帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
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蓄積印刷するときは,サーバの蓄積フォルダに印刷データを格納します。蓄積ファイルに印刷データを格納するには,サーバにEUR Print Manager - Report Serverが必要です。EUR Print Manager - Report Server 05-06以降で蓄積ファイルに格納できる印刷データファイルの種類は,EPF形式ファイルだけです。
蓄積ファイルを操作するには,EUR Print Manager - Report Server Adapterが必要です。
蓄積ファイルは,EUR Print Manager - Report Server AdapterのRS-ActiveX起動部品,RS-Java起動部品,またはRS-コマンド起動部品によって,次に示す操作ができます。また,蓄積管理GUIを使用しても同様の操作ができます。
蓄積ファイルの操作メソッド,および動作に関するプロパティについては,「2.3 蓄積ファイルの操作」を参照してください。蓄積管理GUIを使用した蓄積ファイルの操作については,「3.4 蓄積管理GUIの操作」を参照してください。
- 蓄積フォルダにある蓄積ファイルの一覧取得
サーバの蓄積フォルダ内にある蓄積ファイルの一覧を取得できます。ファイル一覧は,蓄積ファイルごとに次の情報を取得します。
- 蓄積フォルダからの相対パス
- 格納ファイル名
- 格納ファイルのページ数
- 作成日時
- 印刷結果 ※
- プリンタクラス名
- 注※
- メソッドを発行した時点で,最後に印刷を実行したときの結果です。蓄積拠点サーバ印刷の場合は「印刷データをスプールへ出力した結果」を指し,蓄積クライアント印刷の場合は「印刷データをクライアントPCへ配信した結果」を示します。
また,蓄積ファイルの一覧取得では,検索条件を指定してファイルだけを一覧で取得することもできます。指定できる検索条件を次に示します。指定されたすべての条件を満たす(AND)ファイルの一覧を取得します。
- ジョブID検索値
- 格納ファイル名
- プリンタクラス名
- 作成日時(開始・終了の範囲指定)
- ジョブ検索キー ※
- 注※
- ジョブ検索キーは,蓄積ファイルに対してユーザーが任意で設定できる検索項目です。蓄積するときに,検索キーの分類と値をペアにして,5個まで指定できます。設定されたジョブ検索キーを蓄積ファイルの一覧取得時に指定することで,対象の蓄積ファイルを検索します。検索時は,分類と値が共に一致する蓄積ファイルを検索します。
- 注意
- 蓄積ファイルの一覧を取得するときは,取得する情報数によって処理時間が異なります。一度に取得する件数は,10,000件までを推奨します。
- 蓄積ファイルの属性値取得
指定されたジョブIDに該当する蓄積ファイルの属性値を取得できます。取得できる属性値を次に示します。
- 蓄積ファイルが格納されているフォルダからの相対パス
- 蓄積ファイルに格納された印刷データの名称
- 蓄積ファイルに格納された印刷データのサイズ ※1
- 蓄積ファイルに格納された印刷データのページ数
- 作成日時
- 蓄積期限日
- 取得可否情報
- 印刷日時 ※2
- 蓄積を指示したマシンのIPアドレス
- 蓄積ファイルのフォーマットのバージョン情報
- 印刷実行回数
- 印刷上限回数
- 実行できる印刷方式
- 拠点サーバでの印刷時のプリンタ指定方法
- 拠点サーバ,またはクライアントPCでの印刷時のプリンタクラス名
- 拠点サーバでの印刷時のOS上のプリンタ名
- 拠点サーバでの印刷時のOS上のトレイ名
- 拠点サーバでの印刷時の帳票振り分け定義名
- クライアントPCでの印刷時のダイアログ表示モード
- クライアントPCでの印刷時のクライアントPCのIPアドレス
- クライアントPCでの印刷時のOS上のプリンタ名
- クライアントPCでの印刷時のOS上のトレイ名
- ジョブ検索キーの分類
- ジョブ検索キーの値
- 最後に実行した蓄積印刷の結果
- 履歴情報 ※3
- 注※1
- 蓄積ファイルに格納された印刷データ(EPF形式ファイル)を取得した場合,蓄積実行時および操作時の情報の一部をEPF形式ファイルに反映するため,属性値として取得したサイズと実際のファイルサイズとは異なります。
- 注※2
- 印刷結果に関係なく最後に印刷を実行した日時を指します。
- 注※3
- 蓄積ファイルに対して操作したときの履歴情報です。「蓄積ファイルの印刷」,「蓄積ファイルの取得」,および「蓄積ファイルの属性値の変更」を行ったとき,属性値に追加されます。取得される履歴情報を次に示します。
- ・操作種別(拠点サーバ印刷/クライアント印刷/ActiveXクライアント印刷/取得/変更)
- ・操作日時
- ・操作を指示したマシン(EUR Print Manager - Report Server Adapterが動作するマシン)のIPアドレス
- ・「属性値の変更」操作時の操作対象の属性名
- ・「属性値の変更」操作時の変更前の属性値
- ・「属性値の変更」操作時の変更後の属性値
- ・印刷実行結果
- なお,操作種別の「ActiveXクライアント印刷」は,属性値の変更で印刷結果を「1:印刷済み」または「2:印刷エラー」に変更した場合に設定されます。印刷結果を「0:未印刷」に変更した場合は,操作種別は「変更」となります。
- 蓄積ファイルの属性値変更
指定されたジョブIDに該当する蓄積ファイルの属性値を変更できます。変更できる属性値を次に示します。
- 蓄積期限日
- 取得可否情報
- 印刷上限回数
- 実行できる印刷方式
- 拠点サーバでの印刷時のプリンタ指定方法
- 拠点サーバ,またはクライアントPCでの印刷時のプリンタクラス名
- 拠点サーバでの印刷時のOS上のプリンタ名
- 拠点サーバでの印刷時のOS上のトレイ名
- 拠点サーバでの印刷時の帳票振り分け定義名
- クライアントPCでの印刷時のクライアントPCのIPアドレス
- クライアントPCでの印刷時のダイアログ表示モード
- クライアントPCでの印刷時のOS上のプリンタ名
- クライアントPCでの印刷時のOS上のトレイ名
- ジョブ検索キーの分類
- ジョブ検索キーの値
- 蓄積ファイルの取得
指定されたジョブIDに該当する蓄積ファイルを,蓄積時に指定したファイル名で任意のフォルダに取得できます。蓄積するときに蓄積ファイルの取得可否の属性を指定することで,蓄積ファイルの取得を許可するかどうかを制御できます。
- 蓄積ファイルの削除
指定されたジョブIDに該当する蓄積ファイルを削除できます。
- 蓄積期限切れ蓄積ファイルの一括削除
拠点サーバの蓄積フォルダ内にある蓄積期限切れ蓄積ファイルを検索して,一括削除できます。
蓄積期限切れ蓄積ファイルは,環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)でOPTIONセクションのESFAUTODELキーを設定することで,次に示すタイミングで自動的に削除することもできます。
- EUR Print Manager - Report Serverが起動されたとき
- EUR Print Manager - Report Serverが稼働するマシンの日付が変わったあと,EUR Print Manager - Report Serverに対して最初の要求があったとき
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