ドローセットアップ機能は,ドロー機能で画面や帳票を定義するときに指定される属性の初期値やマップ生成の方式など,開発環境の設定を変更するためのものです。ドローセットアップでは,一般的な使用方法を想定した値があらかじめ設定されています。開発を始める前にこの標準値を確認し,必要な項目だけをユーザ環境に適した値に変更してください。
XMAP3のドローセットアップで設定する開発環境は,次のように大きく分類されます。
ドローセットアップで設定する各項目は,その設定内容が何に関係および影響するかによって,次の区分に分かれます。ドローセットアップでは,設定項目がどの区分であるかを十分に考慮しながら変更することをお勧めします。
A,B,およびCは,このマニュアルで使用する区分コードです。
ドローセットアップとドローの関係を次の図に示します。
図4-1 ドローセットアップとドローとの関係
ドローセットアップ機能の設定項目が,マップ定義ファイルに,どのように反映されるのか,マップ定義ファイルの新規作成,更新,およびユティリティ機能の「セットアップ情報反映」を利用した場合について説明します。
マップ定義ファイルを新規作成した場合は,設定項目が次の図のように反映されます。
図4-2 マップ定義ファイルの新規作成での設定項目の反映
マップ定義ファイルを新規作成した場合は,設定項目が次の図のように反映されます。
図4-3 マップ定義ファイルの更新での設定項目の反映
ユティリティ機能の「セットアップ情報反映」を利用した場合,設定項目が次の図のように反映されます。
図4-4 「セットアップ情報反映」を利用した場合の設定項目の反映
ドローセットアップの設定には,システム全体に係る項目があります。したがって,チームでの開発をする場合,画面や帳票を定義する方に対して設定を抑止するために,ドローセットアップのアイコンを削除してXMAP3を配ることをお勧めします。