4.1.2 ドローセットアップで設定できる項目

ドローセットアップで設定する各項目について説明します。なお,これから説明する表中の区分は,次の区分コードを使用します。

上記区分の詳細については,「4.1.1(2) 設定項目の区分」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 運用管理者用の設定
(2) ドローの設定

(1) 運用管理者用の設定

システム全体に関する設定項目を次の表に示します。この設定項目は,運用管理者が設定することをお勧めします。

表4-1 運用管理者用の設定項目

機 能設定内容の概略区分
運用管理者用の設定マップ展開形式リトルエンディアン用マップを展開/ビッグエンディアン用マップを展開C
マップ名の長さ6文字/7文字
ドロー操作対象レイアウトパターンの登録・更新を許可するかどうか
レイアウト部品の登録・更新を許可するかどうか
修飾名の設定動的変更の種別
修飾名
データ名
修飾名長
C言語のデータ名を小文字に変換するかどうか
コメント
注※
ドローセットアップでのマップ展開形式の設定は,ユティリティのマップ生成機能を使用したマップ生成時には有効となりません。マップ生成の環境設定での設定が必要です。また,この設定の変更時には,ユティリティのセットアップ情報反映機能で既存の定義ファイルに対し,変更内容を反映する必要はありません。

(2) ドローの設定

(a) 画面定義に関する設定項目

定義対象「GUI画面」および「CUI画面」の設定項目を次の表に示します。なお,GUI画面とCUI画面に共通する項目の中でも,有効となる項目は,定義対象によって異なります。

表4-2 画面定義に関する項目

設定項目設定内容の概略区分
論理マップ
属性
入力テキスト・
フィールド共通
※1
初期クリア文字C
データ消去通知文字
エラー通知文字
論理マップ
展開形式
入力データ長格納領域の生成※1
定数部の別ファイル出力
定数部への論理マップ長出力
定義した位置の昇順に生成
接頭語を付加する
論理マップ可変部の集団項目化
使用目的別データ型※1キーエントリ入出力テキスト
/入出力フィー
ルドの使用目的
データ型A
埋字
桁寄せ
日付テキスト・フィールドデータ型
時刻テキスト・フィールドデータ型
ラベル出力テキスト/
フィールドの
使用目的
データ型
埋字
桁寄せ
出力日付時刻テキスト/出力日付時刻フィールドデータ型
選択エントリポップアップ/コンボボックス埋字
スピンボックスデータ型
イベント
通知コード
通知コードのデータ名C
通知コードの長さ
制御キーを押した時対象
通知コード
プッシュボタンなどを押した時対象
通知コード
カーソルと
フォーカス
(CUI画面の場合は,カーソル)
フォーカスをカーソルと同時に制御するC
カーソル・フォ
ーカス制御項目
入力データ名
出力データ名
カーソル制御
項目
論理カーソル入力データ名(論理)
出力データ名(論理)
行列(2進)
カーソル
入力データ名(行)(列)
出力データ名(行)(列)
フォーカス制御
項目
入力データ名
出力データ名
表示属性の標準値キーエントリテキストの種別(入出力テキスト,入出力日付テキスト,入出力時刻テキスト,入出力フィールド,入出力日付フィールド,入出力時刻フィールド)A
使用目的
テキストの種別
の使用目的ごとの設定
表示方法
遷移条件
詳細目的
反転表示
背景色
文字色
文字の書体
ラベルテキストの種別(固定テキスト,出力テキスト,出力時刻テキスト,出力日付テキスト,予約テキスト2,固定フィールド,出力フィールド,出力時刻フィールド,出力日付フィールド,予約フィールド2
使用目的
テキストの種別
の使用目的ごとの設定
表示方法
反転表示
背景色
文字色
文字の書体
テキスト揃え
選択エントリ種別(ポップアップテキスト,ポップアップフィールド,コンボボックス,スピンボックス)※3
種別ごとの設定表示方法
遷移条件
反転表示
背景色
文字色
文字の書体
メニュー動作
候補選択コントロール種別(リストボックス,ラジオボタン,チェックボタン,トグルフィールド)
種別ごとの設定文字の書体
文字色(リストボックスの場合はボックスの文字色)
背景色
ラベル色
トグル種別
トグル色
不活性(選択できない状態にする)
自動スキップ
背景色
ボタンの表示方法
プッシュボタンプッシュボタン
の設定
文字の書体
フォーカス遷移
背景色
文字色
ボタンの表示方法
不活性(選択できない状態にする)
ウィンドウ属性ウィンドウ属性
の設定
表示形態
入力・選択状態の扱い
キーボードのロック状態
アラーム音
モジュラスアルゴリズム
表示属性の
動的変更
キャラクタ
コントロール
適用オブジェクトグループB
設定する修飾名
選択した修飾名の現在の設定表示方法・入力可否属性
表示方法・非表示属性
遷移条件
詳細目的(モジュラスチェック)
反転表示
背景色
文字色
入力済み
自動送信
入力必須
ワンタッチクリア
候補選択
コントロール
設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
表示方法
不活性(選択できない状態にする)
フォーカス設定(フォーカスをボタンに位置づける)
選択済みにする
コマンド
コントロール
設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
表示方法
不活性(選択できない状態にする)
フォーカス設定(フォーカスをボタンに位置づける)
ウィンドウ属性設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
表示形態
入力・選択状態の扱い
キーボードのロック状態を解除する
ウィンドウを表示したときにアラームを鳴らす
位置属性設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
XY位置
Z位置
確定キー4属性設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
キー押下無効
データ名制御項目のデータ名ウィンドウ属性の動的変更
位置属性の動的変更
確定キー属性の動的変更
注※1
・データ型はcharで固定です。
・埋字と桁寄せは次のとおりです。
《使用目的:数字》埋字:スペース 桁寄せ:右
《使用目的:金額,数値》埋字:ゼロ 桁寄せ:右
《使用目的:日本語,カナ,英数,ポップアップ/コンボボックス》埋字:スペース 桁寄せ:左
注※2
予約テキスト,および予約フィールドは,OLTPサーバ構成で使用できる機能です。OLTPサーバ構成は,XMAP3/NETおよびXMAP3/Enterprise Editionで使用できます。
注※3
メニュー部分の背景色の属性は設定できません。
注※4
OLTPサーバ構成の場合,確定キーには,TP1/NET/XMAP3の「次メッセージ要求キー」で使用していないキーを割り当ててください。

