17.3.4 ドローセットアップでの指定

XMAP3では,開発する画面・帳票のアプリケーションとのインタフェースを統一するため,項目の制御情報や論理マップ属性の内容を統一するようになっています。

次に示す内容については,インポート機能での変換時に,パネル定義文の内容をPCでの設定に置き換えます。したがって,変換を実行する前に,個々のパネル定義文の内容から,統一した設定を決めてください。決定した内容は,ドローセットアップで設定します。

また,論理項目名についても統一されるため,アプリケーションプログラムの変更が必要になる場合があります。

ドローセットアップの操作手順については,「4. ドローセットアップ機能による環境設定」を参照してください。

注※
パネル定義文中にある動的変更属性の有無についてはインポートされますが,動的変更属性の内容は「17.3.4(3) 項目の表示属性動的変更」に示す適用オブジェクトグループの内容となります。
また,ドローセットアップで修飾名をすべて削除,または適用外としている場合,動的変更属性を設定できません。したがって,このような設定環境で,動的変更属性を定義したパネル定義文をインポートしても,「動的変更なし」としてインポートされます。
なお,カーソル制御やフォーカス制御は,ドロー上で動的変更の有無を指定できないため,パネル定義文での指定に関係なくドローセットアップの設定が有効となります。
<この項の構成>
(1) イベント通知コード
(2) 画面の表示属性動的変更
(3) 項目の表示属性動的変更
(4) 制御項目属性
(5) 論理マップ属性

(1) イベント通知コード

CTLFLD文(TYPE=INC)PHSEG文(INCオペランド)の内容は,[イベント通知コード]ダイアログで設定します。パネル定義文でイベント通知コードを指定していても,その指定内容はインポートされず,ドローセットアップでの設定が有効となります。

[図データ]

ドローセットアップでイベント通知コードを設定する手順を説明します。

  1. [イベント通知コード]ダイアログを表示させる
  2. CTLFLD文の内容を設定する
  3. 「通知コードのデータ名」にNAMEオペランドの内容を,「通知コードの長さ」にLNGオペランドの内容を指定します。
  4. PHSEG文のINCオペランドの内容を設定する
  5. 「確定キーを押した時」または「プッシュボタンなどを押した時」でINC種別を選択し,下部の変更欄にINC定数の内容を指定します。

イベント通知コードとドローセットアップとの対応を次の表に示します。

表17-8 イベント通知コードとの対応

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタ設定個所設定内容
CTLFLD
(TYPE=
INC)
NAME名称イベント通知コード通知コードのデータ名
LNG長さ通知コードの長さ
PHSEGINC
(INC種別)
PF1~84確定キーを押した時ファンクション
1~84
ENTER送信
BREAK割り込み
SCRNスクリーン表示
PA1~3PA1キー~PA3キー
PF85~95プッシュボタンなどを押した時上から順番に85~95に相当
PF96(指定できない)
*OTHER
INC
(INC定数)
文字列変更欄通知コード
(凡例)
-:なし。

(2) 画面の表示属性動的変更

CTLFLD文(TYPE=CNTRL)PHSEG文(MODCTLオペランド)の内容は,[表示属性の動的変更]ダイアログで設定します。

[図データ]

また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。

[図データ]

CUI画面の表示属性とドローセットアップの対応を表17-9に,GUI画面の表示属性とドローセットアップの対応を表17-10に示します。

表17-9 表示属性との対応(CUI画面)


パネル定義文
ドローセットアップ
オペランドパラメタダイアログ名個所1設定内容
CTLFLD
(TYPE=
CNTRL)
NAME名称表示属性の動的変更
(データ名タブ)
ウィンドウ属性の動的変更(名称)
LNG長さ修飾名の設定修飾名長2(長さ)
PHSEGMODCTL修飾名修飾名の設定修飾名2(修飾名)
ERASE表示属性の
動的変更
(ウィンドウ
属性タブ)
表示形態全面書換
WRITE一部上書
ERWRT自動
FRKBキーボードロック状態を解除する(チェックする)
NOFR(チェックしない)
ALRMウィンドウを表示した時にアラームを鳴らす(チェックする)
NOALRM(チェックしない)
RESTF入力フィールドの扱い入力データをAPに返す
ERUNP入力データを消去する
IGNRTF入力データを変更しない
注※1
ダイアログでの,パラメタを指定する項目です。括弧内は,その項目で指定する内容です。
注※2
[修飾名の設定]ダイアログの「動的変更の種別」で,「ウィンドウ属性」を選んでから設定してください。

