(a)　プリンタの設定とXMAP3の帳票印刷との関係

Windows 95，Windows 98，またはWindows Meでのプリンタの設定（プリンタのプロパティの設定）と，XMAP3の帳票印刷との関係について次の表に示します。

表7-4　Windows 95，Windows 98，またはWindows Meのプリンタの設定とXMAP3の帳票印刷との関係

プリンタのプロパティ			印刷モード
分類	設定項目		GDI モード	PDL スルー
全般※1	コメント		−	−
	区切りページ		○	○
詳細	印刷先のポート		○	○
	印刷に使用するドライバ		◎	◎
	タイムアウト設定		○	○
	スプールの設定	「印刷ジョブをスプールし，プログラムの印刷処理を高速に行う」を選択（全ページのデータをスプール／1ページのデータをスプール）	○	○
		「プリンタに直接印刷データを送る」を選択	○	○
		データ形式※2	○	◎
共有	「共有しない」を選択		○	○
	「共有する」を選択		○	○
用紙	用紙サイズ		○	×
	印刷の向き		○	×
	給紙方法		○	×
	部数		○	×
	余白の編集		○	×
グラフィ ックス	解像度		×	×
	ディザリング		×	×
	濃度		×	×

（凡例）

◎：XMAP3の帳票印刷のために設定が必要。

○：XMAP3の帳票印刷時，設定が有効になる。

×：XMAP3の帳票印刷時，設定は無視される。

−：なし。

注※1

Windows 95では「情報」に該当する。

注※2

PDLスルーを使用する場合，スプールデータ形式に必ず「RAW」を設定する。

(b)　注意する必要がある設定内容

Windows 95，Windows 98，またはWindows Meのプリンタのプロパティで，特に注意する必要がある設定内容を次に説明します。

• 区切りページ
  プリンタのプロパティの「スプール形式」で「EMF」を指定し，さらにXMAP3の印刷モードにGDIを採用する場合に有効になります。なお，XMAP3の表示・印刷セットアップで設定するオプション「スプール書き出し単位」で「1ページ毎」を選択した場合は，ページごとに区切りページが付加されるようになります。
  
• 印刷先のポート
  印刷先のポートには，プリンタの出力先を指定します。通常は，XMAP3の帳票印刷のために印刷先のポートを変更したり，ポートを追加したりする必要はありません。
  通常，PCに直結しているプリンタの場合「LPT1」となります。共有プリンタへ印刷する場合は，ここには共有プリンタ名を指定します。通常，共有名は「\\相手先PC名\\相手先PCで設定した共有名」となります。
  
• スプールの設定
  XMAP3の印刷モードにPDLスルーを採用する場合，「プリンタに直接データを送る」を選択してはなりません。
  また，印刷モードをLIPSスルー，ESC/P，または日立製インサータで使用する場合，PDLスルーのデータ形式をスプールに格納することを示す「スプールデータの形式」に「RAW」を設定する必要があります。
  また，JP1/NPSと連携する場合には，スプールデータの形式は必ず「EMF」を設定してください。このとき利用できる印刷モードはGDIだけです。PDLスルーは使用できません。
  
• 共有する／共有しない
  他PCからプリンタ共有による印刷をする場合，「共有する」を選択します。この場合，他PCから参照される共有名を必要に応じて付けることができます。他PCからプリンタを共有する場合は，「\\自PC名\\共有名」となります。
  
• 用紙サイズ，印刷の向き，給紙方法，部数
  XMAP3の印刷モードにPDLスルーを採用する場合，およびページプリンタでGDIを採用する場合，用紙の設定については，XMAP3での設定が有効になります。ただし，シリアルインパクトプリンタで印刷モードにGDIを採用する場合は，プリンタのプロパティの設定が有効になります。
  
• 余白の編集
  XMAP3の印刷モードにGDIを採用する場合，設定を変更しないでください。PDLスルーの場合，この設定は無視されます。
  

(a)　プリンタの設定とXMAP3の帳票印刷との関係

Windows NT，Windows 2000，Windows XP，Windows Server 2003，またはWindows Server 2003 x64でのプリンタの設定（プリンタのプロパティの設定）と，XMAP3の帳票印刷との関係について次の表に示します。

表7-5　Windows NT，Windows 2000，Windows XP，Windows Server 2003，またはWindows Server 2003 x64のプリンタの設定とXMAP3の帳票印刷との関係

プリンタプロパティ		印刷モード
分類	設定項目	GDIモード	PDLスルー
全般	ドライバ	◎	◎
	区切りページ	◎	◎
ポート	印刷するポート	◎	◎
デバイスの設定	給紙方法	○	×
	用紙の割り当て	○	×
	フォントカード	○	×
	フォントの割り当て	○	×
	ハーフトーンセットアップ	○	×
スケジュール	セパレータファイル	○	○
	ポートを直接印刷する	○	×
	スプール中にジョブを印刷する	○	×
	標準設定	○	×
セキュリティ	アクセス権	○	○
	監査	○	○
	所有権	○	○

（凡例）

◎：XMAP3の帳票印刷のために設定が必要。

○：XMAP3の帳票印刷時，設定が有効になる。

×：XMAP3の帳票印刷時，設定は無視される。

(b)　注意する必要がある設定内容

Windows NT，Windows 2000，Windows XP，Windows Server 2003，またはWindows Server 2003 x64のプリンタのプロパティで，特に注意する必要がある設定内容を次に説明します。

• スプールの設定
  XMAP3の印刷モードにPDLスルーを採用する場合，「プリンタに直接データを送る」を選択してはなりません。
  
• 共有する／共有しない
  他PCからプリンタ共有による印刷をする場合，「共有する」を選択します。この場合，他PCから参照される共有名を必要に応じて付けることができます。他PCからプリンタを共有する場合は，「\\自PC名\\共有名」となります。