Windows NT,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64の場合,バッチファイルを使用して書式オーバレイ印刷する場合などに,書式名などの情報を環境変数で設定できます。環境変数に設定できる情報を次の表に示します。
表7-6 環境変数に設定できる情報
項目 | 環境変数名 | 指定値 |
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印刷サービス名称 | XMAP3_PSNAME | 14文字以内の文字列 |
書式名 | XMAP3_FMP | 8文字以内の文字列 |
書体指定 | XMAP3_FORMAT | 1/2/9 |
印刷部数 | XMAP3_COPIES | 1~32 |
印刷ドキュメント名 | XMAP3_DOCNAME | 259文字以内の文字列 |
- XMAP3_PSNAME(印刷サービス名)
出力先の印刷サービス名を指定します。ただし,日立COBOLの環境変数および日立COBOLのAPで印刷サービス名の指定がある場合は,その名称が優先され,環境変数で設定した名称は無効になります。
XMAP3/NETの場合は,サービス名ファイル(X3PHOST)のサービス名称と同じ名称を指定します。ただし,サービス名ファイルでサービス名称を設定していないとき,「#PRT」を設定するとプリントマネージャの標準プリンタが設定されます。このとき,標準プリンタがシリアルプリンタの場合は,プリンタ構成ファイルで標準プリンタをプリンタデバイス名「#PRT」として登録し,印刷モードにページプリンタ用のものを選択しておく必要があります。
- XMAP3_FMP(書式名)
出力する書式名を指定します。ただし,日立COBOLのAPで書式名の指定がある場合は,その名称が優先され,環境変数で設定した名称は無効になります。
書式名は,拡張子(.fmp)を除いた8文字以内の文字列で指定します。
ここで指定した書式名と同じ名称(拡張子は除く)の行制御データファイルが存在しない場合,65538((00010002)16)エラーとなります。
- XMAP3_FORMAT(書体)
出力する行データの書体を指定します。書体は,明朝体の場合「1」を,ゴシック体の場合「2」を,OCR体の場合は「9」を指定します。書体を省略した場合は,ドローの行データ属性で指定した書体が有効となります。
- XMAP3_COPIES(印刷部数)
同じ書式を複数枚印刷するときの印刷部数を指定します。印刷部数は,1~32の範囲で指定できます。印刷部数を省略した場合は,「1」が仮定されます。
なお,PDFファイルへ出力する場合,印刷部数の指定は常に無効となり,「1」が仮定されます。
- XMAP3_DOCNAME(印刷ドキュメント名)
出力する印刷ドキュメント名を指定します。印刷ドキュメント名は,259文字※以内の文字列で指定します。259文字を超える文字列が指定された場合,指定は無効となります。
- 注※
- 全角1文字は,半角2文字分として数えます。