表17-10 表示属性の対応(GUI画面)

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタダイアログ個所1設定内容
CTLFLD(TYPE=CNTRL)NAME名称表示属性の動的変更(データ名タブ)ウィンドウ属性の動的変更(名称)
LNG長さ修飾名の設定修飾名長2(長さ)
CTLFLD(TYPE=WINPOS)NAME名称表示属性の動的変更(データ名タブ)位置属性の動的変更(名称)
LNG長さ修飾名の設定修飾名長3(長さ)
PHSEGMODCTL修飾名修飾名の設定修飾名2(修飾名)
ERASE表示属性の動的変更(ウィンドウ属性タブ)表示形態全面書換
WRITE一部上書
ERWRT自動
FRKBキーボードロック状態を解除する(チェックする)
NOFR(チェックしない)
ALRMウィンドウを表示した時にアラームを鳴らす(チェックする)
NOALRM(チェックしない)
RESTF入力・選択状態の扱い未入力・未選択
ERUNP初期状態
IGNRTF状態を維持
MODPOS修飾名修飾名の設定修飾名3(修飾名)
RT表示属性の動的変更(位置属性タブ)XY位置右上
LT左上
RD右下
LD左下
CC中央
RC(指定できない)
LC
CT
CD
(凡例)
-:なし。
注※1
ダイアログでの,パラメタを指定する項目です。括弧内は,その項目で指定する内容です。
注※2
[修飾名の設定]ダイアログの「動的変更の種別」で,「ウィンドウ属性」を選んでから設定してください。
注※3
[修飾名の設定]ダイアログの「動的変更の種別」で,「位置属性」を選んでから設定してください。

なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。

表17-11 画面表示属性の動的変更ありとみなされるパネル定義文(CUI画面)

オブジェクト定義必須の文やオペランド制御項目名
ウィンドウ属性CTLFLD TYPE=CNTRL
PHSEG MODCTL=パラメタ
ドローセットアップで指定した名称
&C1 MODCTL PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=CNTRL
PHSEG MODCTL=&C1
注※
表のセル単位に記述されているパネル定義文は,すべて定義されている必要があります。

表17-12 画面表示属性の動的変更ありとみなされるパネル定義文(GUI画面)

オブジェクト定義必須の文やオペランド制御項目名
ウィンドウ属性CTLFLD TYPE=CNTRL
PHSEG MODCTL=パラメタ
ドローセットアップで指定した名称
&C1 MODCTL PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=CNTRL
PHSEG MODCTL=&C1
ウィンドウ位置属性CTLFLD TYPE=WINPOS
WINDOW CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODPOS=パラメタ
注※
表のセル単位に記述されているパネル定義文は,すべて定義されている必要があります。

(3) 項目の表示属性動的変更

XMAP3では,次の表に示すWSの画面の機能を,コマンドコントロール候補選択コントロール,およびキャラクタコントロールに分類しています。

表17-13 オブジェクトの分類

WSの画面の機能定義文XMAP3の分類
メニューテキストMNUTXT文コマンドコントロール
固定プッシュボタンCNSPBT文
固定ラジオボタンCNSRBT文候補選択コントロール
可変ラジオボタンVARRBT文
固定チェックボタンCNSCBT文
可変チェックボタンVARCBT文
可変単一選択リストVARSLS文
可変複数選択リストVARMLS文
出力テキストボックスOUTTXT文キャラクタコントロール
入出力テキストボックスINTXT文
オプションメニューOPMTXT文
可変項目VARFLD文
ポップアップフィールドPOPFLD文
注※
定義文のオペランドに指定した内容に応じて,適用オブジェクトグループを選択します。