(b) 帳票定義に関する設定項目

定義対象「けい線/プレプリント帳票」,「網掛け/グラフィック帳票」および「書式オーバレイ」の設定項目を次の表に示します。共通な項目の中でも,有効となる項目は,定義対象によって異なります。

表4-3 帳票定義に関する設定項目

設定項目設定内容の概略区分
論理マップ
属性1
論理マップ展開形式定数部の別ファイル出力C
定数部への論理マップ長出力
定義した位置の昇順に生成
接頭語を付加する
論理マップ可変部の集団項目化
使用目的別
データ型(出力
フィールド)2
出力フィールド使用目的データ型A
埋字
桁寄せ
コピー枚数の動的変更のデータ名3アプリケーションでの印刷枚数指定領域の生成C
データ名
印刷ドキュメント名動的変更のデータ名1アプリケーションでの印刷ドキュメント名指定領域の生成C
データ名
表示属性の
標準値4
フィールドの種別(固定フィールド,出力フィールド,出力日付フィールド,出力時刻フィールド,予約フィールド5,出力OCR)A
使用目的
フィールドの
種別ごとの設定
文字色※6
文字の書体
文字の強調
テキスト揃え
表示属性の
動的変更3
フィールド設定する修飾名B
選択した修飾名
の設定
抹消線
文字の書体
文字の強調
網掛け
文字色※6
けい線設定する修飾名
選択した修飾名
の設定
けい線の種類
けい線の太さ
注※1
書式オーバレイは対象外です。
注※2
書式オーバレイは対象外です。
なお,C言語の場合は,次の値で固定となります。
・データ型はcharで固定です。
・埋字と桁寄せは次のとおりです。
《使用目的:数字,日本語,英数》埋字:スペース 桁寄せ:左
注※3
けい線/プレプリント帳票,および書式オーバレイは対象外です。
注※4
けい線/プレプリント帳票は対象外です。
注※5
予約フィールドは,OLTPサーバ構成で使用できる機能です。OLTPサーバ構成は,XMAP3/NETまたはXMAP3/Enterprise Editionで使用できます。
注※6
文字色は,グラフィック帳票だけに使用できます。