ行の上下に配置できます。
プレプリント帳票オブジェクトを配置する位置は,[表示]-[ます目配置]がオンの場合はます目に従います。オフの場合は自由な位置に配置できます。ます目のサイズは帳票属性で指定する基準ます目に従います。
各オブジェクトはレイアウト領域に収まるサイズで配置できます。
すべてのオブジェクトは重ねて配置できます。
網掛け帳票オブジェクトを配置する位置はます目に従います。ます目のサイズは帳票属性で指定する基準ます目に従います。
オブジェクトはレイアウト領域に収まるサイズで配置できます。
フレーム,けい線はほかのオブジェクトと重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトは重ねられません。
  • 各フィールド系オブジェクトは,上下左右に隣接できます。重ねて配置はできません。
  • フレームは,けい線や矩形と重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトとは重ねられません。
  • けい線・矩形は重ねて配置できます。そのほかのオブジェクトとは重ねられません。
横けい線はフィールドと同じ行の上下に配置できます。
グラフィック帳票,
書式オーバレイ
オブジェクトを配置する位置は,[表示]-[ます目配置]がオンの場合はます目に従います。オフの場合は自由な位置に配置できます。ます目のサイズは,グラフィック帳票では帳票属性で指定する基準ます目に従います。書式オーバレイでは新規作成ダイアログで選んだパターンに従います。
オブジェクトはレイアウト領域に収まるサイズで配置できます。
すべてのオブジェクトは重ねて配置できます。

表D-3 けい線帳票およびプレプリント帳票定義の制限値

オブジェクト制限値
固定/出力フィールド1,日付/時刻フィールド,出力OCR1など総和で2,048個(推奨)
フレーム制限なし
けい線,矩形総和で2,000本(推奨)
出力バーコード1,024個(推奨)2
注※1
テキストまたは初期値に全角文字と半角文字を組み合わせて入力する場合,全角文字と半角文字の切り替え回数は最大で31回です。
注※2
最小サイズについては,「4.2.9 バーコードの設計」を参照してください。

表D-4 網掛け帳票定義の制限値

オブジェクト制限値
固定/出力フィールドなど総和で2,048個(推奨)
フレーム制限なし
けい線,矩形総和で2,000本(推奨)
網掛け1,000個(推奨)

表D-5 グラフィック帳票定義の制限値

オブジェクト制限値
固定/出力フィールド1,日付/時刻フィールド,出力OCR1など総和で2,048個(推奨)
フレーム制限なし
けい線,矩形,円,円弧,デリミタ線総和で2,000本(推奨)
固定/出力/連結出力バーコード総和で1,024個(推奨)2
固定/出力グラフィックそれぞれ127個。
サイズ:固定グラフィックは31KB/1オブジェクト。出力グラフィックは100KB/1オブジェクト(推奨)。
形式:ビットマップ(.bmp),メタファイル(.wmf),拡張メタファイル(.emf),JPEGファイル(.jpg,.jpeg)3
網掛け1,000個(推奨)
注※1
テキストまたは初期値に全角文字と半角文字を組み合わせて入力する場合,全角文字と半角文字の切り替え回数は最大で31回です。
注※2
最小サイズについては,「4.2.9 バーコードの設計」を参照してください。
注※3
使用できる画像形式は,JFIF準拠 ベースライン形式(基本DCT方式のJFIF01-01,およびJFIF01-02)だけです。

表D-6 書式オーバレイ定義の制限値

オブジェクト制限値
固定フィールド1など総和で1,024個(推奨)
けい線,矩形,円,円弧総和で2,000本(推奨)
固定グラフィックそれぞれ127個。
サイズ:固定グラフィックは31KB/1オブジェクト。出力グラフィックは100KB/1オブジェクト(推奨)。
形式:ビットマップ(.bmp),メタファイル(.wmf),拡張メタファイル(.emf),JPEGファイル(.jpg,.jpeg)2
網掛け1,000個(推奨)
注※1
テキストまたは初期値に全角文字と半角文字を組み合わせて入力する場合,全角文字と半角文字の切り替え回数は最大で31回です。
注※2
使用できる画像形式は,JFIF準拠 ベースライン形式(基本DCT方式のJFIF01-01,およびJFIF01-02)だけです。