これらの機能の表示属性動的変更(定義文のMODATTRオペランド,MODLSオペランド,またはMODBTオペランドで示される)を設定する方法を説明します。

(a) 設定の手順

具体的な指定内容は,「(b) 設定する内容」を参照してください。

  1. [表示属性の動的変更]ダイアログを表示させる

    [図データ]

  2. それぞれの分類に相当するタブを選択する
  3. 表示属性動的変更の内容を設定する
    キャラクタコントロールの場合
    オペランドの設定内容に応じて「適用オブジェクトグループ」を選択してから,[更新]ボタンをクリックします。
    [表示属性の動的変更の更新]ダイアログが表示されるので,表17-16および表17-17に示す内容に従って設定します。
    設定したら[OK]ボタンをクリックして,[表示属性の動的変更]ダイアログに戻ります。
    コマンドコントロールまたは候補選択コントロールの場合
    (b) 設定する内容」に従って,内容を設定します。
  4. [OK]ボタンをクリックする
    設定内容が登録されて,ダイアログが閉じます。

また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。

[図データ]

(b) 設定する内容

各ダイアログで設定する内容を説明します。

キャラクタコントロールの適用オブジェクトグループを表17-14,および表17-15に示します。

表17-14 パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応(CUI画面)


パネル定義文
適用オブジェクト
グループ
オペランドパラメタ
LOGFLD文
(TYPE=INOUTまたはINを指定)
LNGのピクチャ指定Eまたは9数字系キーエントリ
CODEKまたはN日本語系キーエントリ
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=INOUT
またはINを指定)
ATTRNUMまたはPIC数字系キーエントリ
KEIS日本語系キーエントリ
KANAカナ系キーエントリ
ALPH英数系キーエントリ
MCR英数系キーエントリ
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=OUTを指定)
ラベル
(凡例)
-:なし。

表17-15 パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応(GUI画面)


パネル定義文
適用オブジェクト
グループ
オペランドパラメタ
LOGFLD文
(VARFLD,
POPFLD,
INTXT文に対応しTYPE=INOUTまたはINを指定)
LNGのピクチャ指定Eまたは9数字系キーエントリ/選択エントリ
CODEKまたはN日本語系キーエントリ
OUTTXT文ラベル
INTXT文ATTRKANAカナ系キーエントリ
NUMまたはPIC数字系キーエントリ/選択エントリ
ALPH英数系キーエントリ
MCR英数系キーエントリ
INTXT文
(POPUPが指定されていない場合)
ATTRKEIS日本語系キーエントリ
INTXT文
(POPUPが指定されている場合)
ATTRKEIS日本語系選択エントリ
OPMTXT文日本語系選択エントリ
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=INOUTまたはINを指定)
ATTRNUMまたはPIC数字系キーエントリ/選択エントリ
KEIS日本語系キーエントリ
KANAカナ系キーエントリ
ALPH英数系キーエントリ
MCR英数系キーエントリ
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=OUTだけを指定)
ラベル
POPFLD文ATTRKEIS日本語系選択エントリ
NUM数字系キーエントリ
KANAカナ系キーエントリ
(凡例)
-:なし。

項目の表示属性動的変更と,ドローセットアップの対応を表17-16,および表17-17に示します。

[図データ]

表17-16 項目の表示属性動的変更との対応(CUI画面)

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタダイアログ個所設定内容
CTLFLD(TYPE=ATTR)LNG長さ修飾名の設定修飾名長(長さ)
NAMEデータ名修飾名の設定データ名(データ名)
VARFLDMODATTR修飾名修飾名の設定修飾名(修飾名)
WHITE表示属性の動的変更の更新文字色
RED
GREEN
BLUE
MAGENTA
CYANIC
YELLOW
TRANS入力済み返す
NOTRANS返さない
REVERSE反転表示反転あり
NOREV反転なし
AUTOATN自動入力渡す
NOAUTO渡さない
MENTER入力必須エラーにする
NOMENTERエラーにしない
MCHECK詳細目的モジュラスチェックあり
NOMCHECKモジュラスチェックなし
SKIP遷移条件自動スキップ
RJUST手動スキップ・右寄せ
MFILL手動スキップ・全桁必須
OVF手動スキップ
DARK非表示属性文字だけ非表示
PROT入力可否入力不可
NOPROT入力可能

