帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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14.2 クライアントコマンドのオプション一覧

クライアントコマンドが提供するオプションの一覧を次に示します。

表14-1 クライアントコマンドのオプション一覧

オプション 指定値 /rオプションの指定 内容
/e 印刷終了ページ 1〜999,999の数値で指定します。
範囲外の値を指定した場合,および/sオプションに指定した値より小さい値を指定した場合はエラーになります。
/eオプションの指定を省略した場合は,最終ページまで印刷されます。
/nomessage 印刷時にダイアログを表示しない場合(全自動印刷したい場合)に指定します。
/pr プリンタ名 80バイト以内の文字列で指定します。
/prc プリンタクラス名 80バイト以内の文字列で指定します。
/prオプションと同時に指定した場合は無視されます。
/r 帳票を自動印刷する場合に指定します。なお,/rオプションを指定した場合は,EPF形式ファイル名を必ず指定してください。
/rオプションの指定を省略した場合は,帳票をプレビュー表示します。
/s 印刷開始ページ 1〜999,999の数値で指定します。
範囲外の値を指定した場合,および/eオプションに指定した値より大きい値を指定した場合はエラーになります。
/sオプションの指定を省略した場合は,1ページから印刷されます。
/tr トレイ名 80バイト以内の文字列で指定します。
/prオプションと同時に指定した場合に有効になります。
/trオプションの指定を省略した場合は,/prオプションで指定したプリンタのデフォルトのトレイから給紙されます。
EPF形式ファイル名 EPF形式ファイル名をフルパスで指定します。
255バイト以内の文字列で指定してください。
EPF形式ファイルの指定を省略した場合は,ファイルを表示しない状態でEUR Print Manager - Clientが起動します。また,ファイルを複数指定するとエラーとなります。
なお,ファイルの拡張子はコマンド実行時の動作に影響しません。ファイルの拡張子が*.epfであっても,/rオプションを指定した場合は帳票が自動印刷されます。
(凡例)
○:/rオプションの指定が必須です。
△:/rオプションの指定は任意です。
−:該当しません。
注※
半角空白を含む値を指定する場合は,値を「"」で囲んで指定します。

<この節の構成>
(1) オプションを指定するときの注意
(2) 帳票の印刷先について

(1) オプションを指定するときの注意

オプションを指定するときの注意を次に示します。

(a) 大文字と小文字の区別

オプション,オプションの指定値,およびオプションに指定する文字列は,大文字と小文字を区別します。

例えば,/rオプションを「/R」と指定すると,エラーになります。

(b) 同一オプションを複数指定する場合

同じオプションが複数指定されている場合は,最後に指定されたオプションの値が有効となります。

(c) 無効なオプションが指定されている場合

無効なオプションが指定されていた場合は,エラーになります。

(2) 帳票の印刷先について

優先順位は次のとおりです。

  1. プリンタ名の指定(/prオプションで指定)
  2. プリンタクラス名の指定(/prcオプションで指定)
  3. EPF形式ファイルのプリンタクラス名情報
  4. OSのデフォルトのプリンタ

2.または3.で決定したプリンタクラス名が,クライアントPCのプリンタクラスとして設定されていない場合は,OSのデフォルトのプリンタに出力します。また,プリンタ名またはプリンタクラス名の指定によって決定したプリンタが存在しない場合はエラーになります。