画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編
定義パターンを選択すると,書式を用紙に印刷する領域(印字領域)の行数および列数が決定されます。書式の場合,印字領域は,用紙サイズからマージンを除いた領域です。書式は,印字領域の左上端(1行1列)を基点にレイアウトします。用紙と印字領域の関係を次の図に示します。
図3-17 用紙と印字領域の関係
ページプリンタでは,用紙に穴を開けることを想定しているため,マージンを設定して,印刷開始位置をずらせます。ユーザが設定するマージンを,マージンまたはソフトマージンといいます。
ソフトマージンに対して,プリンタドライバおよびプリンタ装置ごとに,ハード機構上,印刷できない領域(ハードマージン)があります。このハードマージンの値よりも小さいマージンを設定すると,ハードマージンが有効になります。このように,プリンタ機種によって印刷位置の先頭が異なるので,用紙の先頭行からの印刷はしません。ただし,PDFファイル出力の場合には,先頭行からの出力ができます。書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係を次の表に示します。
表3-45 書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係
| ドローの書式定義 | APの行データで 設定できる属性 |
印刷結果 |
|---|---|---|
| LPI(ます目) | − | 書式のLPI |
| 基準文字サイズ (ます目) |
5 | 5 |
| 7 | 7 | |
| 9 | 9 | |
| 12 | 12 | |
| 省略 | 書式で指定した値 | |
| 基準字間値 (ます目) |
0 | 0 |
| 1〜7 | 1〜7 | |
| 省略 | 書式で指定した値 | |
| 書体 | 標準,明朝体,ゴシック体,OCR | APで指定した値 |
| 拡大 | あり,なし | APで指定した値 |
行間隔とAPで指定できる文字サイズの組み合わせを次に示します。
| 行間隔 | 文字サイズ | |||
|---|---|---|---|---|
| 5ポイント | 7ポイント | 9ポイント | 12ポイント | |
| 3LPI | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 4LPI | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 6LPI | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 8LPI | ○ | ○ | × | × |
| 10LPI | ○ | ○ | × | × |
| 12LPI | ○ | ○※ | × | × |
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