画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編
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指定された書式をテキストファイル中の行データと重ねて印刷する書式オーバレイ印刷ユティリティの実行方法について説明します。このユティリティを利用することで,テキストファイルがあれば簡単に書式付き帳票を印刷できます。また,書式だけをテスト印刷することもできます。
- <この節の構成>
- (1) 書式オーバレイ印刷ユティリティコマンド
- (2) 使用例
![[図データ]](FIGURE/ZU031165.GIF)
書式オーバレイ印刷ユティリティコマンドは,次に示す方法のうちどれかの方法で実行します。
- スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]
- DOSプロンプト
- バッチファイル(拡張子:.bat)
- APからの実行
書式オーバレイ印刷ユティリティコマンドの形式を次に示します。
![[図データ]](FIGURE/ZU031180.GIF)
- -s 印刷サービス名
- 出力先の印刷サービス名を指定します。
- サービス名ファイルの詳細については,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
- -f 書式名
- 出力する書式名を指定します。書式名は,拡張子(.fmp)を除いた8文字以内の文字列で指定します。
- 書式名を省略したときは,Windows NT 4.0,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64の場合は環境変数「XMAP3_FMP」で指定した名称が仮定されます。
- テキストファイル
- テキストファイルの名称を指定します。テキストファイルは,ASCIIコードおよびシフトJISコードから構成されるファイルで,文字,数字,記号だけのファイルとします。制御コードは,改行,および改ページコードだけで,テキストファイルの先頭から行データとして印刷します。なお,有効となるのは,一行につき1,024文字までです。1,025文字以降は,入力しても無効になります。
- -T 書式名
- テスト印刷する書式名を指定します。書式名は,拡張子(.fmp)を除いた8文字以内の文字列で指定します。テスト印刷の場合は,必ず書式名を指定します。
- コマンド終了コード
- 書式オーバレイ印刷ユティリティコマンドの終了コードを次に示します。
- 0:正常終了
- 1:異常終了
- テスト印刷,またはAP実行環境で書式オーバレイをシリアルプリンタに印刷する場合,プリンタの設定が必要になります。表示・印刷セットアップのプリンタの種類で「ページ帳票/書式印刷」のプリンタを選んでください。
- テスト印刷の実行環境で,書式イメージファイルと行制御データファイルは,同じフォルダに格納してください。
- 書式オーバレイなしの行データだけの印刷はできません。ただし,何も定義していない空の書式を作成すると,行データだけの印刷ができます。
- 印刷時には,表示・印刷セットアップで設定したAP環境ファイル(X3MWDRV)のmapPathで指定されているフォルダが参照されます。mapPathで指定されているフォルダに指定した書式ファイルがない場合は,実行時フォルダが参照されます。
- 指定したテキストファイルの内容は,1行ごとに行データとして印刷されます。指定できる行データには上限があります。指定できる行データおよび1ページデータ量の上限値を算出する概算式については,「付録D.3(2) 使用言語がC言語の場合」を参照してください。なお,概算式での「項目データの数」は「1」となります。
次に,書式オーバレイ印刷ユティリティで出力した印刷例と指定例を示します。
![[図データ]](FIGURE/HD068000.GIF)
Visual Basicで作成した印刷ユディリティの指定例を示します。
![[図データ]](FIGURE/HD063000.GIF)
なお,XMAP3のインストール先\Samples\other\Vb\JYUTUKU.vbpに,Visual Basicの例題プログラムを提供しています。
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