表17-17 項目の表示属性動的変更との対応(GUI画面)

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタダイアログ個所設定内容
CTLFLD
(TYPE=ATTR)
LNG長さ修飾名の
設定
修飾名長(長さ)
NAMEデータ名修飾名の
設定
データ名(データ名)
VARFLD,
POPFLD,
INTXT,
OUTTXT,
OPMTXT
MODATTR修飾名修飾名の
設定
修飾名(修飾名)
WHITE表示属性の
動的変更の
更新
文字色
RED
GREEN
BLUE
MAGENTA
CYANIC
YELLOW
BLACK
TRANS入力済み返す
NOTRANS返さない
REVERSE反転表示反転あり
NOREV反転なし
AUTOATN自動入力渡す
NOAUTO渡さない
MENTER入力必須エラーにする
NOMENTERエラーにしない
MCHECK詳細目的モジュラスチェックあり
NOMCHECKモジュラスチェックなし
SKIP遷移条件自動スキップ
RJUST手動スキップ・右寄せ
MFILL手動スキップ・全桁必須
OVF手動スキップ
DARK非表示属性文字だけ非表示
PROT入力可否入力不可
NOPROT入力可能
CNSRBT,
VARRBT,
CNSCBT,
VARCBT,
VARSLS,
VARMLS
MODBT
または
MODLS
DEFAULT表示属性の動的変更
(候補選択コントロール)
フォーカス設定(チェックする)
NODEF(チェックしない)
TRANS選択済みにする(チェックする)
NOTRANS(チェックしない)
PROT不活性(チェックする)
NOPROT(チェックしない)
MNUTXT,
CNSPBT
MODBTまたはMODLSDEFAULT表示属性の動的変更
(コマンドコントロール)
フォーカス設定(チェックする)
NODEF(チェックしない)
PROT不活性(チェックする)
NOPROT(チェックしない)

なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。

表17-18 項目の表示属性の動的変更ありとみなされるパネル定義文(CUI画面)

オブジェクト定義必須の文やオペランド1制御項目名
可変フィールド
(出力,入出力を含む)2
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 出力専用の場合,「APが渡す項目のデータ名」と同じになる。
  • 入力,および入出力の場合,「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる。
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
注※1
表のセル単位に記述されているパネル定義文は,すべて定義されている必要があります。
注※2
16進数による直接指定の動的変更(CTLFLD TYPE=(ATTR,X))の場合,動的変更なしとしてインポートされます。

表17-19 項目の表示属性の動的変更ありとみなされるパネル定義文(GUI画面)

オブジェクト定義必須の文やオペランド制御項目名
出力テキストCTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが渡す項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
入出力テキスト
(ポップアップを含む)
CTLFLD TYPE=ATTR
INTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
INTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
コンボボックスCTLFLD TYPE=ATTR
OPMTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
OPMTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
メニューリストCTLFLD TYPE=ATTR
MNUTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
CTLFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
プッシュボタンCTLFLD TYPE=ATTR
CNSPBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
固定
ラジオボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
CNSRBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
可変
ラジオボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
VARRBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
RBTBOX文で指定したLOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
固定
チェックボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
CNSCBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
可変
チェックボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
VARCBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
単一選択
リストボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
VARSLS CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
複数選択
リストボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
VARMLS CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
可変フィールド
(出力,入出力を含む)
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 出力の場合「APが渡す項目のデータ名」と同じになる
  • 入力,または入出力の場合「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
ポップアップ
フィールド
CTLFLD TYPE=ATTR
POPFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
  • 「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
POPFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
注※
表のセル単位に記述されているパネル定義文は,すべて定義されている必要があります。

(4) 制御項目属性

制御項目属性は,CTLFLD文(TYPE=INC,ATTR,(LNG,X)以外)の内容に相当します。GUI画面の場合は[カーソルとフォーカス]ダイアログで,帳票の場合は[コピー枚数動的変更のデータ名]ダイアログで設定します。

(a) CUI画面の制御項目属性

CUI画面の制御項目属性は,[カーソル]ダイアログで設定します。

[図データ]

CUI画面の制御項目属性とドローセットアップとの対応について,次の表に示します。

表17-20 制御項目属性との対応(CUI画面)

パネル定義文設定個所
オペランドパラメタ
CTLFLD
(TYPE=OUTCURS,L)
NAME名称カーソル制御項目1
CTLFLD
(TYPE=OUTCURS,X)
NAME名称出力データ名2
CTLFLD
(TYPE=INCURS,X)
NAME名称入力データ名2
注※1
「論理カーソル」を選択してから設定してください。
注※2
「行列(2進)カーソル」を選択してから設定してください。

(b) GUI画面の制御項目属性

GUI画面の制御項目属性は,[カーソルとフォーカス]ダイアログで設定します。

[図データ]

GUI画面の制御項目属性とドローセットアップとの対応について,次の表に示します。

表17-21 項目の表示属性との対応(GUI画面)

パネル定義文設定する個所
オペランドパラメタ
CTLFLD
(TYPE=OUTCURS,L)
NAME名称カーソル制御項目1
CTLFLD
(TYPE=FOCUS,L)
NAME名称フォーカス制御項目
CTLFLD
(TYPE=OUTCURS,X)
NAME名称出力データ名2
CTLFLD
(TYPE=INCURS,X)
NAME名称入力データ名2
注※1
「論理カーソル」を選択してから設定してください。
注※2
「行列(2進)カーソル」を選択してから設定してください。

(c) 帳票の制御項目属性

帳票の制御項目属性は,[コピー枚数動的変更のデータ名]ダイアログで設定します。なお,設定する時は,ダイアログの「アプリケーションでの印刷枚数指定領域の生成」をチェックしてください。

[図データ]

帳票の制御項目属性とドローセットアップとの対応について,次の表に示します。

表17-22 制御項目属性との対応(帳票)

パネル定義文設定する個所
オペランドパラメタ
CTLFLD
(TYPE=COPIES,X)
NAME名称データ名

網掛け帳票およびグラフィック帳票のコピー枚数属性は,動的変更属性ありでインポートされます。

(5) 論理マップ属性

論理マップ属性は,LOGSEG文(CLEARオペランド,CODERRオペランド,LITRLオペランド,GENRTオペランド)CTLFLD文(TYPE=(LNG,X))PHSEG文(NULLオペランド)の内容です。ドローセットアップの[論理マップ属性]ダイアログで設定します。

[図データ]

論理マップ属性とドローセットアップとの対応を表17-23,および表17-24に示します。

表17-23 論理マップ属性との対応(画面)

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタダイアログの設定個所設定内容
LOGSEGCLEARNO初期クリア文字なし
FILL埋字
LOWLOW(X'00')
HIGHHIGH(X'FF')
SPACEスペース
ZEROゼロ
CODERRNOエラー通知文字なし
FILL埋字
LOWLOW(X'00')
HIGHHIGH(X'FF')
SPACEスペース
ZEROゼロ
LITRLSEP定数部の別ファイル出力(チェックする)
NOSEP(チェックしない)
上記以外(指定できない)(指定できない)
GENRTSEG定数部への論理マップ長出力(チェックする)
NOSEG(チェックしない)
上記以外(指定できない)(指定できない)
PHSEGNULLNOデータ消去通知文字なし
FILL埋字
LOWLOW(X'00')
HIGHHIGH(X'FF')
SPACEスペース

表17-24 論理マップ属性との対応(帳票)

パネル定義文ドローセットアップ
オペランドパラメタ設定個所設定内容
LOGSEGLITRLSEP定数部の別ファイル出力(チェックする)
NOSEP(チェックしない)
上記以外(指定できない)(指定できない)
GENRTSEG定数部への論理マップ長出力(チェックする)
NOSEG(チェックしない)
上記以外(指定できない)(指定できない)